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転生と…  作者: 秋華(秋山 華道)
転生と…
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新入部員

記憶喪失。

それは決して幸せな事では無いと思う。

しかし、記憶を失う事で幸せになれる事もある。

そう、いやな記憶、忘れたい思い出は、みんな必ずあると思うから。


部活紹介の為、俺は今壇上に上がった。

って、なんで今日子と一緒に上がってるんだ。

いやいや、思いだしてはいけない。

俺は既にその事について忘れたのだ。

そして、今日子と一緒に紹介する事は、きっと俺が望んだ事だ。

決して今日子にゲームで負けて、しかたなく一緒しているわけではないんだ。

 達也「俺は忘れたぞぉーーー!!!」

・・・

 ギャラリー「ははは」

しまった。

今俺は部活紹介してるんだった。

 今日子「達也どうしたの?忘れたって、昔の女の事かな?もしかして恋人である私の事を忘れたの?よよよよ・・・」

 達也「んなわけあるかぁ!!」

 オーディエンス「ははは」

やべ、漫才みたいになってきている。

 今日子「つーかさ、部活紹介してないよ。ちゃっちゃとしちゃいなさいよ。全く、あんたはそれでも部長ですか?!」

 達也「お前が邪魔しとるんだろが!ああ、もう無視していくぞ。えー我がゲーム部は・・・」

 今日子「夢と知里目当てで入ってくる奴は入ってくんなよ!彼女達はわしのもんじゃーっと、部長は言っておられます」

 達也「そんな事言ってねぇよ!」

 今日子「でもそう思ってるんでしょ?」

 達也「ま、まあな」

 観衆「えー!」

 達也「あーいや、違う!いや、違わないけど。あーもう!」

俺はだんだんわけがわからなくなってきた。

 今日子「違わないよ。夢も知里も部長が大好きだからねぇ~!それにうらら先輩だって。あっ!私も愛してますよぉ~抱きしめてぇ~」

 達也「うわっ!嘘ばっかり言いやがって、あっ?本当の事も言ってるのか。ってどっちかにしてくれ!」

 今日子「だから本当ですって。あーだからみなさん、入ってきても良い事ないですよ。1年間は基礎体力づくりでいじめますし」

 新生徒達「おい、マジかよ。ゲーム部なのに体育会系だってよ」

 1年生「なんだか思ってたのと違うね」

 新入生「うん。やめようよ」

 達也「えっ?いや、ホントの事じゃないって。このバカ女の事信じちゃダメだって」

 今日子「何言ってるの達也。ゲーム部の女はみんな俺のもんじゃこんちくしょう!って言うから、誰も入ってこないように言ってあげてるのに」

 達也「あれ?そうだったけ?確かにみんな大好きだけど」

 女生徒「やっぱりあの部長さんってやばいんじゃ?」

 女の子「こわいよ。ゲーム部には近寄らない方がいいかも」

 カワイイ子「ガッカリ」

 生徒会の進行係「あのー紹介時間過ぎましたので」

 達也「あっ!はい。とにかくゲーム部に・・・」

 今日子「入ってくるんじゃねぇぞ!!」

 達也「違う!逆だ!」

・・・

そんなわけで疲れた。

今日この日は、俺にとってもっとも恥ずかしく、忘れたい日となった。

あーあ、でも死んでも忘れられそうにないな。


まあそんな事があった次の日、新入部員は4人だけだった。

誰もこないよりは良かったけど、少ない。

昨日と今日で来ない場合は、その後にはほとんど期待できないからなぁ。

で、まあ今日の部活は新入部員の自己紹介。

 愛奈「えっとー!谷マナです。あいなと書いてマナと読みます。よろしくです」

 今日子「マナー!やっほー!きたねきたね。ってか、いつの間に合格してたんだいチミはよー!」

 知里「愛奈ちゃん、久しぶりだよぉ~」

・・・

やばいやばい。

危うくマナって呼びそうになった。

 達也「マナちゃんは、今日子とチリちゃんと知り合いなのかな?」

 愛奈「あっ!はい。今日子ちゃんは従姉で、知里先輩は同中です」

 達也「そっか。とにかくよろしく」

 愛奈「はい」

 達也「では次、君かな」

俺は次の新入部員に自己紹介を促す。

 和己「あ、田中和己です。よろしくです」

田中和己と言う新入部員は、それだけ言うと直ぐに座った。

 達也「ああ、和己君か。よろしく」

和己君は無言で頷いた。

 達也「では次」

 華恋「片山華恋でしゅ。ああ、です。よ、よ、よ、・・・」

華恋ちゃんはそこまで言うと座って俯いてしまった。

相当な恥ずかしがり屋さんなようだ。

 達也「華恋ちゃんだね。よろしく」

俺がそういうと、携帯のバイブのようにブルブルと首を上下した。

どうやらよろしくという事らしい。

 達也「では、次・・・」

大丈夫だろうか。

華恋ちゃんよりもこの子の方が緊張しているようだ。

 杏「み、み、み、南、あ、杏。です。」

それだけ言って座って顔を伏せた。

相当どころでなく、メッチャ恥ずかしがり屋さんのようだ。

 達也「杏ちゃんね。よろしく」

 杏「はい」

顔を伏せたまま返事をした。

なかなか個性的な子がそろったな。

 達也「では、最初に言っておきますが、我がゲーム部は、テレビゲームだけをやる部活ではありません。時にスポーツのような事もしますけど、大丈夫ですか?」

俺は確認した。

 愛奈「知ってまーす!」

 和己「あ、はい」

 華恋「こくこく」

 杏「はい」

どうやら皆納得しているようだ。

って、ちゃんと部活紹介できなかったのに、何処で知ったんだろう。

 うらら「掲示板に活動内容ははってあるからね」

あ、なるほど。

しかしうららは、俺の心が読めるのか?

 達也「では、質問等あれば聞いてください」

 愛奈「はーい!」

 達也「ではマナちゃん」

 愛奈「星崎先輩って、誰と付き合ってるんですか?」

チョップ!

ついうっかり昔の癖がでてしまった。

愛奈ちゃんが驚いていた。

俺は極めて平静を装って言った。

 達也「却下です。他にー」

マナちゃんとは目を合わせないようにしていた。

何か変な事思われてないだろうな。

不安。

 和己「あっ!部長以外に質問して良いですか?」

 達也「ああ、別にかまわないけど」

何を質問するつもりだ。

 和己「うららさん、部長と付き合ってるですか?」

・・・

 達也「却下だ!」

 和己「ちぇっ!」

な、なんだ?

やっぱり今年の新入部員は、おかしいような気がする。

まあ、あの紹介でも入ってきた奴らだ。

普通ではないと思うけど。

しかし、この和己君、どっかで見たことあるような気がするんだけど、気のせいかな。

 達也「他に何かあるかぁ?」

後の2人が何か進んで喋るとは思えないし、こんなもんかな。

 達也「では、今日は新入部員歓迎ゲームバトルをします。新入部員は、先輩に勝てばお菓子が貰えます」

部室には溢れるほどお菓子があった。

まあ、バトルグリードで3つの優勝。

賞金が40万円入ってきたから、お菓子もいっぱい買えた。

部費とは言っても正式な部費では無いしね。

 達也「ルールは簡単。先輩にゲームで挑戦。全員と勝負して勝った分だけお菓子が貰えるってわけだ。ゲームは2人で相談。では始めてー!」

 今日子「私が入って来た時、そんな歓迎無かったような気がするんですけど?気のせいですかね?」

ちっ!そんな事覚えてやがるのか。

まあ、覚えてるか。

ココはなんとかごまかさないと。

 達也「あっれぇ?そうだっけ?今日子、記憶喪失じゃね?きっとそうだ。よし、俺が頭殴って思い出させてやる。こっちこい」

 今日子「あーそう言えば、思いだしたかもー!そうそう、お菓子いっぱいもらちゃったなぁー!」

うんうん。

これで今日も平和が守られた。

俺はみんなの対戦を見て回っていた。

マナがチリちゃんにバトルグリードで挑んでいる?

なんて無謀な。

俺は画面を見た。

機体名、マナスペシャル。

見た事がある。

結構夜遅い時間にあらわれる機体だ。

受験勉強しながらゲームしていたのか。

まあ受かってるんだから良いんだけど。

勝負はなかなか良い勝負だった。

強さは俺と五分といった感じだろうか。

チリちゃんがマナの戦術を把握したところで、勝負は一気にチリちゃんペースに動いた。

相手を知ったチリちゃんは無敵だ。

終わってみればチリちゃんの楽勝だった。

大会以来、バトルグリードをプレイしていなかったので忘れていたが、うららは裏技を越える必殺技を思いついていたんだよな。

回避以外の対応策も持っていたし、うららには驚かされる。

 知里「そういえば決勝の時、うららちゃんのあの技、どうやってたんだろぉ~?」

チリちゃんも今になって思い出したらしい。

 愛奈「やっぱり知里先輩、わざと負けたわけじゃないんですか?」

 知里「もちろんだよぉ~ちょっと悔しかったよぉ~」

マナもあれがわざと負けたと思っていたんだろうか。

 達也「うらら、教えてもいいか?」

俺はうららに確認する。

まあ、こたえは決まっているけど。

 うらら「いいよ。あれは決勝専用だったから。思いついたのは前の日だけど」

ふむ。

うららなら、もっと前から思いついていたような気がしたけど、まあいいか。

 達也「あれね。中距離戦でしか使えない技なんだ」

 知里「裏技とかではないのぉ~?」

 達也「うん。普通の追尾ミサイルだったよ」

 愛奈「それであんな追尾の仕方するんですか?」

 達也「ああ、中距離の時だけ。これが意味する事。何かわかる?」

 夢「ああ、電磁波でしょ。自分のミサイルも引きつける事ができるなんて、ちょっと考えなかったは」

どうやら、夢は直ぐに気がついていたようだ。

 知里「なるほどだよぉ~今晩試してみるよぉ~」

そう言えば俺も試してなかったな。

 うらら「試すのは良いけど、失敗すると、ミサイルが自分を攻撃する事もあるからお気をつけを」

・・・

まあ、理屈ではそうなるもんな。

危険な技だったんじゃね?

俺は次の対戦を見に行った。

きららと和己君の対戦だ。

ゲームはトランプの神経衰弱。

記憶力のあるきららに有利なゲームだ。

しかし、負けている?

 和己「きらら先輩、うららさんと部長ってどうなってるですか?」

この男、まだそんな事聞いてるのか。

 きらら「どうして?」

 和己「うららさん、ステキじゃないですか」

 きらら「さっき私と間違えたよね?」

 和己「だって、そっくりだし」

どうやら、この和己君は、うららに好意を持っているようだ。

でも、きららと間違うようだと、まだまだだね。

 きらら「まずは、私と間違えないようにならないと、何も話す事はないよ」

 和己「きらら先輩きついっす!」

ちょっときららも怒ってるな。

それにしても、和己君、誰かに似てる気がするんだけど。

 達也「和己君、俺と会ったのって初めてだよね?」

ちょっとモヤモヤするので聞いてみた。

 和己「初めて会いましたよ。どうしてです?」

 達也「いや、誰かに似てるなぁ~って思ってさ。会ってないならいいんだよ」

 和己「ああ、気づいてなかったんですか。俺、美鈴の弟です」

・・・

 一同「ええーーーーーーー!!!」

みんなビックリした。

池中にはいなかったから、私立の中学からココに来たのか。

まあ、どおりで誰かに似てると思うわけだ。

美鈴の弟か。

しかし美鈴、何も言ってなかったぞ?

って言ってもどうせ、「あ、言ってなかった?驚かせようと思って」って言われて終わりだろうけど。

 達也「美鈴とは、一緒に住んでるのか?」

 和己「そんなわけないじゃないですか。寮ですよ?」

あ、そうか。

一瞬美鈴とのつながりが出来て、喜びのあまりすっかり寮を忘れてたよ。

 達也「そうだったな」

俺はそう言ってしばらく神経衰弱を見た後、その場を離れて別のところに行った。

まこちゃんは、華恋ちゃんとポケアニカードで勝負していた。

 達也「華恋ちゃん、それ自分のデッキ?」

見たこと無いデッキだ。

 華恋「はい。ポケアニ大好きなんです」

おっ!なんだろう。

さっきあれだけ緊張していたのに、話せば普通に話せるじゃないか。

って、自己紹介が照れていただけか。

 達也「へぇ~華恋ちゃんは、カードゲームが好きなのかい?」

 華恋「いえ。ポケアニが、アニメが好きなんです。あっ、私ヲタクなんですよ」

華恋ちゃんは少し照れていた。

 まこと「じゃあ、私と気が合うかも~私もアニメ大好きだから~」

そういやまこちゃんって、ゲームよりアニメだったっけ?

 達也「そっか。じゃあアニメ系ゲームも何か考えておこう」

 華恋「えっ?あっ?ありがと・・・です・・・」

華恋ちゃんは嬉しそうだ。

それ以上に何故か照れてるけど。

 まこと「うわぁ~贔屓だよ。私ずっといるのに、そんな事してもらった事ないよ」

 達也「まあまあまあ」

なんだか雲行きが怪しくなってきたので、俺は早々に撤退した。

さて次は・・・

俺は今日子と杏ちゃんに近づいた。

 達也「花札対決か・・・」

今日子はゲーム系はあまり得意ではないけど、ギャンブル系はなかなか見所がある。

特に何かを賭けた時には、潜在能力を全て解放してくるのだ。

昔あったアニメ、木刀の拳を思いだした。

 今日子「おらぁー!!その程度、むだぁむだぁむだぁ!きゃはははははーーーー!!」

無駄にテンション高い。

てか五月蠅い。

あれ?でも・・・

向かいで対戦している杏ちゃんは、やたらと笑顔だ。

てか凄く楽しそう。

もしかして、この子もギャンブル大好きとか?

それにしては、全然勝負にならないくらい弱いな・・・

 杏「今日子先輩は、部長さんが好きなんですか?」

うわ!いきなりなんの話してるんだ?

 今日子「まあ、大好きだよー!あんな玩具はなかなか落ちてないからね」

なんだとこいつ。

俺を玩具扱いかよ。

 杏「そうですか。別に彼氏とかではないんですね?」

おいおい、誰がどう見てもそれありえないでしょ?

 今日子「ありえないよー!私はもっと理想が高いのよ。エベレストさえ越えて、富士山くらい高いんだから」

いやそれ、低くなってるし。

てか、この話題を普通に考えると、杏ちゃんってもしかして、俺に好意を持ってゲーム部に入ってきたとか?

ありえないな。

でも、もしかして。

ちょっと顔がにやける。

 杏「良かったぁ~」

やっぱりそうなのか?

 杏「今日子先輩があんな頼りなさそうな部長の彼女なわけないですよね。あ、今日子先輩、お姉様と呼ばせてもらっても良いですか?」

・・・

えっと、今この幼子は、俺の事をバカにしくさりましたか?

そしてその後、今日子に何かとんでもない事を言っていたような・・・

 今日子「ははは、そのたうり!!あなた見所あるわね。よーっし!!お姉様と呼ぶ事を許可するは!」

 杏「ありがとうございますお姉様。もうあの部活紹介見た時から、お慕いしておりました故に」

 今日子「くるしゅうない、くるしゅうない」

これは、夢だな。

うんそうだ、そうに違いない。

とにかくココから離れよう。

幸い2人は気がついていないようだから。

 今日子「達也!さっきからずっと盗み聞きかね?ゲーム部部長なんだから、花札のひとつやふたつ、可愛い新入部員に教えてあげなくていいの?」

ぎくっ!気がついていたのか。

 達也「おっ!今日子は杏ちゃんと花札対決かぁ!」

俺は今来たばかりを装う。

 杏「えっ?さっきの聞いてたのですか?」

 今日子「そうだよ。杏ちゃん、部長には注意したほうがいいよ。ああ、チュウ良い?じゃないからね。もうしっかりさっきから・・・うげっ!」

 達也「ああ?何かな今日子?俺は今ココに来たよなぁ?」

俺は今日子をヘッドロック。

 今日子「暴力反対!達也、愛の表現がおかしいよ!」

 杏「部長、やめてください。てか、そんなおいしい事、私がかわりにしますから」

 達也「そ、そう?じゃあ・・・」

俺が今日子を解放すると、杏ちゃんが今日子にヘッドロックした。

 今日子「いてっ!痛い痛い!杏ちゃんやめるのだぁー!」

 杏「きゃあ!私なにしてるんだろう!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

うーむ。

大人しい子だから心配していたけど、全くそんな心配無用だな。

俺は少し苦笑いした。

って、ん?

誰かにヘッドロックされた?

 夢「達也。なにやってんの?こっちきなさい」

 達也「いて、いて、痛いって!うげ!おたすけぉー!」

俺は夢にヘッドロックされたまま、部室の隅まで引きずられた。


しばらくして、夢が正気に戻っていた。

 夢「ごめん。勝手に体が動いちゃって」

 達也「いや、良いけど」

俺達は部室の隅で、みんなの対戦を眺めていた。

 夢「最近、私おかしい」

 達也「いや、ずっとおかしいけど」

グリグリ・・・

グリグリされた。

痛い。

 夢「ちょっと今日子がうらやましい」

言いたい事がわかった。

今日子は誰にも気兼ねなく接する。

だから相手もそういったつき合いをする。

そんな今日子だから、きっと友達も多いのだろう。

でも夢は、きっとなんでも話せる友達っていないのかもしれない。

親友って奴だ。

親友は、人生の中でひとりできれば幸せだと言われている。

でも、いるといないでは、世の中大きく違う気がする。

 夢「うららさんが、テレビで告白した時、良いなって思った」

俺は黙って話を聞き続ける。

 夢「告白したいとかじゃなくて、自分に素直になれるところが」

素直に生きるって、難しい事だ。

それはこれだけ長く生きてる俺でもそうだ。

正直に全てを話すのは勇気がいる。

 夢「わ、私も、達也の事、す、す、好きだと思う。うららさんほどじゃないけど。でも、だから仲良くしたいし、今日子みたいに思うまま喋りたいし遊びたいし」

みんなはそれぞれゲームを楽しんでいる。

俺達がココで話している事を気にしている人はいない。

いや、ホントはいるだろうけど、きっと俺達に対する気遣いだ。

うららは気が気じゃないのだろうか。

でも今は笑顔で、新入部員を含めて大貧民をしていた。

 達也「俺もきっと同じ気持ちだな。だからさっきのおかえしだ!」

俺は夢にヘッドロックした。

 夢「あーー!!痛いよ!って、ひっぱらないでー!髪が乱れるよー!」

俺は夢の言葉を無視して、そのままみんなの所に引きずっていった。

夢が少し嬉しそうにしていたので、きっとこれで良いのだと思った。

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