表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

とある村と魔物と犬人族の少年の話2


「く~ろれ~きし~ぃ・・・く~ろれ~きし~ぃ・・・きえてなくなれく~ろれ~きしぃ~・・・♪」


うへへへ・・・うひへへへ・・・


きゃおぉぉぉんってなんだよきゃおぉぉぉんって・・・


もっと別にあっただろに、ほら、グオオオオオン!とか、がおおおおおん!とか


獣化解いてブレーキ掛けようと思ったら地面に突き刺さるとか・・・


「む~ざ~んむ~ざ~ん・・・じ~めん~にさ~さった~・・・♪」


いやまぁ、局部的ザクロにならなくて済んだのは幸運だったと言うか・・・


はぁ・・・今度何処に家造ろうかな・・・いや、一年間ほったらかしにした俺が悪いんだけどさ。


「はぁ・・・いえ・・・おうち・・・す・・・つくりなおすか・・・」


この舌足らずもどうにかならんものか・・・


「おいお前、家が無いのか?」


ふと、後ろから声が掛かる。


凛としている感じではなく、活発な感じの女性の声だ。


「むむむ・・・ん・・・ぅ?さっきふみつぶされてなくなった」


うそは言ってない。言ってないったら言ってない。


適当に藁巻いただけなのは家と言わないだとか、そういうのは俺ン所じゃ無効だから。


それにしても、猫っぽい人だなぁ・・・いや、猫人族の人だから猫っぽいんだろうけどさ・・・


「・・・?お前、村の子じゃないのか?」


三歳になったらがんばるって言って、三歳になったから村に行こうとしたら家が吹き飛んでましたなんて言えない。


「んーん。へんなどうくつのまわりにすんでた。あそびどうぐがいっぱいあってたのしいんだよ?」


うそは言ってない。物資が豊富なダンジョンが近いと楽でいいからな。


「うっ・・・(かわいい・・・お持ち帰りしたい・・・ボソッ」


む・・・何か悪寒が・・・気のせいか・・・?


「ゴ、ゴホン、とりあえず、その洞窟に案内してよ」


む、冒険者か・・・?あそこあまりいい物なかったような気がするんだが


「おねーちゃんがいっても、あまりおもしろくないかもしれないけど、いい?」


うん、ガラクタばっかりしか宝箱に無いし。


拾う価値もないアイテムばっかだから、そのままにしてある。


「むっふっふ~、心配しなくてもおねーさんは楽しむ天才だよ~♪それに、その洞窟の中は危ないかもしれないからね~」


そうだっけ・・・?雑魚ばっかだったような気がする。


「へぇ~、おねーちゃんつよいんだ?」


まぁ、お手並み拝見といこうか。


この世界の技能レベルも確かめないといけないからな・・・


「強いよ~♪何せ勇者の末裔で、Sランク冒険者だからね。【鏡月のレミィ】とは私のことさ!」


ふむふむ、Sランクとな。


「ふ~ん。あ、まだなまえおしえてなかったね、おれは【モルガン】っていうんだ」


リアルの名前はややこしいとか、変とか言われそうだしな。


「モルガンくんって言うのか・・・って驚かないの?」


え、何に驚けと?


「くんはいらないよ、でも、どうしておどろかないといけないの?」


マジで気になる。


「冒険者ランクSだよ?世界で10人も居ないSランクだよ?」


なるほど、最高ランクってところか。


「ぼーけんしゃなんてはじめてみたから、ぴんとこないや――あ、ついたよ、あのおおきいの」


少なくともこの世界では・・・と付くけどね。


「おぉ~大きいね・・・ってはいぃ!?!?ゴッドレジェンダリーダンジョン!?」


うおっ!?耳が!!・・・?ゴッド・・・なに?


「ごっど・・・なに?」


まじでなんぞwww


「えっ、あぁ、神様の残した武器とかが残されてるって言われている迷路洞窟のことよ。まさか、こんな所にあったなんて思わなかったよ・・・モルガン…でいいよね、いままで無事で暮らせてよかったなぁ」


えっ、まじでか。鋳潰さなくて良かった・・・のか?


「うまれてからずっとここでひとりでくらしてたけど、あぶないことなんてなかったよ?」


俺の言葉に唖然とするお姉さん。うん、ちょっとかわいい。


「えっ、お父さんとお母さんは・・・?」


いないな。ぶっちゃけどっかそのへんから沸いて出たような存在だし。


「いないよ、きょうだいなんていうのもいないし、ともだちも、ここにはいないかな」


うん、嘘じゃない。両親もこの世界に来ているわけじゃないし、あいつらは別のところに住んでるし。

フリーダムだし。


「じゃあ、あの現象はいったい・・・まぁいいや、とりあえずはこのダンジョンをどうするか・・・だよねぇ」


最高ランクだけあって、何も考えていないってわけじゃないのか。


「おねーさんは、この【ごっどれじぇんだりーだんじょん】にはいりたいの?」


戦闘の一つでもあれば見極められるんだが・・・


解析っつっても、Lvみたりスキルみたりする程度だからなァ、実践でどう使うかは未だ謎だ。


「う~ん、まずは、ギルドに報告かなぁ~・・・一緒に来る?」


あ~まぁ、渡りに船ってやつかね?


「いいの?」


それでも厄介ごとは簡便なわけだが


「一人にしておくのも危ないからね、一緒に行こう?」


あぁ、なるほど幼児をほっぽってギルドに戻るのはまずありえないか。


「わかった。いくよ」


この際このねーちゃんについて冒険に出るってのもアリかな。





                                 続く

短いけどいいよねwww


ぶっちゃけると、地理設定は未だ手付かずだwwwww

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ