表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第3章 ダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/141

第29話 枯山水とトンボ


 俺はカザトさんと一緒に調理ギルドに行くと中に入る。


「カザトさん、お待ちしていました。そちらの方がノワールさんですか?」

「そうだ」


「初めまして、私は調理ギルド長のメルクです。早速ですがクレープ作りをお願いします」


 俺が調理室に入ると既に調理器具や材料が揃えられていたので、俺は作り方を説明しながらクレープを焼き始めると調理場にはクレープが焼ける香ばしい匂いが漂う。


「ほら、出来たぞ」


 メルクさんに渡すと、待ちきれなかったとばかりに勢いよくかぶりつく。


「うむ、これは美味です」


 そう言うと、一気にクレープを食べてしまった。


「まさか、クレープがこれほどの食べ物かと想像していませんでした。新レシピで認定しましょう」


 カザトさんは、クレープが新レシピに認定されたので一安心しているようだ。


「カザトさん、このクレープのレシピと調理器具を一緒にして販売権を登録しましょう。レシピは調理ギルドで扱いますので、カザトさんのマラッカス商会で調理器具を扱ってください。あと、ノワールさんは調理ギルドのDランクとしてサブ登録しますので、手続きしてください」


「わかりました。ノワールさん、販売権はカイトの条件と一緒で良いでしょうか?」


「一緒では駄目だ。教会の人達と手伝っている獣人達には、無償でレシピと調理器具を扱えるようにしてほしい」


「そうでしたね。出店の件がありますので、販売権を登録する際に追記しましょう。それにしても、ノワールさんはいつも営利目的ではなく、困っている人のために尽力されるのですね。このカザトも全面的にバックアップしましょう」


 そう言うと販売権の契約ために、メルクと一緒にギルド長室に入って行った。


 俺は調理ギルドのDランクとしてサブ登録を完了してカザトさんを待っていると、ギルド長室のドアが開く。


「ノワールさん、未だ時間がかかります。カザトが対応しますので、よろしければ退出しても大丈夫です」


「そうですか、それでは木工ギルドに行ってから戻ります」


 俺は木工ギルドに行くのには目的がある。


 それは、カザト邸の庭とクレープを作っていてあることを思い出したからである。




 クレープを作る道具にトンボがあったのだが、大きさは違うが良く似た熊手がある。


 カザト邸には、ガーデニング用の庭があるのだが、防犯用に白い玉砂利が敷き詰めてあったのが、そこだけでは殺風景だ。


 そこで、ふと思ったのが枯山水のようにしたら面白いと思った。


 そう、俺が木工ギルドに行くのは枯山水用のトンボを作るためである。



 俺は木工ギルドに入ると、木工ギルド長のデビットに声を掛けた。


「久しぶりです。デビットさん」

「おお、久しぶりだな、ノワール。今日はどうした?」


「実は作りたいものがあるので、手伝ってくれ」


 俺は枯山水のことや枯山水用のトンボについて説明する。


「落ち葉集めや農業用の熊手があるので、改良すればトンボを直ぐに作れるぞ」


 俺はギルドの職人と一緒にトンボを作って、費用として大銀貨3枚を支払う。


「おい、カイトと同じように金儲けの臭いがするな」


「当たるかどうかは微妙だぞ。もしかしたら、豪商や貴族等の金持ちが買うかも知れないが、当たれば儲けはでかいな」


「お前のことだ。俺は当たると思うぞ。明日で良いので、カザトさんに販売権の契約を結びたいので、直ぐに来るように言っておいてくれよな」


 俺は気が進まないが、カザトさんに相談することをデビットに伝えてカザト邸に戻った。




 まだ、カザトさんは戻っていなかったので、執事のジェフさんに断って枯山水を作って見せる。


 昔、京都で枯山水の作成を体験してから一時期夢中になっていたので、直ぐに作ることができた。


「よし、久しぶりに作ったけど我ながら良くできたぞ」


 俺がトンボで枯山水を作るところを、ずっと見ていたジェフさんは興味津々だ。


「この模様と風景は一体何でしょうか?」


「これは枯山水と言って、水を用いず、地形や砂礫、石のみで山水を表現している。線は水の流れや波紋です」


「素晴らしいです。私はガーデニングが大好きで旦那様に言って、この庭園を整備させて頂いております。その他、勉強のために色々な庭園を見て参りましが、このようの表現された庭園は見たことがありません。是非、私に枯山水の表現方法を教えて頂けないでしょうか?」


「良いですよ」


 俺はジェフさんと一緒に枯山水を作りながら、ジェフさんに色々なことを教え終わった時に、カザトさんが帰ってくる。


「ジェフ、この庭園に書かれている模様は何だ?」


「はい、これは枯山水と言ってノワールさんが作られました。旦那様、私に庭園で枯山水を作ることを許可して頂きませんでしょうか? この枯山水は庭園できっと流行りますので、今のうちに腕を磨きたいのです」


「お前がそこまで言うのであれば許可しよう。立派な庭園にしてくれよ」 


「かしこまりました」


 ジェフさんからは凄くやる気に満ちた闘気を感じる。


 いつもの冷静沈着のジェフさんからは想像できないな。


「ノワールさんは、このトンボを作るために木工ギルドに行かれたのですな?」


「はい、そして察しているかも知れませんが、木工ギルド長からは販売権の契約を結びたいと言われていて、すみません」


「いえいえ、商売人と嬉しい限りです。調理ギルドとの販売権の話は終わりましたので、それでは明日にでも木工ギルド長と話してみます」


「助かります」


 俺は宿に戻ってベッドの中で、長年庭園を管理していたジェフさんが夢中になるのだから、きっとトンボは売れるだろうと思いながら寝るのであった。


もしよろしければブックマークへの登録、評価をよろしくお願いします。


評価は下にある『☆☆☆☆☆』より押すことで可能です。


簡単ですので、面白くなければ☆1、面白ければ☆5等を是非とも

よろしくお願いします。


ブックマークも頂けると本当に嬉しいです。


作者のモチベーションになりますのでよろしくお願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ