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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第6章 合同結婚式

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第83話 結界を解け

 

 俺はバハムートに俺と神事さんとの関係を説明する。


「残念ですが、人族の寿命はそれほど長くはないです。俺は、偶然にシンジさんが残した忍者の書と、この装備を手に入れ忍者になりました。それに俺はシンジさんと同じ渡り人です」


「シンジでも寿命を乗り越えることは出来なかったのか……」


 バハムートは神事さんが亡くなったことを知ると、力なく首が前に垂れる。


「ちょっと良いですか? さっき、討伐に来たのかと言っていたが、どういう事だ。既に、貴方は300年前の戦いで亡くなっており、ここに祀られている筈だったが違うのか?」


「それは偽りの歴史だ。よかろう、シンジを知る者とその仲間達よ。真実を話そう」


 バハムートは大きく深呼吸すると語り出す。


「儂は300年前の魔族と人族・ドワーフ族・エルフ族・獣人族の連合軍との戦いで、人族と共に魔族と戦った。剣聖トルク、賢者マーリン、そして忍者シンジと共に戦った儂は、傷つき力を使い果たしたが、魔族を退け戦いに勝利した」


「魔族を退けたことは、俺達も知っている」 


「慌てるな。ここからが真実だ。その後、儂は傷を癒すために魔素が濃いこのダンジョンに籠ったが、一部の人族は儂の強大な力を恐れ、弱っていた儂を討伐しようとしたのだ。そこに現れたのがシンジで、儂はシンジのお陰で存在を隠すことができ、死んだと思われ生き延びることができた」


「シンジさんは、どうやって貴方の存在を隠すことができたのか教えてくれ」

「うむ、シンジは『忍法 まやかしの術』で儂の所まで辿り着かせないようにギミックを用意し、『忍法 多重結界の術』で儂の存在を消し死んだように思わせた。お主達と儂の間にある光の壁が多重結界だ」


「そうすると俺達は、シンジさんの『忍法 まやかしの術』によるギミックを解いて、ここに辿り着いたと言うことか」


「そうだが、お主達はここにどうやって辿り着いた?」


「偶然、俺達は9層で七匹のワイバーンが尻尾の先で色が違うことに気が付いた。そして、俺達はそれが属性と曜日が関係していると思い、ワイバーンを順番に倒すことでギミックが解除され、ここに辿り着いた」


「そうだったのか。それならば賢明なお主達に願いがある。この結界を解く手段がないか考えてくれ。儂は傷を癒すことは出来たが、この結界が儂の存在を消すと同時に少しずつ体力を奪われていることに気付いた。儂はこのままだと100年後には朽ち果てるだろう。願わくはもう一度だけ空を駆け、儂達が守ったこの国を見たいのだ」


 俺は鑑定するために光の壁に手を触れようとすると、バハムートが俺に言う。


「止めておけ!! 結界に触れる者は麻痺するぞ」

「問題ない」


 俺の忍者装備は状態異常無効があるので問題にない。


 俺は、結界に触れ鑑定を行う。

 なるほど、この結界は確かに多重結界で、結界が5重に施されている。


「バハムートよ。俺は知っての通り忍者だ。この多重結界を解く方法は教えられないが、俺達の力で解くことができるかもしれない。試して良いか?」


「やってくれ。どうせ、ここで朽ちるのである身だ。どのような結果になろうが、お主達には褒美を与えよう」



 俺はカインとロイドに相談する。


「俺は褒美はいらない。初めて会ったドラゴンだし、助けてやりたいがカインはどう思う?」


「俺も龍神を助けたい。ロイドは?」


「俺もだ。俺は子供の頃に龍神の伝説を子守唄代わりに聞かされていた。その龍神が俺達に助けを求めている。是非、助けたい」


「わかった。やろう」


 俺は、取り敢えずディスペルを試してみる。


「魔法の極み 多重魔法 ディスペル」


 ディスペルは多重結界に当たり強烈な光を発するが、多重結界に変化はない。


「うーん、やっぱりダメか」



 俺は俺の右側にカインを、左側にロイドを配置させる。


「カイン、ロイド、俺が忍法を放つと同時に剣の極みを放ってくれ」

「わかった」


「いくぞ!! 忍法の極み 多重忍法 解呪の術」


 『解呪の術』は、ディスペルと同じように多重結界に当たり強烈な光を発すると、今度は多重結界の壁にヒビが入る。


「よし!! カイン、ロイド、今だ」


「おお、剣の極み 剛重撃破斬!!」

「いくぞ、剣の極み セイントクロス!!」


 ヒビは二人の剣により大きくなり、やがて多重結界の壁が消える。


「やったぞ――」

「おおお」


 俺達は、お互いの拳を突き合わせて喜びを分かち合った。


「お主達、見事である。これで儂も300年振りに空を駆けることができるぞ」


 そう言うと上に向かって龍神は、ドラゴンブレスを吐く。


『ド――ン』


 ダンジョンが振動する。


「変だぞ。儂のドラゴンブレスであれば、空に通じる穴が開く筈だが開いていない。それに……」


 龍神は大きな翼を広げ、上に飛び立とうとするが、一向に身体を浮かすことができない。


「どういう事だ。まさか、龍気が……」


 龍神は大きな翼を広げたり、畳んだりして色々と試す。


「お主達には申し訳ないことをさせた。折角、結界を解いで貰ったが、既に儂の龍気は衰えてしまい飛び立つことができない」


 折角、多重結界から解放されたのに、飛び立つことが出来ないなんて残念過ぎる。

 それに龍気とは、一体なんだろう。


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