龍
龍の背に乗って
大空を舞う
龍の背はごつごつしてて
ちょっとお尻が痛い
細かな鱗が一枚一枚
きらきらと煌めいている
龍の背に抱きつき
天へ天へと
昇っていく
足元には
人々の住む世界が広がっている
小さくけれども
大きな大きな人の世
私は龍の背に乗り
龍とお話ししながら
澄みきった青空の中を飛ぶ
大空を昇った先
そこには
龍がたくさん住む場所があるとのこと
龍のお嫁さんになった私は
今日
その龍のたくさん住む場所へと行く
嫁ぐ
龍の旦那様と一緒に
龍神の島へ
私は向かう
足元の故郷を離れる…