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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第4章 恐るべき陰謀の始まり

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第51話 もう一人の英雄


「さぁ、みなさん。固い話が続いてしまったので休憩しましょう」


 ロバート辺境伯がスミスさんに合図すると、新しい紅茶やお菓子等が用意される。



「ところで、ノワール君。君は私達を守った時、聞きなれない魔法を使っていたようだが。確か忍法とか?」


「はい、それは俺のクラスである忍者による術です」


「なんと!? 今、忍者と申したか?」


 興奮するロバート辺境伯。


「はい」


「そうか、君のクラスは忍者であったか……」



 しばし考え込み、ロバート辺境伯は話し始める。


「テリア、君には我が家と忍者の話をしたね」


「はい、あなた」


「セリカ、ヘレンよ。お前達には話していないが、我が家と忍者には深い関係がある。この際だから聞いておきない」


「はい、お父様」


「300年前に王都軍と魔王軍が戦った聖魔対戦のことは知っているな」


「はい、お父様。激しい戦いではありましたが、剣聖トルクと賢者マーリンの活躍により魔王軍に勝利した戦いです」


「そうだ。しかし、市民にはそこまでしか知らされていない。王家や上級貴族しか知られないが、実はもうひとり英雄がいたのだ」




 ロバート辺境伯の話に静まり返る。


「その者の名はわからないが、クラスは忍者であった。その者は、聖魔対戦の報酬として誰にも存在を知られたくないと王に願い、王もその願いを受け入れた。故に、その者は歴史上から姿を消したのである」



「お父様、そのような者がいたことを初めてしました」


「当たり前だ。300年たった今、王都の上級貴族でも知る人は少ないだろう」


「それならば、なぜ、お父様はその者のことを知っているのでしょうか?」


「セリカ。実は、我がヘンダーソン家とその者とは所縁(ゆかり)がある。我がヘンダーソン家の先代は、その者と聖魔対戦を一緒に戦い抜き、友情の証として忍者に関する箱を受け継いたのだ。そして、その者はいつの日かヘンダーソン家に危機が迫る時、忍者のクラスを持った者が現れ危機を救う。ヘンダーソン家は、そのお礼としてこの箱を渡すようにと言い伝えがあるのだ」


「お父様!! では、ノワールさんこそが、まさに箱を渡す人なのですね」


「その通りだ!! ノワール君、君に受け取ってほしい」


 ロバート辺境伯はスミスさんに合図すると、スミスさんが銀のトレーを持ってくる。


「ノワール君、さぁ、受け取ってくれ。君なら開けられるはずだ」



 俺は銀のトレーの上にある金色の小さな箱を見る。


「ロバート辺境伯、開けられるはずだとは、どういうことでしょうか?」


「その箱は開かずの箱だ。何人もその箱を開けようとしたが、開けることができなかった。それに箱に書いてある文字は、見たことがない文字で解読ができない」


 俺は箱に書いてある文字を見ると、読めない理由がわかった。


「この文字は日本語です」


「日本語?」


「はい、俺は渡り人です。そして、この文字は俺が渡ってきたところの文字です。この世界の人に読めるはずがない」


「なるほど、確かに読めるはずがないな」


 俺は日本語で書かれている文字を見ると「印を結べ。さすれば箱の封印は解ける」と書かれている。


「スミスさん、その箱をテーブルの上に置いてください。みなさんは下がっていてください」


 俺は『忍者の書』に書いてあった印を結ぶ。


(りん)(ぴょう)(とう)(しゃ)(かい)(じん)(れつ)(ざい)(ぜん)


 俺が印を結び終わると箱が開き、テーブルの上には装備一式と手紙が置かれていた。


「おおお、開いたぞ」


 ロバート辺境伯は装備を見ながら手紙を手に取るが、諦めたように俺に手紙を渡す。


「私には読めない。どうやら、この手紙は君宛のようだ」


 俺はロバート辺境伯から手紙を受け取り、日本語で書かれた文書を読む。



『この手紙を読んでいる君は、忍者の書を既に手に入れたようだね。


 どうだい、忍者を上手に使って異世界生活を楽しんでくれているかな。

 

 君のことだから、そろそろ装備も欲しいと思って用意しておいた。


 上手に使って異世界生活をもっと満喫してくれ。


                      異世界住人の先輩 神事より 』




「ノワール君、なんて書いてあるのかい」


「はい、上手に使って楽しんでくれと書いてありました」


「そうか、それならば君がこの装備を使うのが正しい。さぁ、装備してみてくれ」


「ここで?」


「ははは、事を焦っていたようだな。スミス、ノワール君を部屋へ案内してくれ」



 俺は別部屋に案内され、装備を鑑定してみる。


 佐助の刀、半蔵の刀


 風魔の頭巾、風魔の鎖帷子、風魔の小手、風魔の袴、風魔の脚絆



 俺はこの鑑定結果が可笑しく仕方がない。


 この装備は日本人以外にはわからないし、厨二心が満載だ。


 それに神事さん、性能がヤバです!!


 鑑定でも細かい素材まではわからないが、主に伝説級のヒヒイロカネが使われているようだ。


 刀  

 素材   ヒヒイロカネ、魔原石

 付与効果 忍術攻撃30%アップ、クリティカルダメージ3倍、退魔効果


 防具

 素材   ヒヒイロカネ、オリハルコン、アダマンタイトの鋼糸

      ミスリル魔原石

 付与効果 状態異常無効、全ダメージ30%ダウン、隠密効果3倍、


 コンビネーション付与効果 重力操作



 装備してみてコンビネーション付与効果がわかった。


 なんと、この装備を身に付けていると壁を歩くことができる。


 神事さん、これはチート装備確定だよ。




 俺は装備の確認が終わると、ロバート辺境伯のところに戻る。


「ロバート辺境伯、戻りました」


「誰だ!? ノワール君か。声はするけど姿が見えないぞ」


 俺はスキルの隠密を解除する。


「うぉっ!! 冗談はよしてくれ。いきなり目の前に現れたら驚くではないか」


「すみません。ずっと前からロバート辺境伯の目の前にいましたが、気が付かれなかったようです。この装備は隠密行動に特化しているみたく、俺も予想外です」


「そうだったのか、それにしても綺麗な装備だ。しかし、見たことがない出で立ちだな」


 そりゃそうだろう。


 しかし、この装備による隠密効果は凄い。


 もしかしたら……


「ロバート辺境伯。思ったのですが、この忍者だった人はこの装備の効果で皆に気付かれず、また気付かれていないことを本人も気付いていなかった。王に願いいる以前に、そもそも誰にも知られていなかったのではないでしょうか?」


「いや、まさか、そんなことはないだろう、ははは」


 皆お互いの顔を見ながら苦笑いをする。


 この装備を見ると、神事さんはやり過ぎ感があるので、もしかしたらあり得るな……


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