世界融合 始まりの日
初めて書いています。
拙い文章で、見苦しいかもしれませんが、ゆるーく書いていければいいかな
と思います。
その日、いつもと変わらない日々に終わりが告げられた。
普段の私は、仕事に行き、帰宅し夕飯を食べ、ヨウツベを見て風呂に入り寝て、起きて仕事に行く平凡な生活を繰り返している中年男性だ。
その日も仕事から帰り、夕飯を食べ、酒を飲みながらヨウツベを見ていた。
そろそろ寝るかと時計を見ると午前2時を差していた。
いきなり部屋の電気が落ち、真っ暗闇になった。
「おわっ!またやっちまったか?」
時たま部屋の小型の暖房と電気ポッドを同時に使用して、ブレーカーを作動させてしまうので、こたつの上にある懐中電灯を手に取り、ブレーカーのある脱衣所に向かった。
我が家は、玄関とトイレには、人感センサー付きのライトがあるがそれも作動しない。
「あれ、玄関も付かないな?そういやポッドに水入れて沸かしていたっけ?」
廊下に置いてあるイスを懐中電灯で照らし座面に上りながら、ブレーカーの操作盤を見ると全てONになっている。
「おかしいな~これ家だけじゃなくて周りも停電かな?」
一人暮らしあるあるの、独り言をつぶやきながら、部屋に戻り、スマホに何か情報が無いか見るため一旦戻ることにした。
スマホでネットニュースを見るかとアプリを起動するが、繋がらない。
酒に酔って操作が覚束ないのかと考えながら、他のアプリも起動するが、インターネット回線につながりませんの表示ばかりで、繋がらない。
酒を飲んで酔っている頭と電気が付かない不安で動揺する心を抑えるため、こたつの上の電子タバコをつけ一息をつく。懐中電灯と電子タバコの電源の明かりに照らされた室内に静かに水蒸気の煙がたなびく。
ふぅぅぅ。
タバコを吸い終え、明日には、直っているだろと考え、今日はもう寝てしまおうとベッドに潜り込む。
目を瞑ると、目の前に『拠点登録を行いますか? YES / NO 』の文字が浮かぶ。
びっくりして跳ね起きて、周りを見渡すが、真っ暗な部屋だけだ
もう一度目を瞑ると『拠点登録を行いますか? YES / NO 』の文字が浮かぶ。
どうしたものかと思いながら、手を文字に合わせようとしても何も変化がない。
目を瞑ったまま右に寝転んでも、左に寝転んでも文字は中央に表示されたまま。
目を開くと文字は消え、目を瞑ると文字が浮かぶ、そんなことを数十回繰り返していると心の中でむかむかとした気持ちが浮かび、YESでいいよと声に出していないが、心の内で独り言を呟く。
すると目の前のYESが反転した。
いままでの文字が消え『拠点登録が完了しました』の文字が浮かび消えていった。
私の意識もそれと同時に落ちていった・・・
ゆっくりと意識が浮上する感覚を覚え、目を覚ますとカーテンの隙間から外の明るさがうっすらと見える。しかし、いつもより暗い気がする・・・
4月に近づき、外は大分明るくなるのが早くなっていたような気がしていたのに・・・雨でも降って天気が悪いのかと思いながらベッドから降り、カーテンを開くと見慣れた外の風景が無い。
家の道路を挟んだ向かい側に木があり、奥の図書館の建物とか空が見えるはず・・・
それがなく、今は目の前のベランダの直ぐそばまで木の幹が見えていた。
枝も葉も見えていないが、ごつごつとした木の幹が見える。
40~50cm?の幹が何本も見える・・・
恐る恐るベランダのカギを開け、ベランダに出てみる。外は、森に行った時のような木の香りに包まれている。
柵から身を乗り出す様に左右を見ても、木の幹しか見えない。そして、空が見えない。他の建物が見えない。
「はぁ~? ナニコレ、ナニコレ?」
思考にいくつものはてなマークが並び、呆然となる。
ふらふらと部屋に戻り、窓を閉め、カーテンを閉めベッドに腰かける。
まだ酒に酔っているのか?寝ぼけているのか?夢でも見てるのか?
そんなことを考えながら、無意識に目覚まし時計の方を見る。薄暗い部屋の為、時計の文字盤が見えない。時計を叩き、ライトを点灯させる。
20××年3月××日 午前6:30
普通の平日だ・・・
テレビを付けようとリモコンに手を伸ばし、電源ボタンを押す。
一向にテレビが付かない・・・よくよくテレビを見ると待機中の電源ボタンが光っていない。
諦めてリモコンから手を放す。
うまく頭が回らない・・・
いくら漫画やアニメが好きだからと言ってもこの現実を受け止めきれない・・・
カーテンを半分開け、薄暗い部屋だが、かろうじて物の輪郭が見える。慣れた動作で、自分の指定席に座り、ペットボトルからコップに水を注ぎ、一気に飲み干した。
日課のルーティーンで電子タバコを付け吸い込む。
ふぅぅぅ・・・
少し落ち着き、タバコを吸い終えると尿意を感じ、トイレに向かうが、玄関もトイレも電気が付かないため、真っ暗だ。懐中電灯を取りに部屋に戻り、トイレをすます。
トイレを出てふと玄関に向かう。魚眼レンズを覗き、外の様子を見てみる。共用廊下の向こうに見慣れた家がない。廊下の向こうも木の幹ばかりで、家が見当たらない。
「いったいどうしたんだ、これ。」
玄関を開けるのが怖くなり、部屋に逃げ戻る。
壁掛け時計を照らすと午前7時を過ぎていた。
本来なら身支度を整えて、会社に向かわないと遅刻してしまう時間だが、動けない・・・・
暫くして、のそのそと布団に潜り込み、布団に包まりながらベット脇のスマホを取り、電源を付ける。
「今日は、会社を休もう。げ・幻覚が見えるし・・・どう言って休もうか・・・・」
独り言を呟き、混乱する頭と震える指で、何とか通話ボタンから会社の番号を見つけ電話を掛ける。
・・・・・コールが聞こえてこない・・・・
いくら発信ボタンを押しても繋がらない・・・
・・・・・・ますます混乱し、訳が分からない・・・・
・・・・寝れば目を覚ますかな・・・・・やけにリアルな夢だな、コレ・・・・・
現実逃避を始め、夢から覚めろと思いながら目を瞑る。
次に目を覚ましたら、いつもの日常に戻っていると思考しながら目を閉じているといつしか眠りに付いてしまっていた。
ゆるーく続けられたらいいな




