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迷い込んだ森

―-----私が迷い込んだのはとっても怖い森でした---------


ザワザワ


遠くからお祭りのにぎやかな音と光が伝わる


私はなんでここにいるんだろう


ー戻らなきゃー


私は浴衣なのにもかかわらず走った


「あっ」


浴衣の袖に入れておいたスマホが落ちる


その画面にはLINEのトークの場面が映し出されている


『今どこ?まだ家??』


付き合って3年の彼氏からだ


『今神社にいるよ?本堂で待ってる』


とっさにその言葉を送る


「いかなきゃ」


ザワザワ

にぎやかなお祭りの音。私はなぜかそれに安心感を懐いた


本堂。。。だよね


草原からコンクリートの地面に移ったとき、私は違和感があることに

気付く。


「あれ?」


足が不思議な感触。


ふと足元を見る


「噓」


そこにあったのは___


はだしの私だった


「噓…」


まさかとは思うがどうやら下駄が脱げてしまっていたらしい


「探しにいかなきゃ」


こうして、私は再びあの森に迷いこまなくてはいけなくなった




「見てーなんかこれ、拾ったぁ」


「は?なんでそんなの拾ってくるんだよ」


ポーカーフェイスの顔は変わらない


「それ、人間の履き物じゃないかしら。。。」

ふわふわな髪をいじりながら言う


「え、、人間の??」


下駄を手から離してしまう


カーーーン


下駄が床に転がり、鼻緒が切れる


「ったく、うるさいわねーなんでそんなめんどくさいもの拾うのよ」

不機嫌な顔でお風呂場から出てくる


「でも、直さなくちゃいけないんじゃない?」

いまだに、彼女は髪をいじっている


「それ、人間のでしょ?関係ないじゃない」

ぬれた髪を拭きながら言う


「でも。。。」

自分の責任をと思いトングで下駄を拾う


「もういい、関係ないからな。俺達幽霊だし」

ポーカフェイスの顔は一ミリたりとも笑う気配がない


「まあ、そうよね。。もう死んでるんだし」


ガッ,,,ガン,,,,,,,


「え?泥棒?」


「なんで幽霊なんかから物とるんだよ、いたずらだろ?」


「いや、あいつらかもしれない」

皆の視線がポーカーフェイスに集まる


「あいつらって…」






ない。。なんでどこにもないんだろう


ガッ,,,,

「いった。。」


あれ?こんなところに家?


ここの家の人なんか知ってるかな?


ちょっと怖いけどノックしてみるか。。。


思ったよりドアが薄くて力が入りすぎてしまった


あれ。なんか中から人の声が。。。


入れてくれるわけないか、足も汚れてるし


そう思いつつも、もう一回ノックしてみる


あれ、ドアがもろくなってる?


壊しちゃったかな――――

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