フィリア、激昂する
前回とスプラッター回と今回はもともと1つの話だったのですが、スプラッター表現がきつかったので2羽に分割し投稿しています
「これはどういうことだ、何が起こったのだ」
城門に馬車の一団が見える
一団の先頭に騎士らしき人が見える
「貴様がやったのか、ガベリアの王城を、兵士たちを、貴様が!!」
騎士らしき人が俺に駆け寄ってくる
やれやれどうして説明すべきか
「貴様、事の重大さを分かっているのだろうな、この城はファルマス家の城だぞ」
「あなたこそ、カイウス様から離れなさい」
言葉に困る俺に助け舟を出したのはフィリアだった
「貴様何者だ、名乗らぬか」
「人に名を聞くときはまず自分から名乗るのがマナーでは?」
「貴様らのような賊に名乗るような名はない」
「そうですか、私はフィリアス=フィール、エルフの国の女王ですが、それでもそのような口を利くのですか?」
フィリアの名を聞いた騎士らしき男の顔色が青ざめていく
「そ、そんなはずはない、あのフェアリアの女王がこのような男ととも言居るはずが....」
あのエルフの国はフェアリアっていうのか...なんていう感想は置いておいて
騎士さん、今すぐその発言を取り消したほうがいい、割とまじめに、でないと...
俺の心配は的中し、フィリアの体からバチバチと音か聞こえる
もはや電撃が流れるというよりは帯電しているという方が正解かもしれない
「貴様、今何といった、我が主人であるカイウス様に向かってこのような男と言ったな。その発言フェアリアへの宣戦布告と判断し即刻報復に入らせてもらう」
どうやらぶち切れ過ぎて神様モードに突入しちゃったらしい
フィリアが腕を上にあげると巨大な魔法陣が展開され、魔法陣の中から見たことがある顔を筆頭に20人ほどの女性達が現れた
「フィリア、何のよ...。フィリアス様、お呼びでございますか」
ルシがフィリア神様バージョンだと瞬時に察し口調を変える
「この者らは我が国に宣戦布告を行った、故に現時点を持ちフェアリアは王都ガベリアと交戦に入る」
「かしこまりました、フィリアス様」
大量のエルフの登場に、不味いと判断した騎士はフィリアに向け頭を深々と下げた
「先の発言は撤回いたします、どうか、どうか戦だけは、どうか、その鉾をおさげください。フィリアス=フィール様」
「謝罪する相手は私ではないのではないか?貴様は私に対して侮辱的な発言をしたわけではなかろう」
その発言を聞き即座に騎士が俺に向け頭を下げる
「先の軽率な発言を撤回いたします、誠に申し訳ありませんでした」
騎士風の男は顔面蒼白、もはや死人かとも思えるほど顔色が悪くなっている
「フィリア、もういいよ、その辺にして」
「じゃが、カイウス殿、この男はカイウス殿を...」
「フィリア!!、いうことを聞かない娘とはもう二度とお話ししないぞ」
「じゃが、カイウス殿....」
「フィリア?」
「うー。分かった、分かったぞ。もうやめにする、だから許してほしいのじゃ....」
「聞き分けのある娘とはいくらでもお話してあげるよ」
「うむ、分かったぞカイウス殿」
神様フィリアはそう言うとフィリアの体から消えた
騎士風の男は糸が切れた操り人形のごとくその場に崩れた。
次回、騎士風の男の正体が明らかになります




