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※(1)人物紹介・用語説明

【登場人物】

■宗志(そうし)

　身長/176cm　年齢/10代後半

　本作の主人公の一人。天狗の松明丸(たいまつまる)という種の妖怪の混血児。容姿は死人のように白い肌に、黒髪に黒い着流しを身に纏(まと)っている。体型は細身で背中に黒い翼を生やし空を飛ぶことも可能。

　基本無表情で他人に興味を示さない性格だが、優しい面や面倒見の良い面も持ち合わせる。「天狗の宗志」や「黒い天狗」という通り名があり、那智組(なちぐみ)から多額の懸賞金がかけられている。

■藤生(ふじゅう)白臣(はくおみ)

　身長/160cm　年齢/14歳

　本作の主人公の一人であり兼ヒロイン。純人間。肩につくかつかない程度の長さの赤い(朱色)髪に翡翠色(ひすいいろ)の目を持つ。首には父親の形見である異国産の宝玉の首飾りをつけている(エメラルド)。一本差で侍のような出で立ち。

　父親に幼い頃から男として育てられたため、一人称は僕。女であることはむやみやたらに人に打ち明けることはない。あまり性別に頓着がない。父親の仇を討つため旅をしている。蛇が苦手。

■土岐(とき)翔和(しょうわ)

　身長/178cm　年齢/不明

　那智組の頭領。色素の薄い髪に、この世の者とは思えないほどの端正な顔立ちをしている。敵味方問わず敬語を用い紳士的な人物ではあるが、己の美学から逸れた者は部下であろうと容赦しない。

【用語説明】

■那智組(なちぐみ)

　妖怪退治を専門とした土岐を頭領とした組織。悪名高い妖怪や妖怪の混血児には懸賞金を掛けることもある。