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火山地帯に行こう。

「ふっ・・・このまま飛ぶぞ」

「はえっ?!」

甘い空気は何処に行ったのかな?!リガルド様が言い終わる前に、私達は魔王城から火山地帯に転移していた。


「あっつう?!」

熱風が吹き付けてきて目が溶けそうだよぉ!!身体強化!結界いい!!私が慌てている間に、リガルド様がサッと結界を張ってくれたよ。

ふぅ・・・風を起こして、結界内の温度を調節しているんだね。まだ暑いけど、このくらいなら耐えられる。

視界の先では焼けて赤くなった大地に、ドロドロ熱々の溶岩があちこちから噴き出している。地獄ってこんな感じかなぁ・・・?


「リガルド様、ありがとうございます!死ぬかと思いました!!」

「・・・俺より早く死ぬな」

リガルド様が真剣な顔で、私の顔に掛かった髪を優しく払ってくれた。わかりました!僕は死にましぇん!ですね?!

「長生きします!でも、けっこう熱いですね・・・長時間は居られないかもです!」

事前説明では水魔法を使っても、熱湯になって逆に危ないらしい。氷系が使えたら良いんだろうけど、長時間持続は魔力の減りが早いから、気をつけないといけないんだって!まあ、私は氷魔法使えないけどね!


「では、さっさと終わらせよう。少し歩くぞ」

リガルド様に手を引かれて、地獄(火山地帯)を歩いて行く。私の知識だとスライムって湧いて出てきて、何処までも追いかけて来るイメージなんだけど・・・。

「スライム出てきませんね?」

「?・・・火のスライムは、あそこだぞ」

リガルド様が指差した先に真っ赤な池があった。溶岩が溜まったその中に、何やら半透明の丸い小山があるんだけど・・・うん、察しました。

「え~っと・・・あの丸い小山みたいなのが、火のスライムで合ってますね・・・?!」


私の声に反応したのか、小山がゆっくりと半回転してピタリと止まった。透明な体?に切れ目が入って、2つの目玉がギョロリと・・・

「こっちを見たよぉ?!!えっ・・・?スライムって、こんなに大きかったですっけ?!」

「?・・・平均的なサイズだが、お前の世界では違うのか?」

「こんくらいですよ!」

私が両手でスライムの大きさを伝えると、リガルド様がフンッと鼻で笑った。

「そんな小さなサイズは見たこと無いぞ」

ああ・・・っ私達が話している間に、火のスライムが溶岩の池の中から転がって来る!!すんごい遅いけど・・・サイズが大きいから、それなりに近づいて来るよ!!


「リガルド様、倒し方教えて下さい!」

「火のスライムの中心部にある魔核を破壊すれば良い。あのサイズなら魔石を落とすだろう」

ちょっ・・・今、たぶんなって聞こえたんですけど!絶対落とすわけじゃないのかな?!

「・・・」

リガルド様をチラッと見たら、ニヤニヤしながら私を見ていた。ヒント無しかぁ・・・。火のスライムは透明な水饅頭の中に溶岩の餡が入ってる感じだよね。魔核は餡の中・・・あそこまで届く武器は持ってないし・・・。

「え~っと、水ぶっかけたらどうなのかな?・・・たくさん・・・」

ずっと前に見たテレビで・・・熱いものに水を掛けたら、爆発するって言ってなかったっけ?


「・・・先ずは結界の準備・・・水を掛けたら・・・結界を張る・・・」

よ、よし・・・イメージ出来たぞ・・・。私はウンディーネを呼び出して、火のスライムを包み込む×3倍の量の水をぶっ掛けた!

「・・・っ結界!!」

溶岩みたいに熱い体に水が触れて、水蒸気爆発を引き起こしたよ!膨張した体が膨れ・・・る前に、結界で閉じ込めれば・・・爆散しても大丈夫!

「・・・」

リガルド様の無言の視線が、私の後頭部に刺さってくるけど・・・気にしないでおくよ!火のスライムが消えた後には、私の両手の平くらいの大きさの魔石が落ちていた。見る角度によって色が変わる赤い魔石だ。


「ふぁ~綺麗!ファイヤーオパールみたい~!」

「素手で触ると熱いぞ」

リガルド様が皮手袋を履いた手で魔石を拾ってくれた。この魔石を水に入れれば、お湯が沸くのかぁ・・・てか、火魔法でもお湯作れるよね?!

「気づいたか」

「え・・・この時間っていったい・・・」

「お前がスライムに興味を持っていたからな。来ない方が良かったか?」

「・・・いえ!終わってみれば、面白かったです?!せっかくだから、この魔石で作った温泉に入りたいです!」


ちょっと汗かいちゃってるから、温泉に入ったら気持ち良いだろうな。この世界のスライムはデカいって事がわかったし・・・他の色のスライムも、大きいのか気になるね?!

リガルド様と手を繋ごうとした時、頭上でけたたましい鳴き声が響いた。声の方を向けば、此方に突っ込んで来る赤い・・・何?

「ギャウウ!!」

飛んで来た何かが、リガルド様が持つ魔石に齧りつこうとしたんだけど・・・目で追えない位の速さで、首根っこを掴まれたよね?!

「僕は死にましぇん」武田鉄矢さんのドラマです。知ってるかな~?

火のスライムのサイズはホノカ2人分の高さです^^;

近頃、気持ちが沈む出来事が重なってるんですが、気を取り直して頑張ります。

ブックマーク、評価、読んで下さってありがとうございます!励みになります^^


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