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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第6章 合同結婚式

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第81話 金色の涙


 翌朝、俺とイニスは龍神のダンジョンに入り、人気がいない所で話を始める。


「イニス、クラスは騎士か?」

「ああ、クラスは騎士でランクがDランクだ」


 マッピング。


 俺のマッピングは、ステータスがSSランクとなっているため10層分の地図を全て把握することができる。


「それなら7層に隠し部屋があるので、そこまで一気に行くぞ。魔獣に絡まれたら、俺が倒すので先頭で走ってくれ」


「ここは初めてだろ? なぜ、7層に隠し部屋があるとわかる?」

「そんなことはどうでもいい。後で説明するから急いでくれ」


 俺は冒険者がいないルートを選びながら、イニスを先頭して走られせる。


「アイスストーム、エアーバレット、真空刃」


 イニスは次々に倒されて行く魔獣を見ながら言う。


「ノワールは凄いな。俺は走るので精一杯だが、ノワールは走りながら無詠唱の魔法と武技を放ちながら、次々と魔獣を倒していく。それに全く息が乱れていない」

「イニス、しっかり入れよ。おっと待った。エリアハイヒール」


 更に俺が回復魔法を使ったので、イニスは驚く。


「おいおい、4層では更にピンチだったパーティーに全体回復魔法を放っただと? ノワールは、攻撃魔法、武技、回復魔法を使うことができるぞ。一体どんなクラスだ?」


 イニスは俺の戦いを見て困惑しているようだが、俺は構わずにイニスを先頭にして走らせ7層まで突き進む。


「よし、着いたぞ」

「はぁはぁ、息が切れた。ちょっと待ってくれ。それにしても、着いたって言われても目の前は壁だぞ」

「よく見ろよ」


 俺はそう言い壁に向かって入っていくと、イニスも手探りながら恐る恐る壁の中に入って行く。


「ここが隠し部屋か?」

「ああ、そうだ」


 イニスは不思議そうに部屋の中を見回している。


「よくわかったな」

「ああ、これは俺のスキルのお陰だ。それとイニスが強くなるために俺はスキルを使うが、これからのことは他言無用だ」


「ああ、誰にも言わない」

「では、これからレベリングを行うが、試練を乗り越えてもらう必要がある。死ぬほど辛いが受けるか?」 


「受けるぞ。断ったところで俺には強くなるための手段がない。父上の汚名を晴らし、シチアと結婚するためだ」


「良い覚悟だ。いくぞ!! ダークポイズン」


 イニスは苦悶の表情を見せるが、決して弱音を吐くようなことはしなかった。これも父の汚名を晴らし、シチアさんに対する思いが強いことの証だろう。そして、イニスを鑑定すると状態異常耐性と全属性耐性を身に付けることができていた。


「良く耐えたな。自分のスキルを確認してみろ」


「おお、スキルに状態異常耐性と全属性耐性があるぞ。このスキルは、熟練の騎士でも中々身に付けることができないのに、この俺が身に付けることができるなんて信じられない……」


「まだ、喜ぶのは早いぞ。これから武技と闘気と魔素の使い方も教え、レベルアップして貰うぞ。俺が教えられるのは10日間だが、Bランク相当の実力は身に付けられるはずだ」


「本当か? いや、自分でも信じられないが、既に俺はこの短時間で状態異常耐性と全属性耐性を見に付けることができた。ノワールには不思議なスキルがあるようだ。頼んだぞ」


「任せろ」


 俺は、イニスにレベリングと同時に武技と闘気と魔素の使い方を教える。

 

 そして、食事と仮眠以外は全てをレベリングに費やし、10日目の朝になった。



「イニスのレベルはいくつだ?」

「ああ、58まで上がった。だが、この短期間でこれほどレベルが上がるなんて、自分でも信じられない」


 まぁ、俺のオリジナルスキルによる経験値100倍のお陰だな。


「これから9層でワイバーンを相手にレベリングするぞ」

「待った。ワイバーンはB-ランクの魔獣だ。俺に倒せるのか?」


「何を言っている。イニスは武技と闘気と魔素は使いこなしているから、実力的にはBランクだ」

「そんなに俺は強くなったのか……」


 論より証拠で9層に行き、俺はイニスをワイバーンと戦わせる。


「エアーストーム」

「いいぞ、気流を乱してワイバーンが飛べなくなってきて降りて来るから、そこを仕留めろ」


「おお、グランドクロス!!」


 ワイバーンは、イニスの放ったグランドクロスをまともに受け絶命する。


「やったじゃないか」

「よっしゃ―― 俺はワイバーンを一人で倒したぞ」


 イニスは剣を掲げ、勝どきを上げる。


「勝利の余韻に浸っているところで悪いが、そのクロム装備は限界だな」

「ああ、どうやら俺のステータスには耐えられないようだ」

「それならこれを使ってくれ。ソロでワイバーンを倒した祝いだ」


 俺はアイテムボックスからミスリル装備を出し、イニスに渡す。


「これはミスリル装備だが、普通のミスリル装備ではないな」

「ああ、エベルス鉱山で稀にドロップするミスリル装備で、全ステータスが15%アップ、全ダメージを15%低減の付与効果があるぞ」


「おい、これはミスリル装備の最上級品ではないか!! 本当に貰って良いのか?」

「ああ、これから戦いで必要になるだろう」


「有難く貰っておくよ。だが、貴族の名に懸けて、必ず礼は返すからな」

「気にするな。俺が勝手にやったことだからな」


「ノワールは変わっているな。それにノワールは一体何者だ? 今の俺がBランクの実力だから、ノワールはBランクの冒険者ではないだろ?」


「いずれわかるさ。そんなことより時間がないぞ。さっさとミスリル装備を装備して、ワイバーンやトロール等を狩りまくるぞ」


「おお!!」


 イニスはB-ランクの魔獣を倒し続けたことで、武技と闘気と魔素を実戦でも安定して使いこなせるようになっていた。


「よし、最後の仕上げだ。ボスであるBランクのグレートワイバーンに挑むぞ」

「おお」


 俺達は10層のボス部屋に入ると異変に気付く。


「イニス、あのグレートワイバーンは金色に光っていないか?」

「何?」


 イニスは俺の言葉に驚き、じっとグレートワイバーンを見る。


「ちっ! なんてことだ。あれは、グレートワイバーンではなく、レアで出現するAランクのゴールデンワイバーンだ。やばいぞ、移転石を使って脱出するぞ」


 俺は、移転石を使って脱出しようとするイニスを止める。


「おお、レアな魔獣か。今のイニスだと丁度良い相手だ。一発かまして来いよ」


「マジかよ。本当に俺が倒せるのか?」

「ああ、ワイバーンと同じようにやれば勝てるさ」


 イニスは俺の言葉に意を決したようにゴールデンワイバーンに戦いを挑む。


 おお、流石はワイバーンの上位種で力やスピードもあるな。


「ぐおっ、ハイキュア」


 イシスはゴールデンワイバーンの尻尾による毒攻撃を受けたが、直ぐに魔法で癒すと果敢にもゴールデンワイバーンの懐に飛び込む。


「奥義 剛重撃破斬!!」


 ゴールデンワイバーンは、イシスの渾身の一撃を受けると、反対側の壁まで吹き飛び煙となって消える。そして、そこには宝箱が出現した。


「俺はやったぞ。ノワール、宝箱だ」

「イシスの物だ。開けて見ろよ」


 宝箱の中を見ると一対のネックレスが入っていた。


「やったな、念願のネックレスを手に入ったじゃないか」


「いや、これは只のネックレスではないぞ。これは金色の涙と言う最上級品で、超レアと言われるネックレスだ。そうだな、ミスリル貨10枚だな」


 俺は、喜んでいるイシスに言う。


「強くなったな。もう、ここでのレベリングは十分だが、引き続き武技と闘気と魔素を鍛錬してくれ。それから、これだけは絶対に忘れるなよ。強さは装備やランクによる物ではなく、如何にして武技と闘気と魔素を鍛錬することが重要だ」


「わかった。これからも鍛錬は欠かさず続けるよ。でも、ノワールは、なぜ、そこまでして俺に手を差し伸べるのだ?」


「俺の勝手かな」

「ノワールは本当に変わった人だな。いいか、水の都に来た際には必ず俺の所に寄ってくれ」


「ああ、わかった」


 俺は、イニスと別れの握手する。


 さて、宿で休んでからカイン達と合流するか。


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