一日前
オレさ死ぬ一日前にさ
あなたとの日々を
一日かけて全部思い出すよ
明日も明後日も
オレらが生きてる保証なんて
どうしたって得られないけど
十年先も百年先も
一緒にいるつもりで
毎日あなたのこと
思い出してるよ
あんまり考えたくないけど
もしもオレが先にいなくなったら
そのときはオレの分まで
自分自身のことを愛してほしい
オレがこの世界に残したものの中で
一番大切にしてきたものが
あなただから
オレさあなたと出会う一日前まで
この脳も体も全部大嫌いだった
でもあなたがオレのこと
好きだって言ってくれたから
何年もかけて見つけてくれたから
オレも同じものを
好きになってみたいなって思ったんだ
オレさあなたが死ぬ一日前に
正気を保てる自信ないよ
あなたがいなくなってからは
もっとないよ
でもオレは知ってるんだ
どれほどあなたがオレのことを
晴れの日も雪の日も
オレがそばにいれないときも
どんなときだってずっと
一番愛してくれてたこと
それだけはちゃんと知ってるから
オレさ死ぬ一日前にさ
あなたとの日々を
一日かけて全部思い出すよ
最期の一日はあなただけがいい




