海底神殿に行こう!3
沢山の妖精さんに見つめられて、すごく嬉しいんだけど・・・気になるのは表情だよね・・・。
いつから見られてたんだろ?リガルド様にキス・・・されたところからだったら、めっちゃ恥ずかしい!!
心なしか、妖精さん達の表情が「やってられない」感がすごい。
「あ・・・ははっ・・・皆も、マカロン食べるかな?!」
私が乾いた笑顔で渡したマカロンを、妖精さん達が真顔で受け取った。ひと口齧って・・・あ、良かった!皆笑顔になったね!!食べ終わった妖精さん達が、にこにこ笑って集まってきてくれる。
「し・・・っ幸せ~~!!」
あ?!私と間違って、リガルド様に飛びついた子が捕まった・・・ああ!四肢をだらんと垂らした、あのお決まりのポーズをとっている!魔王様に捕まったら、取り敢えずあのポーズしとけ、みたいな感じなのかな?!
リガルド様の手から、その子を回収してマカロンを渡す。私を懐疑的に見てるけど、私は無害だからね?!
お花畑に腰かけて、妖精さん達がマカロンを食べ終わるまで、ニヨニヨしながら眺めていたんだ。
皆が満足してニコニコ顔になると、最初に出会った女の子の妖精さんが”おいでおいで”をしてから、神殿の方に飛んで行った。もしかして、ついておいでってことかな?!
私とリガルド様が立ち上がって歩き始めると、他の子達もふわふわと飛びながらついて来た。
「あ~ん!妖精さんに導かれてお散歩!夢みたいだなあ!!」
「顔がだらしないぞ・・・引き締めろ」
眉間に皺を寄せたリガルド様が、私の手を掴んで歩く。あわわ?!妖精の国で魔王様と手つなぎデート?!
私の顔はますます、デレデレに溶けていくのだった!
幸せな気分のまま神殿に辿り着くと、妖精さんが一斉に神殿の中に入っていった。なんだどうした?!と見ていると、神殿の中から水色のまばゆい光が、レーザービームのように放射された!
「うわ?!ま、眩しい!!目が・・・目がああああああ?!」
「・・・何をやっている?」
某アニメ作品の彼の真似をしていると、呆れ顔のリガルド様が私の手を引いて、神殿の中に入っていった。
神殿の中はさっき程眩しくはないんだけど、水色の光の粒子がクルクル踊るみたいに漂っている。
「さっきの光は何だったんでしょうか?」
白い大理石でできた神殿内は、とても静かで清廉な空気が流れている。
「光の発生元に行けばわかる。ほら、其処だ」
リガルド様が指差した方を見ると、いつの間に辿り着いていたのか、天井が丸いステンドグラスで飾られた広間に来ていた。
ステンドグラスの真下には、美しい羽衣を纏った女性の像が立っている。ステンドグラスから差し込む日の光が、キラキラと降り注いでいて・・・。
「すっごく綺麗!!キラキラ降り注ぐ光が・・・だんだん強くなってきたぁ・・・?!ああ!・・・女性の髪が、石からすごくナチュラルに・・・?!」
石像だった女性が、生身に変わっていく・・・?!降り注ぐ光の量が増えていき、足先まで血が通った瞬間に・・・女性が目をカッと見開いた!
「はんわああああああああああ?!!!!」
後光が差すように、弾けるブルーの光・・・!女性の背後から飛び出す妖精しゃん達?!両手を広げて弾ける笑顔で女性が言った。
「私にも甘いお菓子を、寄こしなさあああああいい!!」
私はあんぐり開いた口と、めいっぱい見開いた眼で、その光景を見つめるしかできなかったんだ・・・?!
ブックマーク、評価ありがとうございます!読んでいただいて嬉しいです^^
実家で大掃除の手伝い中につき、更新が遅れています。ごめんなさいです
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