表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/136

その果てで待ち合わせしようよ



例えば君が君のことを

もう嫌いになってしまって

それなのに心と体は離れてくれなくて

もがいて傷つけて血がこぼれて

部屋の壁に何度も頭を打ち付けて

涙をこぼしても


君がこの世界にいてくれている


それだけの毎日が

一生続いてほしい



自分なんて死んだ方がいい

自分は周りを不快にさせる

そんな誰かの難しい嘘を

信じるには十分すぎた今までの経験が

大切な人から嫌われたらどうしようと

君の足をすくめてきた


仲良くなれない人とは仲良くならなくていいよ

君を傷つける人に笑顔を見せるくらいなら

その笑顔をこっちに向けてほしい

全部見ていたいんだ

貴方が嬉しいから見せてくれる表情を



貴方の優しさはどうか貴方に使って下さい

それが余ったならそのときは

ほんの少しちょうだい


この世でたった一人だから

かけがえのない存在だから

同じ世界に生きることができた今日が

永遠に続くわけのない今が

こんなにも愛しい


どっちかがきっと先に死ぬからさ

そのときまでは一緒にいようよ

嫌なことから全部逃げてさ

その果てで待ち合わせしようよ


そこで生きていこうよ





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ