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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第6章 合同結婚式

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第86話 結婚式の料理

 

 俺は豆腐の食べ方について説明する。


「それならキッポギの根を擦りおろした物を載せてスサバ節を振りかけ、豆油をかけると美味しいと思うぞ」


「それなら三軒向こうの雑貨屋で売っているわ、ちょっと買って来るから待って下さい。そうだ、私の名前はキャラ、お客さんの名前は?」

「ノワールだ」


 キャラさんは俺の名前を聞くと雑貨屋に走って行く。


 これまでダンジョンに籠っていた時は俺が調理していたから結構この世界の食材や調味料には詳しくなった。キッポギの根は生姜、スサバ節は鰹節、豆油は醤油のような味わいだ。


「お待たせ、買って来たわよ」


 キャラさんはそう言うと新しい豆腐を持ってくる。


「そうだな。キッポギの根とスサバ節はこれ位で、豆油はこれ位かな。キャラさん、食べて見て」

「うわっ、凄く美味しいわ」


「気に入ったか、それならもっと美味しい食べ方もあるぞ」

「本当? 教えて」


「ああ、だが、調理器具と食材を用意しないといけないので明日でも良いか?」

「はい、お願いします」


 この季節は少し肌寒いから温まれる鍋がいいな。そうだ、結婚式は料理ギルドに協力してもらって皆に鍋を振る舞おう。


「それじゃ、ここにある豆腐を全部貰おうか」

「全部ですか?」


「ああ、実は俺は結婚式を挙げることになってな。ちょうど、皆に振る舞う料理を考えていて、ここの豆腐を使った鍋料理にすることに決めたんだ」


 キャラさんは少し考えると俺に困ったように言う。


「ノワールさん、お気持ちは有難いのですが、豆腐を魔道具で冷やして持って行かなければならないので、とても高額になりますよ」


「詳しくは言えないが、それなら大丈夫だ」

「わっかたわ。値段は一丁が銅貨3枚で53丁あるけど、銀貨15枚いいわ」


 俺はキャラさんにわからないように収納袋をダミーにしてアイテムボックスに収納すると、金貨1枚をキャラさんに渡す。


「ノワールさん、ごめんなさい。金貨で支払われてもお釣りがないの……」


「お釣りならいらないぞ。その代わり大変だろうけど、明日は用意できるだけの豆腐を用意してくれ。それと豆乳も出来るだけほしいな」


「わかりました。今日は、もう店じまいして材料と仕込みに入ります」

「ああ、頼んだぞ。明日の昼過ぎには来るよ」


 俺はキャラさんと約束を交わすと食材を探しに雑貨屋に向かう。


 あったぞ。キッポギの根、スサバ節、豆油だ。それと長ネギに似たニギャとみりんに似たラス、あとは砂糖だな。


 しかし、この世界は俺がいた世界と同じ呼び名の野菜や調味料等があるから不思議だよな。おお、こっちには胡麻と胡麻油だ。


 俺はその後も料理に必要な食材や調味料を大量に購入し、違う雑貨屋では大量に魔導コンロと鍋それに深皿等を購入した。店のおやじには、俺があまりにも大量に購入するから、新しい料理店でも始めるのかと聞かれる始末だ。



 翌朝、俺は昨日と同じように朝市で食材や調味料等を購入した。この町は汽水湖であるバッカル湖が近いから海産物が豊富にあり、コートダールでは見かけないような食材まである。


 さて、一通り面白そうな物も買ったし、キャラさんの所に向かうか。


 俺はキャラの豆腐屋に着くと、本日は臨時休業と書かれている紙が貼ってある。


「おーい、キャラさん」

「あっ、ノワールさん。丁度良かった。今、出来上がったわ」


 キャラさんは疲れきった顔をしており、どうやら徹夜で作ってくれたようだ。


「徹夜で作業させて、すまなかったな」

「良くわかったわね。大丈夫よ。初めて出来たお得意様だもの、頑張ったわ」


 キャラさんはそう言うと、豆腐が沈んでいる水槽を指差す。


「全部で絹ごしと木綿でそれぞれ70丁、豆乳は50リッターできたよ」

「凄いな。これなら大勢の人をもてなすことができる」



「それにしても昨日言っていた鍋料理ってどんな鍋かしら」


『ぐうぅ――』


「ごめんなさい。豆腐を作っていたから豆乳しか飲んでいなくて、お腹すいちゃった」

「よし、それなら俺が鍋料理を作ってやるよ」


 俺は鍋に予め用意していた調味料と食材を入れ、魔導コンロで煮ていく。


「待っていろ、もう少しでできるからな」


 俺は二種類の鍋を作って深皿にキャラに渡す。


「まずはこっちからだ」


 鍋の蓋を開けると豆乳が程よく温められており、薄い膜を張っている。


「薄くできた膜を掬って豆油を少し付けて食べてみろよ」

「何これ!! 美味しい」


「旨いだろ。湯葉って言う食べ物だよ」

「不思議だわ。豆乳を温めるとできるなんて」


「膜ができなくなったら絹ごし豆腐を入れて温めてから、この胡麻ダレに付けて食べてみて」

「これも美味しいわ。それに身体が温まるわ」


「さて、温まったところで今度はこっちの鍋だ」

「うわー!! 今度はいい香りがするわ。それにお肉にお野菜、それに豆腐と豪華な鍋ね」


「今度はこの生卵に付けて食べてみてくれよ」

「うまぁぁ―― お肉に卵を絡めるとこんなに美味しいなんて初めて知ったわ」

「さっきのは豆乳鍋で、これはすき焼きって言う」


 キャラさんは一通り食べ終わると俺に頭を下げて言う。


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