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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第4章 恐るべき陰謀の始まり

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第45話 ミスリル装備が欲しい


「なぁ、カイン。やっぱり装備はミスリル装備がいいよな」


「そうだが、稀にしかオーガキングは出てこないぞ。俺の聞いた話では10回に1回程度だ。以前、Bランクのパーティーがミスリル装備を目当てで20回も戦ったが、一度もオーガキングと戦えなかった例もあるそうだ。だから、俺はクロム装備が揃えば十分だよ」


「流石に20回は、心が折れる」


 カインとロイドは諦めたように言う。


 まぁ、俺からしてみれば、数十万突っ込んでガチャを回しても全然でない装備や、一日一回しか出現しない魔獣を大人数で取り合って、しかも数%のドロップ率の装備と比べればマシだとは思うのだが……


 まぁ、実際は命がけで戦う訳だし、現実は甘くないようだ。


「でも、やらなければミスリル装備はでないぞ」


 苦笑いするカイン達だが、俺のオリジナルスキルであれば、運の効果によりオーガキングとかなりの確率で戦えるのではないだろうか?


 それに、ミスリル装備のドロップも1/5の確率だと聞いているが、もっとドロップする確率があるのではないだろうか?


 もし、10と1/10の効果が出現率やドロップ率に影響するのであれば、100%もあり得るのではないだろうか?


 色々と疑問に思うが、戦ってみるしかない。





 俺達はボス部屋に入ると、早速俺がマッピングと気配察知を使用する。


「カイン、気を引き締めてくれ。オーガキングが出てくるぞ」


 8ー9層にいるオーガよりも一回り大きく武器を持っているが、俺は武器を見て驚く。オーガキングが持っている武器はサーベルだ。見方によっては刀にも見えるので、刀技が使えるか試してみたい。


 サーベルがドロップしないかな…… 

 

 そんな考え事をしている俺に向かって、オーガキングがサーベルを振り下ろす。


「ノワール、危ない!!」


 カインが叫ぶが、サーベルは俺の身体を切り裂く。


「キャ―― ノワール君!!」


 ルミアが叫ぶ。


「ん? 問題ないぞ」


 切り裂かれた俺の身体は陽炎のようにゆらめき消え、元の身体が現れる。


「忍法 空蝉の術だ」


 唖然としているカイン達だが俺が無事だとわかると、陣形を整えて戦闘を再開する。



 カインとロイドが交互に盾役を、アンナが支援で隙を見つけては強撃を放ち、ナシャとルミアが魔法で支援や攻撃をする。そして、オーガキングが怯んだ隙に、カインとロイドが奥義を放つ。


 俺が見ても完成度が高い連携で奥義も良く使えている。後は細かい修正すればAランクも狙える実力で、きっとゴンザレスにも引けを取らないだろう。


「カイン、もっと闘気に強弱をつけろ、ナシャさんはカインに気を取られ過ぎで回復が無駄になっている。ルミアは力を抜いて、もっと魔素を意識して魔法を放て」


 俺が指示を出していると、オーガキングはあっけなく倒されるのであった。



 オーガキングが消えると、クロム製装備が一式と金の宝箱が現れる。


「おおお、初めて金の宝箱を見たぜ」


 カイン達が驚いているので聞くと、どうやら宝箱には金、銀、銅と3種類あり、中でも金の宝箱は超レアだそうだ。


「中身も気になるが、この宝箱だけでも金貨10枚になるぞ」


 俺達は宝箱の中を確認すると、収納袋とミスリル製の防具が出て来た。


「おおお、これは当たりだぜ」

「キャー キャー」

「幸運だ!!」


 皆喜んでいるが、俺は何か違和感を覚えたので鑑定してみる。


「おい、皆。これは普通の収納袋とミスリル製の防具ではないぞ」

「ん? 確かにミスリルはもっと緑色なのにこれは碧色だな」

「まず、収納袋は大容量で上級品だ。それと、防具の方はミスリルだけではなく魔晶石が埋めこまれた上級品だ」


 鑑定で調べると、全ステータスが15%アップ、全ダメージを15%低減の付与効果が付いている。


「改めて見るとこれは凄い。価値はミスリル貨10枚以上で、Aランク者でも持っていないぞ。ノワール、お前が装備するべきだ」


 カインの考えに皆が賛同する。


「何を言っている。これから皆の分も取るぞ。今ので確信したよ。ミスリル装備は出るし、場合によってはクロム装備もでる。これからボスを周回するぞ」


「お前は鬼か!! B+ランク相当のボスを周回するなんて、聞いたことがないぞ」


「聞いたことはないが、やれないことはないだろ。今のカイン達ならばボスだって余裕だ」


 カイン達は俺の言葉で決意する。


 結局、オーガキングは俺が出現を願えば100%出現し、レアドロップのミスリル装備もでた。

 我ながら俺のオリジナルスキルには驚かされた。


 最後の方は、カイン達と俺でどちらが早くボスを討伐できるか競っていたので、皆の装備を整えることができた。


「なぁ、言っただろう。装備が整うって」

「言われたが、ミスリル装備とクロム装備が揃い、更に余りが7人分ぐらいあるぞ」


「いいじゃないか、普段はクロム装備で何かあるときはミスリル装備にして、色々な場面に合わせて着替えることができるぞ」



「ところでカイン達はレベルがどれくらいになった?」

「ああ、今はレベルが63だ」

「そうか。それならばチータスには余裕で勝てるな」


「マジかよ。そんなに俺達は強くなったのか?」


「自覚はないか。普通、B+ランク相当のボスでタイムアタックなんてしないだろう。だから、滅多に奥義は使うなよ。スキルだけで十分だからな」


「確かに。ノワールから普通って言葉がでるとは意外だったな」


「ははは、そうか、俺は意外と普通だぞ」


「ノワール君は普通ではないと思うわよ。でもね、私達を鍛えてくれてありがとね。これでBランク者として恥じることはないわ」


「強すぎて、恥じることになりそうだが」

「えっ、そうなの?」


 ルミアが驚いているが、しばらくして皆は苦笑いを始める。


 まぁ、ちょっとやり過ぎ感はあるけど、皆奥義や秘技を使えるようになり、装備も整えることができたので大満足だ。


 俺達は、意気揚々でコートダールに帰るのであった。


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