英霊裁判
今回やっと話が前に進みます
俺が目を覚ますと、猫耳少女とエルフ少女が目の前に居た
「フィリア...とリサか、おはよう」
フィリアは口をパクパクさせ、リサは猫耳を高速でピコピコしている、カメラがあれば速攻で映像を録画していたところだ
「ご主人様、目が覚めたの?」
「カイウス様....良かったです」
二人の声でほかの皆も集まる
どうやら俺は1週間以上寝たままだったようだ
ルカの屋敷とここでは時間の流れが違うらしい
「みんな心配かけて悪かったな。でももう大丈夫だ」
「ご主人様、もう無茶しないって約束して」
「カイウス殿、時には私たちも頼ってほしい、カイウス殿が私たちを大切に思っているように私たちにとってもカイウス殿は大切なのだ。目の前で主が傷つくのは辛い」
「ご主人様、リサお姉さまがずっと心配してました。今度何かしてあげてください」
何かってのが良くわからんが、リサが一番心配していたらしい
後からルナに聞いたところ、俺が目を覚ますまでリサの耳が終始ぺったんこだったらしい
今度リサにアクセサリーでも作ってプレゼントするとしよう
「カイウス様、あの...少しお時間良いですか」
「良いけど、何か用かな」
「ここだと少しアレですので」
「皆、悪いけど少し席を外してもらえるかな」
俺の声にフィリア以外が部屋を後にする
「ルシ、入ってきなさい」
フィリアがルシを呼ぶ
この時なぜか違和感を感じたが特に気にはしなかった
「カイウス様、このたびは本当に申し訳ありませんでした」
なぜかルシは入ってきて俺の顔を見るなり土下座の体制に移行した
「フィリア、どういうことだ、全く状況が読めないんだが」
「ルシ、カイウス様にご説明を」
「はい...実は」
ルシの口からすべてを聞いた
ヘビーモスが現れたわけ、ヘビーモスを呼び出した理由、そしてルシにかかっている罪と罰について
「その英霊裁判っていうのはいつなんだ」
「今この場で行います」
「はぁ!?、今この場で?俺とフィリアとルシしかいないんだぞ」
「既にこの国の統治権はカイウス様に移っています、それに、長老様の許可も得ておりますので」
「俺が裁くってことか....」
「はい、そうなります」
「裁くと言っても死刑か、奴隷落ちか、どっちかしかないんだろ?」
「その通りです、ですが、国家反逆の場合は奴隷落ちが相当です」
「つまり、俺にこの場で奴隷落ちを宣言しろってことか?」
「申し訳ありませんがその通りです。英霊裁判はエルフの罪を犯した際に行われる裁判です。裁けるのは国家統治者である者のみで代役はできません」
「分かった、それがエルフの国のルールなら仕方ないな」
「本当に申し訳ありません」
「ルシウス=コネリー、エルフ国統治者の名の元に奴隷落ちの罰を命ずる」
「カイウス様、後日、ルシはエルフの力を抜きとった後、奴隷商へ引き渡します。その時に同席をお願いします」
フィリアはそういうとルシを引き連れ部屋を出て行った
しかし、エルフの奴隷落ちってのは怖いもんだ
エルフと言う肩書はそのままに魔力を抜かれ属性魔法1つと最低限の魔力を残して奴隷に落とされる。
それならよっぽど死刑のほうがましだが、そのための罰なのだろう。
俺はエルフの闇を経験した気がした
次回投稿は8月6日夕方ごろを予定しています




