スキル検証
スキルってどうしたら増えていくのかな?
スキル検証を兼ねて、家の外に出て来た。
お風呂場や、トイレなど思い描いた施設の建築がスムーズに出来たので、他の木材も加工できるのか?検証をしてみた。
お風呂の排水やトイレの排水の為の枡や樋の作成もある程度知識はあったが、加工や設計が正確性を増して、スムーズに出来た。排水を集めるため池の作成も出来たし、水漏れを起こさないように壁面をなめらかにして、固くすることが出来た。
お肉に加工するための解体施設も作ってみたが、こちらも割といい出来なのではないか?と思うくらいに簡単に出来てしまった。
『クラフト』と『鑑定』のおかげなのだろう。『鑑定』で適した材料を見つけて、『クラフト』で作成の段取りがスムーズにいったり、どう加工すればいいのかわかって、ものづくりが楽しくなった。ついでに、固い黒い木を使って、長柄の槍や、木刀も制作してみた。自分のナイフや斧が何時まで使えるか分からないので、予備や練習用にいくつか加工してみた。
『収納』のスキルで長柄の槍や、木刀を仕舞っては、取りだしてを何回か繰り返して、取り出す感覚を覚える。予備も含めて槍や木刀もどこまで入るのかはまだ分からないので、野菜の採取で試してみよう。
以前見つけた野菜の場所に向かって歩いていると、ゴブリンが何者かと戦闘をしていた。少し離れた場所の木の陰に隠れて様子を見てみると、ゴブリンが6匹と同数の犬?狼?みたいなものが争っていた。
ゴブリンは、いつものこん棒みたいなもので、殴りかかったりしているが、犬?みたいなものは、大型犬より大きい体格をしており、動きも素早かった。噛みついたり、爪で引き裂いたりを繰り返して、あっという間にゴブリンを倒してしまった。そして、食事開始とばかりに死んだゴブリンに噛みつき始めた・・・
『鑑定』で犬?を見てみると『フォレストウルフ』と表示された。森狼?なのか・・・ゴブリンよりも素早く体格のいい狼なので、逃げ出したいが、野菜の場所は、この先だしと思っていると、1匹の狼が、こちらに気が付いた。
低い体勢を取り、唸りながら、こちらを見てくる。残りの狼も食事を止め、こちらに警戒心を強め、威嚇してくる。
逃げ出したいが、あの素早さに勝てるか?たぶん無理・・・・諦めの感情と共に今日作ったばかりの木刀を取り出して、立ち上がる。
最初に気づいた狼が飛び掛かってくるのを何とか躱して、木刀を叩きつける。胴体に当たったが、すぐに立ち上がってくる気配はない。倒れた仲間も見ずに他の5匹も襲ってくる。鼻ずらに木刀を当てて1匹は、よろつかせたが、他の狼に体当たりをされて転んでしまう。必死に起き上がる途中で、木刀を振り回し、距離を取らせる。何とか立ち上がり、鼻ずらに木刀を当てた狼から順番に倒していくしかないか。すべてが同時に襲い掛かってきたら、どうしようもないから、何とか一対一の状況に持っていく。背後の木に背中を預け真後ろから来るのだけは避けて、右か左かの狼に攻撃を繰り出して、逃げてを繰り返し、何とか最後の狼も倒すことが出来た。
黒い木で作った木刀は、折れもせず、傷もついていない様に見えて大分頑丈だった。狼にも首の骨とか頭蓋骨とか当たり所がいいと一撃で倒せる威力が出せるので、レベルが上がったおかげもあるのだろう。
狼の死体を『収納』で回収し、ゴブリンの死体に残っていた魔石も一部回収できた。ほとんどが狼に食われていたようなので、やっぱりこの狼たちも魔物の一種なんだろう。
野菜が採取できた場所に着くと、まだ野菜たちの多くは残っていて、また、少しずつ回収していく。
帰りは、少し探索範囲を変えながら帰っていく。
家に帰り着くまでに5、6回ゴブリンと狼に遭遇し、何とか倒して戻ってこれた。
全部収納にしまってみたが、まだまだ収納できそうだ。
狼を解体所で出して、『鑑定』を使うと、毛皮、牙、爪が使えそうで、お肉も食べられることが分かった。悪戦苦闘しながら最初の一体を解体すると、二匹目からは、スムーズに解体できるようになった。
ゴブリンは、今のところ魔石とこん棒以外使い道がなかった・・・・こん棒は、焚火の材料になるので、倉庫にしまってと、牙と爪も洗って倉庫にしまっておく。
毛皮は、加工しないと使えそうにないが、どうしたらいいものかとじっと見ていると、『鑑定』と『クラフト』が働いたのか加工作業の手順が分かり、さっそく作業に取り掛かった。今まで一度も行ったことの無かった鞣し作業もできたので、濡れた毛皮を干して、乾燥させておく。
作業が終わったら、辺りは薄暗くなってきており、食事をしていないことに気が付いた。
血抜きも済ませたお肉を焚火でじっくりと焼いて、採ってきた大根とナスを使って味噌汁も作っていく。
(塩もそうだけど、味噌なんかの調味料も少なくってきたから、買いたいけど、あれから人に出会わないんだよな。売っている店すらあるのか?)
そんな考えをしながら、出来上がった料理を食べていく。
最低でも塩がないと生きていけない。塩が欲しい・・・海が無い場所だから海水から塩作るのは、難しいし、どうにか出来ないものだろうか?
お風呂場に池から何往復もして、収納も使って、水を貯めていく。半分ぐらい溜まったら、焚火で沸かしたお湯を注いで、適温になるまで、お湯を注いでいく。重労働だ・・・これもどうにか出来ないかね?
大容量の木桶作って水溜めるか?今のところ天気が悪くなることないけど、いずれ雨が降ったりもするんだろうし、早めに準備しとかないと・・・・・
お風呂につかるのは、やっぱり気持ちがいい。
お風呂に入りながら、今後の事も考えていく。今後の事を考えているとお湯の温度が下がり、冷たくなってきた。追い炊きも出来ないし。これも出来る様になりたいし。『魔法』のスキルにも興味がある。何が出来るのだろうか?明日は、家の周りの安全地帯の整備をしようか?
お風呂から上がり、寝る前の焚火を見つめながら、白湯と黄金林檎を用意して、ぼーっとする時間がすごく好きになった。夜風も気持ちいい・・・・・お酒があったらもっといいのに・・・・
焚火が完全に消えたことを確認して、使ったコップや皿などの洗い物を片付けて、寝具のある家に戻っていく。
・・・・魔法使いたい・・・・




