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案内所での出来事

第五話となります。

閲覧ありがとうございます。

リアルの方が忙しく、更新が遅くなりました。ほんと、すいません。


 部屋のドアを開け、廊下に出てみたが、物音一つしない。

 うーん、物音を出しても反応がないということは…

 やっぱり、この建物には誰もいないのかな?

 んー、あっ、降りる階段がある。

 ということは、ここは二階なのか。

 そう思い、一階に降りてみたが誰もいなかった。

 どうやら、ここは、空き家で間違いなさそうだ。

 家のドアを開け、外に出てみると…

 そこには、まさに異世界ファンタジーと呼べる光景が広がっていた!

 建物はどれもが中世の気品を漂わせていて、人種も様々だ。

 「あれは…ドワーフか!あっ、エルフもいる。」

 元の世界で、異世界系のラノベの中に入りたいとつくずく思っていたが…

 ま、まさか本当にこの目でドワーフやエルフを拝める日がくるなんて。

 「ああー、眼福眼福」

 …おーと、いけない。

 この光景だけで、飯三十杯はいけるんだが、そもそも食べる物がない。

 「てか、俺って金持ってんのか…?」

 えーと、財布財布。

 ん?なんだこのお金?これ、使えんのか?

 そう思い、果物らしき物を売っている露店に行き

 「すいません、このお金って使えますかね?」

 そう質問すると、店の人はどう答えたらわからそうな顔をした。

 さすがに、変な質問すぎたかな…。

 「はい、そのお金は使えますよ。というか、この国全域で使えるとおもうんですが…」

 「で、ですよね~いやぁ、すいません。変な質問をして。そしたら、これを一つもらえますかね。」

 「えーと、アプフェルですね。一つ100ルーミーナとなります。」

 「アプフェル?」

 「…?別の物でしたか?」

 「あっ、いえいえ、それでお願いします。」

 へぇー、こっちの世界ではリンゴのことを『アプフェル』ていうのか。

 「あと、すいません。ルーミーナってなんですか?」

 「このアルブ王国で使われてる硬貨ですよ。」

 ふーん、この国のお金はルーミーナって言うのか…もしかしたら、あの女神、相当すごいのか。

 てか、王国か…辺りの情報収集も始めないとな。

 そんなことを思いながら、店を出た俺はあることに気づいた。

 おっ、そういえば異世界といってたら、お約束の冒険者ギルドに行ってなかったな。

 「うーん、どこにあるんだろう?」

 どこかに、案内所的なところはないんだろうか?

 そう思い、人に聞きながら案内所を目指すことにした。

 「ふぅー、やっと着いた。」

 人に聞きながら目指すまで良かったんだが…。

 「まるで、この街全体が迷路みたいだな。」

 そう、この街はちょっと大通りから外れれば、これでもかというぐらいに道が右往左往しており、すぐに迷子になってしまったのである。

 おかげで、案内所に着いたころには、すっかり日が暮れてしまった。

 冒険者ギルドの場所聞くのもいいけど、宿の場所も聞かないとな…。

 そんなことを思いながら、案内所のドアを開けて

 「すいません、まだ開いてますか?」

 「開いてるよ、お兄ちゃん。」

 そこには、優しそうなおばあちゃんが座っていた。

 「こんな遅い時間に若い人が…珍しいもんだねぇ。」

 「そうなんですか?」

 「そうだよ、大体の若い人はこの時間になったら、寝るか飲むかしかしてないからねぇ。」

 「ふーん、そんなもんなですね。」

 「すまないねぇ。聞きたいことがあるんだったね。」

 「はい、冒険者ギルドの場所とおススメの宿について教えてほしいのですが。」

 「はいはい、冒険者のギルドの場所はね…説明するより、地図を渡したほうが早いねぇ。」

 「ありがとうございます。」

 さてと、用は済んだから行くとしますかね。

 椅子を立ち、案内所から出ようとしたら…

 「ハァハァ…まだ…開いてますか。」

 という、今にも死にそうな声が聞こえた。

 それを聞き、不審がりながらも、おばあちゃんが

 「開いてるよ。」

 それを聞き、女の子がフラフラしながら入ってきた。

 いや、違う。入りながら、そのままぶっ倒れた…

 「は?えっ…あのぉ、大丈夫ですか?」

 …返事がない。ただの屍のようだ。

 …いや、そんなこと考えてる場合じゃねぇ!

 「おやおや、大丈夫かい?」

 おばあちゃんが聞くが、相変わらず返事がない。

 「うーん、どうしようかね。ここには寝られる道具がないんだよねぇ…すまないけど、この子も宿に止めてやってくれんのか。」

 うおぉい、マジか?この子も宿に泊まらせるのか。でも、このまんまってのもなぁ…

 しゃあねぇー、やるとしますか。

 「わかりました。この子も宿に連れていきますね。」

 「よろしく頼むねぇ。」

 「はい、任せてください。」

 「あっ、名前を聞いておくのを忘れていたねぇ。名は何というんだい?」

 「アルエですよ。あなたのことは、おばぁちゃんって呼んでもいいですか?」

 「構わんよぉ。アルエ君だね…いい名前だね。」

 「じゃあ、今日のところは失礼しますね。」

 「うん、その子のこと頼んだよぉ。あとでいいから、顔を見せに来てねぇ。」

 「わかりました。」

 そう言い、女の子をおんぶしながら、案内所を出た。

 うわぁ、女の子をおんぶしたのなんて、初めてだ…重い。

 そんなことを思いながら、地図を見ながら、宿を目指した…

閲覧ありがとうございました!

いやぁ、あとがきって何書いたらわかりませんねぇ。

とりあえず、次回予定しますかね(あくまで、予定です…)

次回「やっとの冒険者ギルド」

では、また会えるその日まで

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