君の宇宙にある一つだけの恒星
どこに忘れたの 幼い自分を
どこに置き去りにしたの その悲鳴を
忘れたフリをしているだけで
本当は覚えているのでしょう?
今から迎えに行くよ
心の底は暗くて怖いよ
深く潜るほど光が遠くなる
あの日のように誰もいなくなっていく
棘だらけの道 拷問器具の中みたい
助けてという声が
聞こえた気がした
嫌われていることに慣れていない
辛いことにも耐えられない
他人の血にも気付けやしなくて
大切な人すら守れない
何もできない弱くて幼い泣き虫
殺したはずだった
まだ生きていた
一人ぼっちの暗闇の果てで
まだ震えている
自分の人生を台無しにした大戦犯
こいつさえいなければ
順風満帆だったはずの未来と過去
こいつがしっかりしていれば
誰も傷つかずに済んだのに
ごめんなさいと 聞こえた気がした
助けてと 泣いていた
許して ごめんなさい 愛して
嫌わないで ごめんなさい
生きていることを 許して
笑ってよ 怖い顔しないで
抱きしめてよ
殺したい自分は
生きたいと泣いて怯えている
そんな自分を許せないのは
この世界にただ一人
そんな自分を許せるのも
この世界にあなた一人
君は君のことが大好きだよ
君は君のことを裏切ったりしないよ
君はどうかな
君は君を許せるかな
君は君を愛せるかな
みんなに愛されている君は
二人で一人の同じ人




