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血煙旅記  作者: 黒洋恵生
仙丹編
12/69

※(2)人物紹介・用語説明

【登場人物】


瀬崎(せざき)時雨(しぐれ)

 身長/181cm 年齢/20代

 南燕会(なんえんかい)の頭領で三つ目という妖怪の混血児。美形。

 青みがかった長い髪を高い位置で一本に結っている。長い前髪を真ん中でわけ、額の第三の目は普段は包帯で隠している。それは見えすぎてしまうと日常生活が不便であることと、額の目を隠さないと、怖がられて女遊びが出来ないためである。一応男色ではない。

 腰に刀は差しているが戦闘では基本的に(やり)を用いたり、クナイを用いる。


鳥野(とりの)(しゅう)

 身長/161cm 年齢/17歳

 南燕会の一員である蝶化人(ちょうけじん)という妖怪の混血児。

 薄茶色の髪を腰まで伸ばし、前髪は真ん中で分けている。時雨曰く胸はふくよか。クナイを用いた戦闘をし、蝶の羽を生やし空を飛ぶことや、羽の鱗粉(りんぷん)(眠り毒の原料)で人を眠らせることも出来る。

 歳の割には大人びた人物。時雨に対しては毒を吐いたり髪を引っ張ったり等の暴行をするが、信頼している様子。


直樹(なおき)

 身長/169cm 年齢/30代

 俎豆屋(そとうや)という薬屋を営んでいる。妻に先立たれ、男手一つで娘を育てている。





【用語説明】

南燕会(なんえんかい)

 時雨を頭領とした妖怪の混血児から成り立つ組織である。居場所のない妖怪の混血児なら誰でも受け入れている。純人間では解決できないような事柄を解決することで得る報酬を、運営資金としている。

 (ほとん)どの者が虐げられて居場所のなかった者達の集まりのため、そこから救い出してくれた時雨のことを信頼している。


目抄化(もくしょうか)

 妖怪の混血児が自我を失い、力や治癒力等が純妖怪に近くなり周りにいる人間を、死ぬまで手当たり次第殺戮(さつりく)してしまうという状態。原因は不明であるが、全ての妖怪の混血児が陥ってしまうわけではない。


■巫女狩り

 神に仕え、不思議な力で神の言葉を伝えたり、占い等をする生涯未婚の女性を巫女と呼ぶ。その巫女の血肉を食せば病が治るなどの噂が広まり、各地で起こった巫女虐殺を指す。


■混血児

 二種類の混血児がおり、妖怪と人間が交わって生まれた子供の場合と、両親共に純人間でもあるにも関わらず突然変異的に妖怪の力を持つようになってしまう混血児がいる。

 一説には妖怪の霊魂が憑依(ひょうい)されてしまった女性が、子どもを産むとその子どもに妖怪の血が流れてしまうと言われている。

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