表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/136

夢夢現



夢はもう一つの平行世界で

僕らは世界線が交わる間だけ出会えるの。


いつも声は届くのに本当の距離は

きっと何万キロも遥か彼方。




気付けばそこにいて、でももういなくて

声も名前も知らないくせに

君の姿をいつも探している。


生活はどうですか?

友達やお金が多かったり

病気や怪我が少なかったり

そういうことが知りたいんじゃなくて。


悲しかったり嬉しかったり

何かを経験したり

そんなことも知りたいわけじゃなくて。


君の世界は何色が多いだとか

そんな、君の目に映る世界を

ただただ知りたいんです。


そんな君の生命活動は

評価のつけようがないから

良し悪しなんて元々ないんだよ。




同じ月を見ていたんだ。

夜空にぽっかりと浮かんでいる

生まれた星や時代が違っても

同じものを見つめていたんだ。


大切にしようね

自分の体と心だけは

何があっても護り抜こうね。


君のいない世界の生き方を覚えておきたい。

君を知ってしまったあと、僕の生き方は変わってしまうから

だから忘れないように。

またいつか、その方法で生きることになるかもしれないから。




深夜の太陽の下で

また待ち合わせをしよう。

何度でも平行線が交わる夜に

僕は君を探すよ。

君はそこで待っていて

最初で最後の「初めまして」を

君に使うよ。


そうしていつか

君のことが大切になる。

代わりのない存在になっていく。

理由がないからそう思う。



君に出会うまで僕は

君を探していたんだよ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ