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18.素敵な色で包まれている

僕、春日翔は目を覚ますと三人の人に囲まれていた。


大切な人、兄、友達。素敵な色で包まれている。幸せだった。もう怖くない。


僕は今から湊に想いを伝えるのだ。もう逃げたくない。嘘つきたくない。


だって僕は気づいたから。必死に隠せば隠すほど湊を傷つけるのやと。


だから必死に想いを探す。閉じかけていた心を彼らがこじ開けたから。


「湊、いきなりでごめんなんやけど僕は湊が好きだ」と言った。


皆いきなりで目を丸くする。湊は「えっ?」と理解できていないようや。


僕は微笑みながらゆっくり話し出す。「気づいたら恋していたんや。


自分でもめっちゃ戸惑った。やけど気付いた時には止めれなくて…。


言ったら湊を傷つけると思ったら凄く怖くて意識が飛んでいたんや」


湊は何かを考えているようだった。きっと振り方を考えているんやろうな。


その時だ。グッと手を掴まれた。えっ?と思っている間に「俺も」と湊が言う。


振られていない?これってOKって事?嘘や。そんな夢みたいなことありえない。


湊が慌てて僕の手を放して「気づかなかったけど今日気づいた。


俺、ずっと翔の事が好きだったんだ」と言った。僕は涙が溢れた。


絶対振られると思っていたのに…それが両想いやったなんて。奇跡やん。


違う。奇跡と言うか運命?湊が僕をそっと抱きしめる。彼の冷たい温度が伝わる。


やっぱり彼はひんやりとしている。まるで木の下にいるような気分だった。


僕は心から好きになったのが湊でよかったと思った。


長い失恋の日々は終わった。嬉しいようで少し寂しい。


だけど…ようやく幸せだと思えたのだ。二人とも。

俺の疑問なんやけど人ってあったかいよな・・・(?)

じゃあなんで湊の体温ひんやりしてんの?

自分で書いておきながらすごい疑問(笑)

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