表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/136

SAP



誰かのために生きたいと

自分のために尽くしてくれている人に嘆いて

その誰かが誰であるべきか

目に映る世界を愛していれば

最初から気づけたはずだった


ラッピングされた皮で

心臓を包んで

恥ずかしいからと

その姿を隠していた


「貴方のために死にたい」


君の遠回しの表現を理解できる脳は

世界でこの頭にあるものだけだと

勘違いして今日を営む



貴方の足音はすぐに分かる

貴方の感情はすぐに分かる



いつからだろう

貴方のことをそうやって

「分かっているから」と考えなくなったのは

貴方の毎日はいつも新しくなるのに

「同じ人」だと

独りぼっちにさせてしまっていたのは



誰かのために生きたいと

自分のために尽くしてくれている人に嘆いて

その誰かが誰であるべきか

目に映る世界を愛していれば

今日の君に会えるはずだった



今を生きる貴方に

僕は会いたい





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ