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盗賊の欲と貴族の矜持と冒険者の意地となんだっけ2

私は誇り高き王国の騎士の頂点に立つ者だ。


………そして、頂点に立つ私だからこそ、誰よりも誇りを持った騎士、だったはずだ。


だが、何故私は今、現国王の命で、絶望的な状況にあるであろう幼子を


何故、護るべきはずの民である、救うべきはずである幼子をこの手にかけようとしているのか。


「ふん、さすがの騎士団長とやらも、赤子数匹を殺すために態々迷いの森へ入るのは少々不服と見える」


私が忠誠を誓った王のため、不穏分子の排除には賛同しよう、だが


「少し気になる噂を聞いたのでな、その話によれば、一晩で木製らしき城が出来たそうだ。事前の調査をしておいて損は無いだろう」


気に入らん!未だ15にも満たない王子を傀儡にし、己が欲を満たすために法を変え民から財を搾取する豚共が我が物顔で王宮を這いずり回る今の王国は、癪に障る!!


「ならば、貴殿等から突入したまえ。なに、威力偵察と言う言葉もある、一番槍の名誉はそちらに差し上げようではないか」


しかし、好都合ではある。


先代国王様の遺命と遺言の通り、そして、胡散臭いが、彼の者の助言が本当ならば


―――真に我が国の民を愛するなら、壊す事も躊躇うな―――


・・・先代国王様、貴方様の遺命は、早くも遂行しなくてはならないようです。


「そうさせてもらおう 作戦を練るので失礼する 各々方、此処から先は戦場である事を、ゆめ忘れませぬよう」


心にも無い皮肉を吐いて、部屋を辞する


もはやこの貴族達は、自分達意外をヒトであるとすら思っていない。


護るべき民すらも喰い物にしていると言う情報はすでに入っている。


ならば、我等騎士団は、この国を壊すことに躊躇う義理も通理もありはしないッ!


≪いやはや、よりにもよって奴等、私の子等を塵と嘲るか≫

<にぃ~


「………誰だッ!?」


周囲を見渡すが、黒い猫意外誰も居ない


≪あまり時間が無い 卿の部下を連れて森に入るが良い 私が居るところまで、私の影が案内する≫


\にゃ~/


まさか、この猫がか・・・いや、疑わしくとも進まねばならんか。


「良いだろう」





        【王国騎士団】現状報告【ゲットだZE☆】




1:ノリノリで厨二病再発中の木製城に住むマリアンさん

じつは今は亡き前国王と騎士団長と私は裏でつながってたって言う罠wwwww

とりあえず国の風通し良くして今の脳筋国王にはもうしばらく国王でいてもらうことにした。

裏でイロイロ遣りすぎてる貴族とかは消すらしいけどwwww

今から私は影を操作しつつ、子供の騎士装備を生産しつつ

戦闘準備をしなければいけないわけだがwwwwwwwwwww



2:暖氷の街の正門に居る冒険者見習い(笑)でとるにたらないモルガンさん

一応、ギルドに報告して、仲間集めてる。

冒険者の規定第三項が適用されたから、今待ちに居て尚且つ動ける冒険者は全員強制参加www

とりあえず、【半連隊級】くらいあつまったから、今から部隊編成するおww

まぁ、大半が【一星】レベルなのが痛いけどwww

客観的に見れば、勢力的にはちょっとこっちが不利ってことになってる



3:暖氷の街の正門に居るなりたてほやほやの冒険者アッシャーさん

なんか面白そうだから潜入してみた



4:火山の頂上で狙撃準備中の幼女鍛冶師メリーさん

とりあえず必中の剣矢で空間跳躍狙撃の体制に入ってるけど援護要る?

雨のように撃てるけど



5:gkbrマリアンさん

おいやめろwwマジでやめろwww更地になるからやめろw



6:恐怖に慄くモルガンさん

ただでさえスキルの威力上がってんだwww

素で音速超えてんのに、さらに早くなって衝撃波とかえらいことになるからww

俺だってそうならないようにありったけのマイナス装備で99.999%の力抑えてんだぞwww

ぶっちゃけ最近の俺ってスキルと種族とHP以外【向こう】とあまりかわらんぞw

まぁ、不自然にならないように少しづつ解いていってるけどwww

あ、アーちゃん見つけた、よう



7:ポルポルヘッド装備のアッシャーさん

ヒエーッ!!そうなったら作戦もクソも無ェ!!

俺も今マイナス装備で殆ど【向こう】と大差ねぇぞwww

ん?本当だ、よう



8:火山から街へ向かって下山中のメリーさん

しょうがないわね、今回は遠見の術で我慢する。

私も一応LVごまかしてる

ぐぬぬ、私も行きたかったな~・・・



9:迷いの森に居る積み木マスターのマリアンさん

とりあえず、出稼ぎの兵士おっちゃん達つれてきてwwww

その二人が来ないと【都市】を動かせないwww



10:暖氷の街の正門に居るモルガンさん

部隊編成の遣り方がヒトによってはトラウマを抉りかねないやりかただったけど

とりあえず、編成はフルプレートのおっちゃん、アーちゃん、おっさん二人、俺になった。

レミィねーちゃんはSランク冒険者だから最前線で無双する予定らしい。

俺等は森へ入った盗賊への威力偵察部隊になったお

さっさと済ませて意外と負担の大きいレミィねーちゃん手伝いに行ったほうが良さげ



11:ポルポルヘッド装備のアッシャーさん

森に入って適当な情報見繕っておっさん二人おいてくから

適当なところで機動して移動出来れば一応はミッション完了になるかね



12:迷いの森にいるマリアンさん

オーライwwww把握したwww

一応、おっさん二人とも死んだことにされたら面倒だから

ダンジョンで拾った(・・・・・・・・・)転移専用アイテム(・・・・・・・・)を作って、ゲート登録しておいて、何時でも行き来できるようにしておいてくれないかな?



13:ポルポルヘッド装備のアッシャーさん

把握した・・・っと、そろそろ出るのか。



14:暖氷の街の正門に居るモルガンさん

そうらしい、んじゃ、各自作戦開始ってことで


             

15:何時もニコニコ貴方の後ろにメリーさん

ちょっと魔王の封印見てくる。あと何年で解けるか計算しないと。



16:うっかりモルガンさん

あっ



17:残念王(予定)アッシャーさん

そういえばそんなんあったっけ



18:ド忘れマリアンさん

魂と言うか、精神体はもう動いてるみたいだけどね



19:何時もニコニコ貴方の後ろにメリーさん

えっ



20:残念王(予定)アッシャーさん

あ~、その欠片っぽいもの見たわぁ~

すっかり忘れてた



21:うっかりモルガンさん

あぁ、なるほど、その影響を受けたのがあの神官か。

あれって元々黒いこと遣りまくってる奴がああなりやすいんだっけ




                              つづく

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