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血煙旅記  作者: 黒洋恵生
妖狐編
33/69

※(5)人物紹介・用語説明

【登場人物】


獅倉(ししくら)望月(みつき)

 身長/184cm 年齢/30代前半

 自称日本一の刀鍛冶(かたなかじ)。筋肉質でがたいの良い大男。前髪は後ろにかき上げており、髪は癖毛なため外側に好き勝手に跳ねている。額には白の太い鉢巻(はちまき)を巻いている。独身。

 麻子(まこ)の師匠。彼女のことは血は繋がってはいないが、実の娘のように可愛がっている(彼女の帰りが遅いと職人町の住人を引き連れて捜索し始めることもある)。

 豪快で大雑把な性格ではあるが、腕は一流。


獅倉(ししくら)麻子(まこ)

 身長/145cm 年齢/11歳

 望月の一番弟子。黒髪に涼しい目元、白を基調とした職人装束を身に(まと)っている。額には薄紫色の鉢巻を巻いている。遊女の子どもであり、母親は彼女を産んですぐに亡くなり、父親は不明。身寄りのない彼女を望月が引き取った。

 クールな性格だが照れ屋。照れ隠しをする言動が目立つ。獅倉の後継者となる重圧や、自らの才能に限界を感じ行方をくらまそうとしたが、白臣と出会ったことにより、獅倉の後継者として刀と向き合おうと決心する。


堂林(どうばやし)(りょう)

 身長/178cm 年齢/20代

 妖狐(ようこ)の混血児。二刀流で、両腰に尺の長い太刀(たち)を二本ずつ差している。(つば)のない刀である合口拵を愛用している。黒紫色の髪で右目は隠れている。

 銀色の八本の尾が生えており、尾が一本増えるごとに使える技が増え、力が強くなる様子。

 過去に宗志を見世物小屋から助けだした人物ではあり、最高傑作として憎しみに染まっていく彼を称していた。現在の彼は堂林にとっては駄作の様子。


(ゆき)

 身長/120cm 年齢/不明

 純血の妖狐であり、妖狐族の生き残り。見た目は七、八歳。髪の色、瞳の色、そして二本の尾の色は眩しいほどの金色。背中に刀を背負っている。   

 堂林に修行をつけて貰うために、つきまとっている。何度も彼から暴行を受け、追い払われても彼を慕っている。宗志に殺されそうになった堂林の命乞(いのちご)いをするなど、心優しい人物。





【用語説明】

 

紅斑(こうはん)の実

 黄緑色で赤い斑点(はんてん)のある栄養価の高い木の実。甘酸っぱく(すもも)のような味。


若狭守指神(わかさのかみさすがみ)

 宗志の刀の名であり、名刀。脇差しは土岐に奪われてしまう。父親の形見の刀。


獅倉(ししくら)

 刀工の流派であり、備前(びぜん)長船(おさふね)と並ぶほど。獅倉天之尾安定ししくらあめのおやすさだが特に有名。反りが浅く先が細いため、腕が立つ人間でないと扱うことが難しい。万人受けはしない。


■見世物小屋

 妖狐や妖怪の混血児を出し物としている。内容や料金等に統一性はない。

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