表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
輪廻転々として生まれ変わる  作者: こうおにぃ
ニ章
8/14

意外と高度…?

ようやく材木を切り出せた。

ハードウッドの幹には直方体の隙間がぽっかり空いている。

「あの石のおかげでめちゃくちゃ速く取れたわい。ボンは天才じゃのう!」

最後の方は強引に引き抜いたがな…じっちゃんよ

「材木は取れたけどこっからどうすんの?」

「まあ付いて来い…」

そうして水場まで連れてこられた。

この密林の水場はアローモンキーにとっての集会所のような所だ。ちらほらとアローモンキーがみえる。

「まあ坊や、大きくなったわねえ」

おばさんモンキーが話しかけてきた

「ボンは成長が早い上に天才なんじゃ!」

じっちゃんは誇らしげだ。

そして二度生まれ変わって、魔物達の中では名前を付ける、呼ぶ。という習慣が無いのではないかと考えるようになった。俺にも昔は名前があった。少し懐かしいきがする。

「ボン、何してる、手伝え!」

いかん、ぼーっとしてた。駆け寄ってみるとじっちゃんが木をベリベリと割いている。

「何してんの?」

「木を細くしてるんじゃ。これを水に2〜3日浸したのをよって形を整えて乾かしたら弓本体の出来上がりじゃ。」

なるほど、ハードウッドは頑丈だが加工しにくい。しかし細くし、見ずに浸せば加工しやすく、そしてしなりも生まれるというわけか。

アローモンキーはバカかも知れないと思ったことを少し反省。いや、かなり反省。


そして2〜3日後、俺の弓ができたのであった。

早く使いたいものだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ