騎士団との模擬戦
今回は模擬戦です
本当は11回すべて模擬戦の様子を描きたかったのですが、1話にまとめるため圧縮しました
12人出てきたか...別に俺だけでも問題ないが、やはり適材適所が重要だ
俺たち全員で12人と戦うことにしよう
「まずは誰からくる?」
「私だ、私はガベリア騎士団、第1騎士団、団長キースだ」
キースと言う男は剣を2本腰に下げていた
「リサ、今回は君に任せるよ」
「分かった、任せて」
「奴隷ごときが私の相手など、舐められたものだ」
「それはどうかな、実際に剣を合わせれば分かることだ」
二人が距離を取り構える
「構え、はじめ!!!」
サドラーの一声でキースが距離を一瞬で詰める
フッ、いくら武を嗜んでも奴隷は奴隷、騎士には勝てんわ
とでも思っているのだろう
リサはキースの攻撃を全て紙一重でかわし防戦に徹しているのだから当然と言えば当然か
「リサ、君なら一瞬でかたが付くはずだろう、何を遊んでいるんだ」
リサがこっちを振り向きはにかむ
キースとの間を取ったリサが2本目のマチェーテを抜く
それと同時にキースの距離を詰める
「甘い!」
キースはリサが来るであろう場所に剣を振り下ろす。普通の人間ならば直撃しているはずだが、生憎とリサは普通でもなければ人間でもない
振り遅された2本の剣をするりとかわしキースの背後に立つ
「くそう」
キースが体を捻るが遅い
キースの首もとにマチェーテがあてがわれ勝負あり
その後も俺やサーシャ、アリシアがそれぞれにあった相手と模擬戦を行う
一番見どころがあったのはアリシアと第8騎士団団長ズールとの戦闘だ
お互い教科書通りの攻め手を主としているので舞踊かと思ってしまう綺麗な動きだった
逆にもっとも見どころのなかった試合は第3騎士団団長のフェルディア対サーシャだ
フェルディアは防御を重んじ隙を突き攻撃するスタイルを取る
だが、いかに重層の結界を張ったとしてもサーシャの一撃を防ぐは不可能なのだ
サーシャの一撃はエルフであるフィリアが全力で張った結界すら勝ち割る。それほどの威力がある
騎士とは言えたかが人間一人の結界など紙切れのようにぶち破ってしまい、フェルディアは衝撃によって気絶した
最後は魔法騎士団2人の団長だが、生憎と魔法騎士団は単騎で戦うものではないため、2個騎士団対ルナ、フィリアという構図となった
一見すればルナが足手まといのようにも見えないことはない、だが、ルナにはフィリアにない長所がある
ルナは頭が良く頑張り屋さんだ、仕組みさえ理解すれば大抵の魔法をそつなくこなし、その場に応じて適切な魔法を使うことができる
対個人ではほぼ無意味だが、このような大人数を相手に戦う場合、ルナの管制能力が真価を発揮する
二人の模擬戦は一見すれば、フィリアが魔法を連発しルナはただ、フィリアの結界に守られているだけに見えているが、違う
ルナが、フィリアの魔法を妨害する要因を排除するように先読みで魔法を発動させ、要因を除去する、そのうえでフィリアの魔法が最も効果的な場所で発動されるように指示を出す
フィリアからすれば、魔法の一発や二発大した問題ではないが、これが連戦となれば話は別だ
それゆえ、多数を相手取る時はルナの指揮が非常に有効なのだ
当然のことながら、2個騎士団をもってしてもフィリアとルナの壁を破ることはできなかった
最終的な結果は12対0で俺達が圧勝だ
模擬戦を終え、俺たちは騎士団に認められた。
夏になり、リアルの方でスケジュールが調整できなくなっているので次回投稿時間は不明です
少なくとも1日1話は投稿する予定ですので、よろしくお願いします




