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お野菜を食べよう!

心が満たされた後は、お腹も満たしたいよね?

あの後・・・あの後は、あの後だよ?!自制心を取り戻した私は、外の畑を見に行ったんだ。そしたらさ、なんと植えたばかりの野菜たちが!収穫できるまでに育っていたんだよ!!

「う?!うわあああああ~い!!」

理論とかどうでも良いよ。異世界だし、何でも有りだもんね?!リガルド様に手伝ってもらって、収穫したよ!!

「す~は~・・・空気が美味しい?!もしかして、浄化が成功したのかな?!」

「お前の魔力を根こそぎ吸い取ったんだ、水の精霊が働かなければ、消していたところだ」

「消すって、ウンディーネを?いや、いやいやいや!それは止めて貰えて、良かったです!」


何はともあれ、採れたて野菜が食べたい!!大根と山芋を細切りにして、鰹節と柚子と麵つゆで作った、ポン酢を掛けた。

ルッコラに塩コショウ、オリーブオイルにホワイトビネガー、粉チーズを掛けて、焼いたピザ生地に挟んで食べる。

スライスしたトマトと水牛のチーズを交互に挟んで、塩コショウにオリーブオイルをかけて・・・。

「早く食べたい!いただきましょう!!」

野菜づくしの朝食に、眉を顰めたリガルド様だったけど・・・。


「・・・美味い」

「でしょう?!新鮮な野菜って、美味しいんですよ!!」

魔王様に野菜って、似合わないけどね?お肉とか甘い物ばっかり欲しがるから・・・野菜も美味しく食べて欲しかったんだ。

食べ終わって、私は満足したんだけど・・・リガルド様には、ちょっと足りなかったみたい。鞄からケン〇ッキーを4ピース出したら、おかわりを要求された。野菜もおかわりしてくれたら、良かったんだけどな?!


「今日は何をするつもりだ」

「う~ん・・・空気の浄化が済んだので、それを維持する為に木を植えたいですね」

魔の領土は何も無いからなぁ・・・先ずは緑化して、それから生き物をどうにかして集めたいよね。

「土はまだ浄化されていないぞ。木を植えても、魔力の残滓で歪んだ木に育つだろう」

あ?!土かぁ!上ばっかり見ていたよ・・・。そうだよね、土かぁ・・・土の妖精といえば、コロボックルだよね?!

「・・・違うぞ。土の浄化、樹木の管理が得意なのはノームだ」

「ノーム!何か、薄っすらと聞いたことある名前かも?!何処に行ったら、会えますか?」

「居場所に見当はつくが、今日は駄目だ。数日は大人しくしていろ」


「ええ~?!私、元気なんですけど!行けますよ?」

口を尖らせた私は、リガルド様に頬をぎゅっと潰された。ちょっ・・・今!絶対に、凄い変顔になってると思うんですけどおお?!!

「クッ・・・潰れた水魔物の様だな。俺も暇では無い。数日は連れて行けないから、城で時間を潰せ」

そう言って、リガルド様は部屋を出て行ってしまった。暇では無いって、お仕事が忙しいのかな?


「取り敢えず、部屋に戻って本でも読もうかな・・・?」

自室に向かって歩いていると、黒ちゃんが飛んで来た。わ~!何か、黒ちゃんに会うの久しぶりな気がする!

「黒ちゃ~ん!久しぶりだねぇ?!元気だった?」

黒くて丸い体を捕まえて、ギュッと抱きしめた。うん、安定の丸さ!会えたのが嬉しくて、頬ずりしちゃう。

黒ちゃんは嫌々するみたいに、身を捩って抜け出てしまった。赤い目を細めて、じっと私を見ている。


「なあに?どうしたの?」

黒ちゃんの体から、黒いお手手がにゅっと伸びてきて、私の手を掴んだ。そのまま、私の手を引くみたいにして飛んで行く。

どこに連れて行く気かな?通ったことが無い道を、ゆっくりと歩いて行くの・・・ちょっと楽しいな!


リガルド様に、お野菜って似合わないですが・・・頑張って食べているようです。

久しぶりに黒ちゃんが出てきて、私自身も懐かしさを感じています^^;


ブックマーク、評価ありがとうございます!嬉しいです^^

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