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The Third Eyes  作者: WAIESU
39/40

第六話プロローグ ―狭間― hazama

          

          

 闇。

          

          

 闇だ。

          

          

 沈んでいく。



 沈む?

 おかしい。



 闇ならば、

 そこには上下も高低もない。



 だが、

 沈んでいく。



 より深い闇へ、入り込んでいく。




 ――――ここは、何処だ?

          

          

 □



 人の記憶とは、時に脆いものだ。

     

     

 眠りにつく瞬間。

 睡眠の途中でふと、一時的に覚めた瞬間。


 そんな、ポッカリと空いた時間がある。


 当の本人は、全く気づかない。分からない。


     

 曖昧な瞬間は隠れてしまい、

 前後の物語が隙間を埋める。


     

 運が良ければ違和感を覚えるかもしれない。



 だが、その違和感さえ、次第に隠れていく。消えていく。



 隙間の無い、真っ直ぐな線ができる。



 真っ直ぐな。



 真っ直ぐな線。









 ――――パチンと、

                

                

           

         

          

          

          


 どこかで、線の切れる音が鳴った。

                

                

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