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帑雨①

「じゃあ帑雨で」

「彼を裁くには過去を知る必要があります」


簡単に仕訳られると思いきや、ちゃんと確認はするんだ。

私は帑雨をつきっきりで、観察することにした。


こそりこそり、電柱の影に隠れながら尾行。

なにやら黒い木でできたベンチに座り、両手でスケブになにか描いている。


もしかして、泥棒だから絵画の贋作作りでもしてたとかかな。

とりあえず手が器用なことは間違いない。

しばらくして手がピタリと止まって、筆をしまう。


なにか気に入らないところがあったのか、スケブの紙を劇的なワンシーンの如く、タイムをためながら一枚はいで捨てた。


彼が去ったところで、私は紙を拾い中の絵を見る。すっごく真っ黒と灰色でできている。

まあここにはそんな色しかないが、建物しか描かれておらず。


たしかに被写体が風景と鬼くらいしかないけど、なんでこんなの描いたんだろう。

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