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客人
長くなくてすみません。力者4話です。
玉流は虎五朗と数秒目を合わせると、すぐさま自分の部屋を目指して歩き始めたが、虎五朗の一言でその足を止めた。
「待ちなさい玉流。客人が来ておるんじゃ。」
客人。玉流にとっては聞き慣れない言葉だった。そもそも外に出ることを許可されたのもつい最近の事だった上に、外に友達がいるわけでもない。そもそも、梟組から自分が出て来たところを見た人間は、まず自分に話しかけようとはしてこない。親にそう言われているのだろう。
とりあえず玉流は、流されるように最上階の部屋に向かった。
学校の授業中に、漢字の熟語や歴史の用語などにカタカナのルビをふるのにはまっています。低クオリティな上に痛々しいので公表はしませんが。