表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血煙旅記  作者: 黒洋恵生
~最終章~ 月の都編
64/69

【第五十六話】闇夜に流れる







「俺は、いつかお前を殺しちまうんじゃねぇかって、壊しちまうんじゃねぇかって……。俺の手はいくら洗ったところで、汚ねぇ化け物の手でしかねぇ。いくら人間の真似事をしたところで、人間の皮を被った獣でしかねぇ」

「宗志、頭を下げて」


 脈略もなくそんなことを言う白臣に、宗志は訳が分からないまま彼女に言われた通りに頭を下げた。すると彼の頭にぽん、と小さな手が置かれた。

 白臣の手だ。彼女は左手で彼の袖を掴み背伸びをして宗志の頭を右手でそっと優しく撫でる。彼は何も言わず、彼女にされるがままだった。


「僕ね、いつも君にこうしてもらうと落ち着くんだ。君の温かい想いが手から直接流れ込んでくるようで」

「ハク……」

「……僕の想い伝わった……?」


 ああ、と宗志は(かす)れた声でそう返した。胸が詰まり、言葉が上手く出てこなったのだ。白臣は心を込めるように彼の頭を撫でていた。


「君が僕を大切に想ってくれてるのと同じぐらい、僕も君を大切に想ってるんだよ」

「……ああ」

「君は化け物なんかじゃない。化け物なんかじゃないんだ」

「違う……」

「違くない。君は結羽宗志。ぶっきらぼうで優しい、ただの侍だよ」


  そっと白臣は宗志の頭から手を下ろす。彼がちらりと白臣の顔を遠慮がちに盗み見ると、彼女は柔らかく笑っていたのだ。闇夜にが月が覗いたように、それは美しかった。

 彼がその眩しさに何も言えないでいると、白臣の笑みは悪戯っ子のようなものへと変わる。そして彼女は宗志の両頬をつねると横に引っ張った。


「いっ……」

「君はいつまでそんな顔をしてるんだ。笑え! 笑うんだ、そーしー!」

「むひゃいうな……!」

「無茶じゃない!」


 そう言ってから白臣は満足そうに笑って彼の頬から手を離した。そして何の気なしに言う。


「それに僕、別に何もされてないよ。君が来てくれたから」

「……本当か……?」

「うん、本当。だから心配しないで。全然大丈夫だから」


 白臣はそう言って笑ってみせた。そんな彼女に宗志は自らの頭をくしゃりと()く。


「……ありがとな。それと、すまねぇ。……怖い思いさせちまったよな」

「全然だよ。別に女の子じゃあるまいし」

「お前な……」


 強がってんじゃねぇ、とぶっきらぼうに宗志は言うと彼女の頭に軽く手をぽんっと置いた。


「強がってなんかないのに……。だって僕は男だし、侍だし……」

「馬鹿言ってんじゃねぇよ。お前は、侍だが……」


 宗志はその言葉の続きを言わなかった。その代わりに慈しむ様な目で白臣を見つめる。そしてくしゃりと彼女の頭をかき混ぜた。それを彼女は(くすぐ)ったそうに目を細める。


「やっぱ君の手には不思議な力があるね」

「……お前の手にだって」


 くすりと二人で小さく笑い合う。そして一通り笑い終わると、宗志は鳥居の上辺りを睨み上げた。まるでまだそこに土岐翔和がいるかのように。


「あの野郎……次近づいてきやがったらただじゃおかねぇ……!」


 そう荒々しく吐き捨てると、宗志はゆっくりと彼女の頭から手を下ろした。


「とりあえず風呂だ。風呂」

「お風呂入りたいの? 確かに最近暑くて汗かいちゃうしね」

「そうじゃねぇよ……! 入るのはお前だ。……あの野郎、ベタベタと……」


 不思議そうに首を傾げる白臣に、宗志は溜め息をついた。そして苦笑をする。彼が何度も焦がれて手を伸ばした月が、今は手の届く距離にある。

 怪しく浮かんでいた月が、どことなく柔らかい光で世界を照らしていたのだった。






 罪月城天守閣つみづきじょうてんしゅかく の最上階。そこに時雨と鳥野はいた。二人は膝をつき、深く頭を垂れている。二人の前には十段ほどの低い階段があった。それの上には外見を避けるための御簾(みす)が垂らされている。

 そして御簾の外側の両端には一際屈強そうな大男が一人ずつ配置されていた。

 時雨はちらりと目だけを動かし、確認する。壁に沿うようにして男達が配置されていた。彼らは既に刀に手をかけており、不審なことをすればすぐに斬り殺すすよう命じられているのだろう。

 押し潰されてしまいそうな緊迫した空気が流れていた。時雨は隣にいる鳥野へと視線をやる。彼女は傍から見れば涼しい顔をしているようだが、その手は緊張からか微かに震えているのが時雨には分かった。


「そなたが南燕会(なんえんかい)の頭領、瀬崎時雨か」


 天から声がした。そう思わせてしまうほど、その声は不思議な響きを持っていた。限りなく透明で厳かな声だ。そして何よりこの世の者とは思えぬほど美しい声だった。

 時雨は落ち着き払った声を装って答える。


「左様でございます。昌姫様(あきひめさま)の御前に出ることをお許し頂き、誠に光栄に存じます」

「ほう。人間にしては色男の方だと聞いておったが、(わらわ)の想像以上の男のようじゃ。お前達、御簾をあげよ」


 透き通った声で御簾の中に居る人物ーーー昌姫がそう命じると両側に立っていた男達が慣れた手つきで御簾を上げる。

 彼女の姿が現れた時、(かぐわ)しく冷たい花の匂いが立ち込めた。そこに座っていたのはこの世の者とは思えぬほど、まるで天界から降りてきた天女の様に美しい女だったのだ。

 黒真珠の様に艶やかな髪に、雪を思わせるような真っ白な肌。唇は朱色に色づいている。形の良い唇を結んで座っている姿は、気高き牡丹を思わせた。

 身に纏う上物の着物はその女が着るためだけに作られたと思わせるほどだ。そして頭には鈴のついた豪華で華奢な(かんざし)を挿している。見た者を震えさせてしまうほどに、秀麗で典雅(てんが)な女だった。

 時雨は昌姫の瞳の色に目を見張った。彼女の瞳は翡翠色(ひすいいろ)の光を宿していたのである。見つめていると魂を吸いとられそうなそんな妖美な瞳だった。彼女は感情の読み取れない顔で告げる。


「そなたらには期待しておるぞ。妾の望みは戦国の世の統一。天下じゃ」

「南燕会一同、昌姫様のために忠義を尽くすと誓いましょう」

「それは頼もしゅうことよ。そなたらは人間の中でも一層穢れた血が流れた者達であると兄上様から聞いておるが、実力は確かとか。せいぜい妾のために身を粉にするがよい」

「……有り難き幸せに存じます」


 淡々と時雨は言葉を返す。昌姫は見透かすような目をして二人を見下ろしていた。


「そなたらには次の付和国との(いくさ)から従軍してもらう。奇襲は八日後の夜じゃ」

「御意」

「良いか、付和国を更地にするまで帰還は許さん。そうじゃな、女は身ぐるみ剥がして連れて来い。もちろん幼子もな。男は……そうじゃな、金にならん。皆殺しにでもしろ。死体は目障りじゃ。燃やすなりするがよい」


 昌姫は鈴の音の様な笑い声を上げる。恐ろしい程に邪気のない笑い声だった。そして簪の鈴が笑い声に合わせる様にしゃらん、しゃらんと鳴る。


「そうじゃ、顔がまともな女を集め花街のようなものを作るのも随分と粋じゃな。……そうじゃそうじゃ! もっと面白いものを思いついたぞ」


 そこでもったいぶった様に言葉を切ると、昌姫は自らの唇をねっとりと舐めた。そしてうっとりとした声で言葉を続ける。


「醜い女は鼻を削いで、耳を切り落としてしまうのはどうじゃ。そして豚女どもを集めて見世物小屋を作るのじゃ。そうじゃ、それが良い。そうと決まれば御兄様にもお伝えせねば。楽しみじゃのう」

「……昌姫様」

「そうじゃ、部下の男どもにも伝えておけ。褒美に好きな女をくれてやると。そして時雨、そちはたいそうな色狂いと聞いておる。そんなそちでも妾以上の女には出会ったことあるまい。功績次第では、そちを(めかけ)にしてやってもよいぞ」

「……昌姫様」


 静かで低い時雨の声。それと同時に部屋の壁に沿う様にして配置された男達は首から血を噴き出し、倒れてしまったのだ。首には深くクナイが刺さっている。鳥野だ。彼らに刀を抜く間すら与えない、ほんの一瞬の出来事だった。

 部屋に流れ込む武器を携えた男達。それを彼女は確実にクナイを急所に叩き込んでいく。次々と倒れていく男達。その中で彼女は蝶が舞うように殺しを遂行していた。彼女の着物が返り血と自らの血の赤で染まっていく。

 そしてその時には既に時雨は額の包帯を取り払いながら階段を駆け上がっていた。それを防ごうとするかの様に屈強な二人の男達が時雨に斬りかかる。

 その刀が振り下ろされる前に。時雨は間合いを詰める。そして一人の男の首にクナイを突き刺した。彼の手が赤黒い血で染まる。

 時雨はその者の刀を奪い、もう一人の男の刀を受け止める。そして。もう片方の手のクナイで男の眉間を刺突する。

 絶命した二人の男は階段を転がり落ちていった。時雨は懐に右手を入れ飛ぶようにして階段を登りきると同時。クナイを取り出しその先を静かに座ったままの昌姫に向ける。そしてそれで突き刺そうとした。


「……ッ!」


 時雨のクナイは昌姫に届かなかった。クナイの先は彼女の眼球に届く手前で止まってしまう。

 昌姫が時雨の腕を片手で掴んで制したのだ。彼は力で押し切ろうと力を込めるが、彼の腕は少しも動かない。華奢な体のどこにそんな力があるのか、顔色一つ変えずに昌姫は時雨の腕を掴んでいたのだった。

 そして昌姫がうっすらと笑った。次の瞬間。もう片方の昌姫の手の五本の爪が伸びると同時に鋭利な刃物の様に尖る。それを時雨の首へと突き出したのだ。

 咄嗟に彼はその爪を左手で掴む。彼の掌から血が滴り落ちる。互いに少しでも気を緩められないそんな状態で拮抗する。

 昌姫は面白そうに笑みを深くした。時雨も口元を吊り上げる。その笑みは怒りを(はら)んでいた。


「確かに俺は色狂いだが、貴様のような醜女(しこめ)御免(ごめん)だ。まさに牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)

「妾が醜女だと? 笑わせる。……そなたの能力は知っておるぞ。眼球を奪い、その者を操作するとか」

「それだけじゃない」


 時雨が静かにそう口にした瞬間、彼の額の瞳がぎょろりと動き赤く光る。すると昌姫の翡翠色の瞳も赤い光を宿す。彼女は時雨の額の瞳から目が離せない様子である。彼は口元を吊り上げた。……しかし。

 赤い光を宿した昌姫の瞳は、またすぐ翡翠色に戻ってしまったのだ。困惑を隠しきれない様子の時雨を彼女は高い声を上げて笑う。その笑い声は恐ろしいほどに美しいものだった。


「なんじゃ、それだけか。大方、妾の記憶から貴様等の組織の記憶を消す、または妾の頭の中を覗こうとでもした、そんなところじゃろう」

「……貴様は、貴様等は何者なんだ……?」

「そうじゃな……、強いて言うならば神じゃ。妾達はそなた等の条理を越えた存在。そなた等がいくら手を伸ばしたところで届きはせぬ」

「なら、貴様を殺せば俺は神殺しの通り名を得られるわけだな」

「貴様は妾を殺せぬ。何故なら妾はその女の心臓を握っているのだから」


 どういう意味だ、と問う時雨を嘲笑して昌姫は頭を少し傾けた。彼女の簪についている鈴がしゃらん、と鳴る。

 すると時雨の後ろからか細い呻き声がした。振り向かずとも彼には背後の光景が脳内に流れ込んでくる。鳥野が血溜まりの中で(うずくま)り胸を抑えていたのだ。


「鳥野!」


 時雨は昌姫から瞬時に離れると、飛ぶようにして階段を降りる。そして鳥野のもとに行くとしゃがみこみ彼女の顔を覗き込んだ。彼女は苦しそうに顔歪め、額には大粒の汗が浮かんでいる。

 だが彼女の体には目立った傷はない。所々、切り傷があるがどれも浅いものであった。そうなると考えられる可能性は絞られてくる。


「……(やいば)に毒を塗ったか……!」

「さあ、どうじゃろうな」


 面白そうに笑いながら昌姫は挿してある簪を引き抜く。簪の鈴がしゃんしゃんと小さく鳴った。鳥野は更に苦しそうに顔を歪め、胸を抑えている。そんな彼女を満足気に見下ろしてから、昌姫は簪を持ちうっとりと眺めた。

 そして、にったりと笑ったかと思うとその簪を大きく二回振って見せる。一際大きな鈴の音がしゃららんと響く。


「ッ……ああ"あ"……!」

「鳥野……!」


 彼女は苦しそうな声を漏らし激しく咳き込んだ。口元を抑える手の指の隙間から赤黒い血がどろりと流れ落ちる。時雨は彼女の背中を擦りながら、昌姫を睨み上げた。


「その鈴に何か細工してあるのか……!」

「鈴ではない。細工したのは、そこに転がっている死骸にじゃ。その女は血を浴びすぎた。その天罰じゃ」

「……もしや自らの兵に妖怪を寄生させていたか」


 時雨の言葉に昌姫は感心した様な顔をする。そして謎めいた笑みを浮かべ、形の良い唇を開いた。


「さよう。そこらに転がっている人間は使い物にならないほど弱くてのぉ。妾が力を授けてやったのじゃ」

「貴様……! 人を何だと思っている……!」

「化け物に言われとうない。その死骸どもに寄生させていた妖怪はちと特殊なものでの。それが寄生させられても力を得ることはないが、その者の血が傷口等から一定以上体に入った人間はこのように……」


 そこで言葉を切ると、嘲りそのものでしかない息をふうっと吐き出し、昌姫は大きく簪を振る。鳥野は苦しそうな声を漏らすと、ごぼりと血を吐いた。


「このように鈴の音が心臓に刺さるとか。妾も仕組みはよく分からんがのぉ。ニ回鳴らしただけでそのざまじゃ。これを鳴らし続けたらーーー」

「やめろ!」

「それが人に者を頼む態度か? 時雨よ。……おっと耳をそんな物で刺して聾者(ろうしゃ)になっても無駄じゃぞ女」


 時雨の制止を振り切り、クナイを握って自らの耳に突き刺さそうとする鳥野を嘲るように昌姫は笑う。鳥野は忌々しそうに唇を噛み、力なく腕を下ろした。

 あの鈴のついた簪を奪えば勝機が、と考えたところで時雨は小さく舌打ちをする。部屋の外には鈴が十数個つけられた棒のようなものである神楽鈴(かぐらすず)を持った者達が配置されていたのだ。更に時雨の額の瞳は視野を広げる。

 部屋の外だけではなく天井裏にも神楽鈴を持った者達が配置されていたのだ。昌姫から簪を、そして神楽鈴を持った者達からそれを一瞬で奪うのは至難の技である。しかも、鈴の音を鳴らさずにだ。


(俺たちは最初から踊らされていた、ということか)


 時雨は鳥野の背中を擦りながら昌姫を睨み上げた。そんな彼の様子を昌姫は愉快そうに見下ろしている。

 

「時雨よ。(わらわ)に言うことがあるじゃろう? 妾に許しを請え」

「……非礼を、お詫び、申し上げます。どうか、ご慈悲を、お掛け下さい」


 正座をし手を床につけ、時雨は額が床につきそうなほど深々と頭を下げた。それに合わせて鳥野も同じ様に頭を下げる。その顔は悔しさに満ちていた。


「さてどうしてくれようか。反逆者はどうなるか、その女を見せしめにーーー」

「それだけは! どうかご慈悲を……!」

「そちらは妾に仇をなそうとした。それは天に仇をなそうとした事と同意。許しがたい重罪じゃ」

「ならば俺を殺せ……! 鳥野に命じたのは、この俺だ。鳥野に罪はない!」

「そちを殺してしまっては、組織の力が半減してしまう。それは妾の望むところではないのじゃ」


 そう言い放った昌姫を、鳥野は凛とした顔で見上げる。その顔には一片たりとも迷いがなかった。


「昌姫様、裁きを。見せしめにするなり、煮るなり焼くなりお好きなようにしてくださいませ」

「ほう。潔いな。そちを殺すのは意図も容易い。この鈴を鳴らすだけ、なのだからな。鈴の音で死ねるなんぞ、そちの様な女にはもったいないほどじゃろう」

「鳥野、何を……! ……昌姫様、この者は私の命令に逆らえなかっただけでございます! 鳥野に反逆の意はございません……! 殺すのならば俺をーーー」

(かしら)、貴女はこんなところで死んでる場合ではないでしょう」


 強い声で鳥野はそう言った。口元の血を手の甲で拭って彼女は言葉を続ける。


(かしら)の悪いところです。貴方の悪いところは挙げればきりがありませんが。女癖が悪いこと、無駄に話が長いこと、しつこいこと、猿並みに節操がないこと。そして、替えの利く手足を捨てることができないこと」

「鳥野……」

「手足ぐらい捨てる覚悟でなければ、この戦国の世で私達のような者は生き残れません。……(かしら)の夢は、もう(かしら)だけのものじゃないんです。貴方は私達、そして後世を生きる混血児達の光です。私は貴方の手足として生き、死ねたのならば本望です」


 そう言って鳥野はちらりと時雨を見て穏やかに微笑んだ。そして視線を前に戻し、強い眼差しで昌姫を見上げる。


「昌姫様。お好きなようになさってくださいませ」

「……面白い。時雨よ、随分と部下に慕われているようじゃな」

 

 昌姫は意味ありげに微笑むと音を立てないように鈴のついた簪を置いた。そしてぞっとするほど美しい笑い声を上げる。


「……気が変わった。とりあえずは、その女を殺すのはよそう。しかし、忘れてくれるな。次はない」

「寛大な処置、誠にありがとうございます……!」

「時雨。そちは妾の犬、そうじゃろう?」

「……左様でございます」

「ならば、妾に服従の意を示せ。犬は犬らしくな」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ