始まりの物語
1話職業選定
俺はレオン・アルフォート17歳 マゼッタ王国の元貴族だ。
貴族とはいっても狭い農地と1000人余りの農民がいるだけのいわゆる形だけ貴族実際はそこそこ金持ちの商人と変わらない、そんな俺がなぜ貴族でなくなってしまったのか、
12年前ーレオン・アルフォート5歳
サラ・アルフォート「レオン行きますよ」
ディック・アルフォート「レオン行くぞ」
レオン「はい父様、母様」
この国では5歳になると職の選定がある。平民は商人や鍛冶師などの普通職 貴族は剣士や魔術師など上級職と呼ばれる職につくのが良いと言われている。そして最後に、、
サラ「レオン着きましたよ」
ディック「降りるぞ」
サラ「レオンならいい職に選ばれるわ。だから緊張しないようにね」
ディック「貴族として国の為、民の為になる職になるのだぞ」
レオン「わかっています。父様」
サラ「あなたレオンをあまり脅かさないで」
ディック「わかっている、だが「うああぁぁぁぁ」
兵士「逃げたぞ!捕まえろ!」
少年「うあぁぁぁぁぁ嫌だぁぁぁぁぁぁぁ」
兵士「コラ!暴れるな!」
少年「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ディック「今年も出たか。」
サラ「仕方のないことですわ。彼の来世に祝福を。」
そうこれが最後の職 最下級職 奴隷
この職は奴隷以外に支配されるという職で一生奴隷ということが確定する職だ。なのでこの職になった者の家族には本人の意思に関係なく殺すか殺さないかの選択をさせる。さっきの少年は恐らくだが殺されるのだろう。僕は大丈夫だろうか、貴族で奴隷が出ると秘密裏に処分され産まれてこなかった事にされる。そんなのは嫌だ。
「レオン、レオン?聞こえていますか?」
レオン「はい、なんでしょう?」
サラ「大丈夫ですか?不安そうな顔をして?」
レオン「は、はい」
ディック「お前の番だぞ」
神官「さあこの水晶に手をかざしてください」
レオン「わかりました」
レオンが水晶に手をかざすと赤黒く水晶が光り始めた
レオン「、、なんだ、これ、」
神官「なんだこの色は!見た事がない!」
赤黒い光りは徐々に水晶から漏れ出しレオンにまとわりつく
レオン「神官様!どうすれば?!」
神官「わからない!だが手は離すな!どうなるかわからない!」
赤黒い光りは煙のようになり集まっていくそして狼のような竜のようなものになりレオンに襲いかかった。
レオン「うぁぁぁぁぁ」
レオンの意識は途切れてしまった。
レオン「う、う〜んここは?」
老婆「目を覚まされましたか。お体は大丈夫ですか?」
レオン「はいとくに痛むところは、すみませんがここはどこですか?」
老婆「王宮です」
レオン「え?」
老婆「王宮です」
レオン「なんで王宮に?」
老婆「私にはわかりません。」
そういうと老婆は部屋を出て行った。