半径五光年
本当に良い曲を聴いたとき、私は死にたくなる。
消費期限切れの幸福は、もう冷たくなっている。
脳をとりこにするメロディーが好きです。
記憶を全部ひっくり返して、
子供の頃の光を見つけた。
夏。
境界線がはっきりとわかれた。
さようならって言葉はおかしいね。
一緒の生物になんてなれたことないのに。
君と私。
一つになることはないけれど
君のとなりにいるときは同じ季節の中にいるよ。
君のそばで、瞳にうつる夕暮れを見ていました。
それはまるで小さな地球です。
あまりにも美しい星です。
どうかその惑星では
悲鳴が聞こえませんように。
あなたの愛で溢れていますように。
私は君の衛星になりたかった。
一番近くの星になりたかった。
花が、さいたね。
私のしらない国で。
花びらが、舞ったね。
名前もない風で。
君の希望はそれだけです。
明日もどこかで産声があがるよ。
聞こえないところで、確かに。
君の世界にはいつも希望があるよ。
流星群のように降り注いでる。
星は、隕石に変わる瞬間が一番綺麗だと
君の教えは死ぬまで私の知識となりました。
君の衛星になりたかった。
光って消える爆発のときに、
一番近くにいたいから。
一番近くにいたんだよって、
君以外の誰かに伝えたいから。




