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僕は海の底のダンジョンで眠り続ける  作者: 囮のイがラム
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作戦通りに海の底

全話の編集が終わりました。

内容を少し変えましたので

良ければもう一度読み返しをお願いします。


内容が繋がっていない箇所を

教えて頂ければ治します。

よろしくお願いいたします。

土煙から飛び出した1つの影。


カララは真っ直ぐに走る。

低い姿勢で爆走する。

その速さでなければ

スラコの触手から逃げれなかったのか?

と聞きたいほどの速度で。


僕らには魔法や遠距離攻撃が無い。

なので

良くある『素手で竜を倒してみた!』を

実践しなければならない。

海竜との距離は

先程のブレスを避けるために移動したせいで遠い。

しかも、海竜の攻撃を次々と回避して走らなければ。

海竜が攻撃をせずに

待ち構えてくれたら、、、。

だなんて、甘い考え通りにならない。


次々と海竜の攻撃が襲いくる!

が、カララは走りを止める事無く避けていく。


海竜の頭突きを

腕を地面に楔のように突き刺し

突き刺した腕を支点に方向転換し回避


とても太い尻尾の振り払いは

余裕の1回転横っ飛びで飛び越え

着地の衝撃を転がって消し

再び低い姿勢で走り始める


海竜は何度も尻尾を振るが

カララが近づくにつれて

繰り出す攻撃は徐々に大振りになり

荒くなっていく


予想的中!

不安と緊張と

肺に溜まっていた空気をゆっくりと吐き出す


ただ走ってるだけだが

僕が選んだ選択肢は有効のようだ。

僕がカララにした

1つ目の指示。


『一気に距離を詰める』


カードゲームなら

文章と数字が全てである


アクションゲームなら

倒せない。か

倒される事を前提に作られている


しかし、残念ながら

これは現実。

前に言ったように

竜とは最強の存在。

狩る側

食べる側

殺す側


竜の前で生き物がとる行動は

諦めるか

逃げるか

中には向かっていく者も居るかも知れないが

海の中で海竜に立ち向かう者は少ないと思う。


目の前の存在を『雑魚』として認識しているなら

なおさら『一気に距離を詰める』と

言う行動を見るのは新鮮だろう

体験した事は無いだろう。

言わば、初見殺し。


勝てるカードが揃っているなら

少しずつ削って殺すが、、、。

いや、無い物ねだりはやめよう、、、。

思考の海に引きずりこまれそうだ




マスターがボッーとしてる間に

カララは海竜のすぐ近くまでに到達していた。


そこまで距離は近く無かったが

早いなぁー。

2分かかってないぞ、たぶん

速度計でカララのスピードを測りたいが

まぁ、それは置いといて、、、。



さて、2つ目のカララへのアドバイス。

って言うか助言?予想?かな


次、海竜の切るカードに確信が持てる。

例えるなら

もし、素手で殺せない鬱陶しい蚊がいたら

みんなはどうするか?

答えは簡単。

殺虫スプレーを使う。だ

理由も簡単

何度もそれで殺してきたから。だ

一家に1つ!安心の範囲攻撃。


答え合わせ、と言う訳ではないが

海竜はカララの前で


鬱陶しい蚊を殺すため

海竜の口は本日3度目の光を放っていた。







んー、、、。

海竜がとる行動はわかっていたが

冷静にブレスの予備動作を見ると

うん、、穏やかで居られないな


本日3度目のブレス。

1度目と比べても変わりがない

と言うことはブレスに使用制限がある説は薄いかな?

思考中から眩しい光の邪魔が入る



海竜の魔方陣はうっすらと現れ始めていた。



カララはブレスの光に臆することなく

作戦の第2段階へと移行する。



いつでも回避できる姿勢から身体を前に傾けて

更に低くし

地面スレスレで走る。

避ける事は出来なくなった代償を払い

速度を更に上げる。



殺虫剤を持った人間に

虫はどんな行動をとれば効果的か。


今まで僕は虫のどんな行動に恐怖してたか。


突っ込んで来た事?

それは今している。

経験上、2番目の恐怖は速度を上げられる事。

あれは怖い。

人間だったらパニックになるが、、、。

海竜ではわからない。




回避を捨てた愚者の特攻。

その名に相応しいカララに

ついにブレスが降り注いだ



カララの急加速に

海竜は少しビクリと驚いたのか

ブレスの照準がズレて

攻撃が少し遅れた。


たかが『少し』されど『少し』

その少しの差でカララは届いた。

猛攻を避けて

ブレスをくぐり抜けて

海竜のすぐそこまでたどり着いた。


カララを追うようにブレスが迫っているが

殺虫剤を足元にぶちまける事は無いだろう。



なんたって、殺虫剤の有害さを知っているのだから。

海竜もブレスの威力を誰よりも知っているから

至近距離に放つ事はせずに

ブレスを止めるが

目と鼻先に対する

至近距離の攻撃を持たない海竜が戸惑っている隙に

身体に張り付いて両目を潰す。


それから、攻撃を回避して少しずつ削る。

スラコの攻撃を回避していた

カララなら出来るだろう。


作戦通り。

思惑通りに進む

あの竜族にカララが立ち回ってる。

僕らは戦うことが出来る!!

希望が湧いてくる

そして、共に涌き出る少しの慢心




いい気になっていた。

「身体に張り付いて!」と叫べば良かった。

『少し』の慢心で、、、


海竜のブレスは

至近距離でも止まる事なく

カララのたどり着いた場所に無慈悲に降り注いだ。


麻雀やゲームセンターのコイン落とし

PS4のゲームにハマって

作業が遅れてた。

なんて、言えない


はい!

すみませんでしたぁぁあー!!

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