あなたにロックオン!!
出会いは突然で行き違いから喧嘩をしても互いを求め合うような恋をする。
この言葉をどこかで聞いたことないだろうか?
愛する人と自分に愛をあげたとしても望んだ未来を手にするのには成長も笑顔も自信も必要で簡単には相手の心を奪えない。
それが恋をした人に与えられる試練である。
必ず恋をしたのなら試練を乗り越えないと互いに心は奪えない。
上を向け、下を向くな、自分を信じて歩みなさい。夜が開けないことはない。信じて歩めば自ずとこの先が見えるはず。自分次第で暗い道のりも明るくなっていくからその足で進みなさい。自分を信じて歩んだ者のみが理想とする景色へと足を踏み入れるのです。
弱さを持つのは仕方がないことかも知れないが、そのままでは隣で歩く人はいない。隣で歩く人には笑顔でいて欲しいと思うなら相手のためにも自分のためにもこの試練を乗り越えなければ夜は開けない。
『あなたが信じる未来は私たちの誰と共に歩む未来なのかな?』
「クソッタレが知るかそんな事がよー!?」
目が覚めた俺は部屋の電気をつけてテレビに映る女優を睨み付ける。
テレビに八つ当たりしてリモコンを投げつける。テレビに当たり転がるリモコンを蹴飛ばして着信音が鳴ったスマホを開き顔が青ざめる。
「いーやあああああぁ!?」
ラインを開くととあるアカウントに100件の通知があった。
「怖いって!? こんなにメール送る奴がいるか!?」
恐る恐るそのアカウントをタップしてスクロールするとそこには好きという文字で埋まっていて最後に、
『なんで返事くれないの、いますぐにあんたの家に行くからね・・・・・・?』
チャイムが鳴って凍り付いた目で玄関を見る。
鍵が開いた音が鳴って入ってきた女の子に叫んだ。
「なんで鍵持ってんだよ!? 光美!」
ゴトッと青白く光る包丁を落とした女の子は包丁を拾い上げようと屈み前髪の隙間から俺を覗いて口の端を三日月のように釣り上げる。
「こえーよっ!?」




