竜人種の奴隷
今回久々の奴隷追加ですね。
ルシについては色々なストーリーを考えていたのですが、やっぱり後味の悪い展開は好みではないため王道を進むことにします
ルシの獲得という目的は達成されたが、余った金貨で後一人くらいは奴隷を購入しておきたいところだ
「さぁ、金貨200枚から開始いたしましょう」
「200枚」
「230だ」
「250枚」
「280枚だ」
竜人種の奴隷の価格はエルフであるルシと比べ比較的なだらかに金額が上昇していく
貴重とは言え、エルフほどではなく、また、竜人種の部族の規律違反はかなりの減額対象らしい
以前本で読んだ程度の知識しかないが、エルフは知識を尊ぶ種族であり、知識欲が勝ったがための国家反逆は良くあることらしい。また、エルフの世界の実情を知るものが少ないため、国家反逆=知識を求めた脱走と捉えられてるらしい。そのため咎人であっても高値が付く
逆に、竜人は規律を重んじ、家族を尊ぶ、大昔の農村民のような種族だ。そのため、部族の規律違反はめったとない。めったとない罪を犯したのだから、よほどタチの悪いやつ。手には負えないから物好きしか買わない。結果として価格の低下を招いているのだ。
というような理由が重なり、竜人の奴隷は最終的に俺が金貨800枚で落札した
本当ならばもう少し安くで買えたのだが、端数が嫌いなので綺麗が数字で落札したのだ
どうやら今日のオークションで売られる奴隷は2人だけだったようで後はマジックアイテムだったり、武器や防具、だったりした。
今日はポーションが無く価格を知ることができなかったのが残念だ
俺は舞台袖からやって来た男に帰宅する旨を伝え、落札した二人との面会に向かった
「まずは、入場料をお返しいたします」
どうやら入場料は何かを落札すると変換されるようだ
「次に落札品のご確認を。返金に応じられるのは今しかございません。また、返金は落札金額の1割を違約金として差し引いた金額となります」
二人の奴隷をさっと目で見ると俺は、マジックバックから白金貨を251枚取り出した
せっかく3000枚以上白金貨を集めたのだが、徒労に終わった
俺は代金の差額を受け取り、オークション会場を後にする
二人を連れガベリアの中心地へと戻って来た
「あの...これからどこへ?」
最初に口を開いたのはルシだった
あれ?ルシってこんな口調だったかな。記憶ではもっとアリシアのような騎士らしい口調だった気がするんだが...
「まぁ、付いて来ればわかる」
俺はそういうと二人を、何度か宿泊したことのあるホテルのVIPルーム取り、3人分支払った
最上階に付き、大きなベッドに腰を掛ける
「さて、簡単に自己紹介でもしてもらおうか」
「私はルシウス=コネリー。ハイエルフです。反逆罪で奴隷となったため、魔力は人族程度しかありません....」
どうやらこれがルシの素の口調らしい
「私はミリス。鱗人族、竜人種です。規律違反により奴隷として売られました」
ミリスと言う少女は褐色の肌に少し薄めの赤い髪で健康的な印象だ
鱗人族と言うからには全身鱗でびっちりと思っていたが二の腕に5枚ほど、青色のような鱗がある程度
二の腕さえ隠せば普通の人族と変わりない普通の少女だ
「ミリスと言ったね。規律違反と言うのは?」
「えっと....。その....。私の部族では黒は邪竜を彷彿とさせるとされていて、黒、もしくは黒に準ずる色は忌み嫌われます、だから奴隷になったんです」
ん?。ミリスの説明ではなんのこっちゃさっぱりで脳内がショート寸前だ
「つまり...ですね。私の肌が茶褐色。つまり黒に近いよどんだ色ということで規律違反なのです」
ミリスが凄く申し訳なさそうな目で俺を見つめる
肌の色が黒いから規律違反で奴隷落ちとか、ただの差別でしかないじゃん.....それでいいのか竜人種
「ミリス、俺は肌の色云々で扱いを変えたりしないし。肌が茶色いから転売したりもしない。約束しよう」
ミリスの顔が一気に晴れやかになった気がした。が気のせいではないだろう
「あの....私は...」
ルシが捨てられた子犬のような顔で俺を見つめる
「やはり、能無しのエルフは性奴隷でしょうか。いや、それでも良いんです。必要とされているのなら、居場所をくれるのならそれで....」
ルシが一人とんでもないようなことを口走っている
奴隷落ちになるとあれほど凛々しかった人格もここまで崩壊させられるのだろうか
「ルシ、いい加減気づけ、俺だよ」
「はい!?。え。カイウス様....なのですか?本当に?でもどうして....」
どうやら本当に今まで俺ということに気づかなかったらしい。
あまりの衝撃に泣き出してしまったりルシが泣き止むまでに、俺はミリスから竜人種の特徴などを聞くことにした
次回は、ルシを連れ世界樹に帰還です




