表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500

池のボート

これが例のボートか...




僕は二人でボートに乗ることに憧れていた...


女性と一緒にボートに乗ることは、すごく楽しいだろうなと...




婚約を交わしたら、特定の公園の池で、二人乗りボートに乗らなくてはならない...


それがルール...


そしてそのボートというのが、この公園の、このボートだ...


その制度が始まってしばらく経つが、別れたカップルは半分に達していないという...


それにより初めて、乗ると別れるという都市伝説は間違っていると証明されたのだ...




彼女も楽しみだったみたいだ...


彼女はボートに乗った直後から、ヤケにはしゃぎだした...


安定感はあるが、ボートではあまり動かないで欲しい...


その揺れは、落とそうと思わない限り、起こることはないくらいの激しい揺れだった...


案の定、僕たちは池の中へと落ちていった...




冬の池の冷たさよりも何よりも、〈別れ〉という言葉が先に、僕の身体を通過していった...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ