ガベリア騎士団
今回からはガベリア復興に向け内政に励みます
ファルマス家が代々贔屓にしているホテルと言うのは俺達が先日宿泊した宿だった
通りで、礼儀と節度のあるスタッフがそろっているわけだ
当面は最上階のVIPルームに宿泊するため、サドラー同伴でチェックインを済ませ、ガベリアの迷宮へと向かった
ガベリアの迷宮は近衛騎士団をはじめ、王国に所属する騎士も訓練に使用するため、かなり整備がされている
また、ガベリアの迷宮は今までに探索した迷宮よりも敵が強い気がする
攻撃はすべてかわしているので分からないが体力が多いか攻撃があまり通っていないのだろう
ほかの国の同フロアの迷宮と比べ敵がタフだ。
タフであるだけでそれ以外は全く同じなので、苦戦することはない。
今日はお試しということでフロアマスターの居ない10層まで探索を勧め、王城に戻った
王城では1000人以上の騎士が整列し隊列を整えていた
騎士たちの前でサドラーが何やら話している
「おお、カイウス殿、ちょうどよいところに、お時間はあるだろうか」
サドラーがこちらの存在に気が付き呼びかけてきた
「これだけの騎士たちが国内に居たのか?」
「いいや、この者たちは前国王エリクのやり方に反対したため、国外の要塞や砦に飛ばされた者たちだ
私が国王になったときき戻ってきたのだ」
サドラーは相当人望の厚い人間のようだ、エリクのような恐怖、圧力による支配ではない、人徳による忠誠が感じられる
「本日より、君たち騎士団の稽古をつけてくれる、冒険者のカイウス殿とお連れの方たちだ」
「おい、冒険者だって?」
「冒険者ごときに教わることは何もない」
「お連れの方ってありゃ奴隷だろ、奴隷に武術なんて必要ねぇよ」
様々な声が聞こえるが大半は俺達に対して否定的な声だ
「フィリア、変なことしたら二度と一緒に買い物に行かないし会話もしないからな」
変なことをされても困るのでフィリアにくぎを刺す
だが、一部で聞き覚えのある声が聞こえる
「カイウス様、カイウス様ではありませんか」
「誰だ?」
「私です、以前アーミーアントの襲撃で助けていただいた第3騎士団のフェルディアです」
「第3騎士団がアーミーアントに苦戦?」
「あり得ないな、第3騎士団は防御に特化した守りの騎士、アーミーアントごときに後れを取るはずがない」
やはりここでも否定的な声が多い
「ここの騎士たちも悪気があるわけではない、ただ、少しだけ疑り深いだけなのだ、許してほしい」
「気にしないでくれ、俺も剣を振るわずに認めてもらおうとは思っていないさ」
「さっきサドラーが紹介した通り、俺はカイウスだ。冒険者をやってる。騎士である君たちは誇りが高い、だからこそ、剣の腕を見ず、話だけでは納得しないだろう。それは良いことだ。だからこそ、ここで模擬戦をしようじゃないか、騎士団長に出てきてもらい模擬戦をする、俺達が負ければこの国から去ろう」
「カイウス殿それは無茶だ、我が国の騎士団は全部で10、それに魔法騎士団も2つあるのだぞ」
「問題ないよサドラー。騎士団長じゃなく腕に自信のあるものでも構わんぞ」
全騎士団から一人づつ、合計12人の騎士団長が俺の前に出てきた
次回模擬戦です




