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転生と…  作者: 秋華(秋山 華道)
転生と…
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冬休み最後の日

俺が恋愛に否定的な意見を持ってしまっている事は事実だ。

そしてそれにはいくつかの理由もある。

その中で一番の理由は、おそらくはこれなのだろう。

恋の中に含まれる、「独占欲」

付き合う事になると、浮気はしないでね、って言われる事になるのだけれど。

浮気ってなんだろう?

キスしたら浮気だと言う人もいれば、エッチしたら浮気だという人もいる。

でも多くの女性は、デートしただけで怒る。

それで怒られるなら、俺は絶対恋人を作る事ができないではないか。

たとえば、今誰かと付き合う事になっても、やっぱり夢ちゃんと初詣に行きたいし、知里ちゃんと大阪の街を歩きたい。

きららと部屋で食事もしたいし、うららとゲーム部の活動もしたい。

恋人を作る事は、異性の友達全てを捨てる事になりかねないのではないだろうか?

もしそうなら、俺は生まれ変わっても何も変わる事はできないだろう。


明日からいよいよ3学期、冬休み最後の日は、何故かうららと2人きりだった。

話を聞いたところによると・・・

 妄想きらら「私、達也の部屋で2人きりでラブラブ食事しちゃったぁ!しかも私のて・りょ・う・り!」

 妄想うらら「くきーーー!!ひとりだけずるいわ!ゆるせないーーー!って事で、私も今日はふ・た・り・き・り!」

なんて事があったとかなかったとか。

とにかくうららが俺の部屋で料理をしている。

うーむ。

今日は舞と、最後の休みを兄妹水入らずで過ごすつもりだったんだけどなぁ。

 達也「ふふっ」

 うらら「どうしたの?嫌らしい笑いしてー」

やべ、うららが料理なんかしてくれるから、つい嬉しくて笑っちまった。

 達也「ああ、うららが料理なんて、イメージわかなくてな」

 うらら「きららだと、イメージわくのかな?」

またまたやべ、うららチョッピリブルー入っちゃってるよ。

 達也「いやいや、うららが俺に料理ってのがね」

って、俺何言ってるんだよー!

そんな事は言っちゃダメっしょ。

 うらら「そういえばそうね。今日だけだぞ」

あれ?

ココは「うららは、達也くんが好きだから、当たり前だよ」なんて言われると思ったんだけど。

そういや俺、義経の頃は「勘違い男」なんて呼ばれてたからな。

自意識過剰すぎだよね?

 達也「ははー!ありがたやありがたや」

 うらら「うん!」

うららときららは、見た目全く同じなんだけど、一緒にいる時の感覚が全然違う。

きららはもう何でも話せるマブダチといる感覚で、異性といる感覚が少ない。

うららは、今日気がついたんだけど、よくできる「メイド」と一緒にいる感覚?

それだとうららに失礼だから、立場が対等なのはもちろんだ。

俺はうららに世話してもらうのが好きかも。

そんな事を考えているうちに、コタツテーブルには沢山の料理が並んでいた。

・・・

多すぎじゃね?

コタツテーブルが完全に料理で埋まってますよ?

 達也「これ?全部食べれるの?」

 うらら「当然だよー料理ちゃんと練習したんだからー」

いやうらら、意味が違うし。

ちゃんとわかりやすく言ってあげないとね。

 達也「テイク2ね。これ?2人で全部食べれるの?」

うむ。

これならわかるだろ。

 うらら「無理じゃないかな?」

うんうん、無理だよね?って、ええーー!!??

わかってて作ったの?

何故に?

 うらら「もうすぐきららとまこちゃんも来ると思うけど?」

 達也「そっか。きららとまこちゃん?」

 うらら「あっ!勝手に呼んじゃまずかったかな?」

 達也「いやいや、それで良いのだよ。うららくんは正しい!」

俺は親指を立ててウインクした。

はぁ~って、ガッカリなんてしてないよ?

ホントだよ?

それからまもなく2人があらわれた。

 達也「まこちゃんの攻撃!俺は豚キムチ20gのダメージをうけた」

 まこと「何言ってんの?食べないと無くなるよ?」

 達也「えーん!俺の分も残しておいてYO!」

こうして和やかなわずかな時間と、五月蠅く長い時間が流れていった。

午後からはいつもと同じ部活動で楽しんだ。

楽しかった冬休みが終わった。

ホント楽しかった。

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