事の真相
また1日投稿が空いてしまいました
本当に申し訳ありません
「ところでアリシア、どうしてルナ姉さまだけじゃなく私も警備に?そこまで厳重な警備は必要ないと思いうけど」
「サーシャ殿は気づいていないのか?」
「ほぇ?」
「リサのためですよ、サーシャ」
「リサねぇ様のため?。ますますわからなくなってきた」
「リサは私たちの誰よりもご主人様に依存しています。ご主人様のそばに居てご主人様を側に感じて今まで来ましたから」
「そうなんですか」
「ついでに言えば、最もご主人様に依存している分、ご主人様が居なくなった時の影響も大きいのです」
「今日のリサ姉さまはいつもと変わらなかったよ?」
「強がっているだけですよ、リサの耳が垂れていたでしょ。リサの感情、精神状態は耳と尻尾に出るからそこを見ればすぐわかるの」
「耳ですか...いつも可愛いお耳だなぁとしか思ってませんでした」
「さて、我々はどうしようか....」
「ご主人様の寝室でもお借りしてそこで眠りましょう」
3人は世界樹の内部でいつもカイウスが眠っていた部屋で眠ることにした
「それで、話とは何でしょうか。ルシ」
フィリアとルシは世界樹の地下、カイウスが錬金術の研究を行っている部屋に居た
「実は、その....すまない」
ルシはフィリアに頭を下げる
「話が全く読めないのですが.....どういうことですか」
「ヘビーモスを召喚したのは...私...なのだ」
「どういう、ことですか。しっかり説明してもらいましょうか」
フィリアの体に心なしか少量の電流が流れている気がする
「実は....」
ルシは涙を流しながらフィリアに事の全容を明かした
「つまり、カイウス殿に合いたいがために得体も知れぬ男から勧められるがままに魔力卵を購入してエルフの国に向けてはなったということか」
「はい.....」
いつの間にか神様モードになったフィリアがルシを睨む
「貴様、自分のやったことが分かっておるのか。国を聞きに貶めただけでなく、カイウス殿の命まで奪いかけたのじゃぞ。貴様本当に事の重大さを分かっておるのか」
「魔力卵は使用者の命令に忠実ということを確認したうえで購入しました。それに幻視を使うなんて聞いていませんでした」
「貴様、この期に及んで言い訳か?。反省の色が全く見えぬようじゃが」
「そのようなことは....」
「まぁ、反省しようがしまいが死刑もしくは奴隷落ちが確定しておる。どう態度を改めようが、その結果は変わらぬし、罪が軽くなることもない」
エルフの国において国家反逆罪は死刑もしくは奴隷落ちという厳しい罪に問われる
特に奴隷落ちは、魔力を抜かれエルフ特有の魔法が使用不可能になり、二度と戻ることはない
最終的に残るのは、魔力適正が最低限にあり、魔法が1属性使えるかどうかというエルフのできそこない
だ。
明らかに死刑のほうがましだが、罪が軽ければ死刑となり一瞬で楽になるが、国家反逆の罪となれば奴隷落ちは避けられないだろう
「分かっています。それでも、私はカイウス様に一目でも会いたかった。それだけです」
「まぁ、貴様の処分は長老様と王であるカイウス殿とフィリアの3人で決めることになるだろう、それまでは恐恐として待っておれ。そして悔いよ、自ら犯した罪の重さを。国を襲撃だけでなく我が夫であるカイウス殿にまで怪我を負わせるとは、絶対に許さぬからな」
最後にフィリアはルシを塗睨み付けると、いつものフィリアに戻った
「ルシ、残念です。あなたのことは信頼し姉妹のように接してきましたが、それも今日までのようです。近いうちにカイウス様が目覚めるはずです。言いたいことは、分かりますね」
「私に、私の口から真実を語れ...と?」
「それで犯した罪が軽くなるわけではありませんが。ですが、それでも、果たさなければいけない責任もあります。自らの口で真実を語り、カイウス様に裁いてもらいなさい」
「フィリアと、長老様はどうするんだ」
「私と長老様はカイウス様の裁きを正式なものにするだけです。そのための許可はすでに取り付けてあります。もちろん、私はカイウス様に相応の罰は進言しますが、最終的に決めるのはカイウス様です」
「分かります。このルシウス=コネリー、エルフとして、騎士として最後のけじめをつけさせていただきます」
ルシはフィリアに跪き頭を下げた
「フィリア、ありがとう」
ルシはフィリアには聞こえないであろう声で小さくつぶやいた
次回、ついにカイウスが目覚めます




