103号製武器の性能
少し時間に余裕があったため1話だけ投稿いたします
「貴殿ら、旅の者か」
ミスリルらしい剣を持った男が問いかける
「まぁ、そう言ったところだ、加勢させてもらおう」
「感謝するぞ。我らは王都ガベリア、第3騎士団だ。私は騎士団長フェルディア=ハーヴだ、フェルディアで構わない」
「俺はカイウスだ、見ての通り冒険者だ。フェルディアは負傷した仲間を集め護衛せよ」
「貴殿はどうするのだ」
「アーミーアントは俺達が受け持とう」
「無茶だ、1000以上居るんだぞ」
「心配しなくていいさ、俺の仲間は優秀だからな」
俺が騎士団長と会話をしていると
「ご主人様、アーミーアントはどうするの?。素材無視するなら木っ端みじんにするけど」
とリサの声が聞こえた。
「基本はコアだけ回収しよう、全力でつぶしていいよ。武器の個性をつかめるようにね」
「分かりました」
どうやらリサは素材を多く入手できるように手加減しながら戦っていたらしい
俺がコアだけを確保するよう伝えると目に見えて討伐スピードが上がる
奴隷たちばかり働かせ、主人が見ているだけでは俺の気が済まないので、俺も討伐に加わる。
103号製のマチェーテがアーミーアントの甲殻を易々と切り裂く
発泡スチロールをカッターナイフで切り裂くような抵抗があるが、決して大きいということはなく、問答無用で切り裂いていく。
「ご主人様、お休みください、この程度の敵私たちで十分です」
「俺もたまには戦闘しないとね」
「カイウス殿、怪我だけはしないでくれ、お願いだ」
「ありがとうアリシア、でも君たちも怪我はしないでね」
最初は1000匹以上居たアーミーアントも気づけば30匹程度しかいない
軍隊的には3個分隊と言ったところだろう
残った3個分隊はルナの光魔法によって一掃される
大規模な光の連続爆発だ。あんな魔法あったかな....
魔法を使った当の本人が驚いた顔をしている
「ご主人様、この杖すごいです。少し力しか流してないのにいつも以上に威力のある魔法が使えるんです」
どうやらさっきのはフォトンブラストのようだ
魔法伝達と魔力増幅を重点的に強化した魔法鉄鋼のコアを先端に埋め込んだのだが、それがかえって逆効果になったようだ。
「ルナ、使いこなせかい?」
「大丈夫です、使いこなして見せます」
ルナの頑張りに期待してダウングレードはしないことにしよう
「ご主人様、鞄かして」
「どうした?飯か、それともポーションか」
「違うよ、1000個以上もあるコアを回収しに往復したくないから、かばん入れるの」
「あぁ、良いよ」
リサに鞄を渡し、みんなに武器の感想を聞いていく
サーシャはもう少し重い方が好み、アリシアはもう少し刀身が分厚い方が好み、ルナはもう少し、魔力伝達速度が遅いほうがいい(だが努力するので大丈夫)とのことだった
今後の武器作成の役立つ貴重な意見なので覚えておくことにしよう
コア回収を終えたリサから鞄を受け取り、その場を離れる
「ちょっと待ってくれ、君たち何者なんだ。成体になったアーミーアントの甲殻はミスリルですら切り裂くのが難しい。それなのに君たちは、その成体のアーミーアントの甲殻を易々と切り裂いた。その武器は、その武器をいともたやすく扱う君たちは何者なんだ」
「俺たちは何の変哲もない、冒険者さ」
俺はそういうと馬車に向かい歩き出した
「ご主人様、あれでいいのですか」
「良いんだよ、下手にかかわれば俺達の身に危険が及ぶ。それに、この武器の素性はあまり知られたくはないからな...」
俺はそういうと馬車を走らせオルガへと向かった
次回投稿は7月24日夕方の予定です




