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第四話 魔法(1)

「「これはギャラリーに限った話ではない」」

 小さな(大きな)魔法使いは語る。

 魔法――それは奇跡を人間に操れるレベルまで退化させ、特定の形へと昇華する世界の()()

 使用出来るかは9割が才能で決まる。またその者達は感覚的に行使できるため、体内魔力を物質へ変換していると解釈することが多い。

 だが実際は少し違う。

 曰く神代と呼ばれる時代において、奇跡とは実体を持っていた。

 現代では触れ合う術が失われたそれらの存在は

 ――精霊。

 彼らはそれぞれの存在が小さな奇跡の塊だったという。

 魔法という概念の本質はその奇跡を借りる行為なのだ。

 神代では相性の良い精霊と契約を結び、魔力を対価として奇跡を行使したという。

 そして神代の終焉と共に奇跡を実体として保っていた神秘が霧散し、消滅したと言われている。

 そしてもちろん、それすらも推測の域を出なかった。

 何故か? それはそれ程までに、現代においての精霊という存在が希薄で些末だからだ。

 才能の有無で自由に魔法を扱える現人類にとって、もはや精霊の存在など取るに足らないものなのだ。

 「が、それでもだ。覚えておくように」

 「彼らの存在が我々の魔法の根幹であるということを」

ありがとうございました。

こちら(1)とありますが、連続して2.3と続くわけではありません。

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