世界樹の迷宮
少しずつ頭の中でキャラクターがごちゃ混ぜになりつつある気がする
「異種間の婚約ってのはそう言うもんだ。納得するほかないよ」
「そう言うことであれば、私も迷宮へ連れて行っていただけませんか」
「フィリアを?ダメだ危険すぎる」
「私もハイエルフです、結界を張ることはできますし、魔法攻撃もできます。後方限定ですが、戦力にはなります」
「なら、明日にでも近くの迷宮に行こうか」
「でしたら、世界樹の迷宮があります」
「世界樹の迷宮?」
某ダンジョン探索ゲーか?
「エルフの国の地下にある、迷宮です」
「エルフの国にも迷宮はあるんだな」
「あるところにはあります、迷宮も生き物ですから」
「でもなんでモンスターが地上に来ないんだ」
「私の結界で迷宮を丸ごと封じているんです」
どうやら、フィリアの結界は俺の想像以上にヤバい規模みたいだ
一応、リサとアリシアを連れてきたが、たぶん、フィリアだけで何とかなるだろうな
世界樹の迷宮は道中ですら他の迷宮の低階層ボスがうろちょろしてる。
結界で圧縮された瘴気がより強力なモンスターを生んでいるみたいだ
フィリアは全属性の魔法を使えるが特に風と聖属性を好む傾向がある
また、俺の魔銃よろしく詠唱抜きでガンガン連発できるみたいだ
フィリアは結界で動きを制限したうえに容赦なく高火力を連発して叩きこむ攻撃型の魔法職
支援に特化したルナとは正反対だ
まぁ、フィリアも支援ができないわけではないんだろうが、そこ個人の癖なんだろう
「カイウス様、どうでしょうか」
どうもこうも、もはやフィリア一人でもほかの国の迷宮を攻略できそうな勢いだ
「火力も魔法の使い方も心配ないようだな、今度から少しづつ迷宮にも潜っていこうな」
「ありがとうございます、カイウス様」
フィリアの戦闘能力確認を終え世界樹の家に戻ると、サーシャが槍の鍛錬をしていた。
戦闘できなかったためかリサとアリシアが鍛錬に加わる。
こいつらはマグロのごとく毎日体を動かしてないと死んでしまうのかな...
この国ではある程度のことを済ませてしまったので、本来行く予定であったドワーフの国オルガへ向かう準備をする。
フィリアもついてくると聞かなかったが、この国にハイエルフは必要だし、あの国に居るハイエルフはフィリアただ一人。フィリアが今まで見たこともないような顔で俺をに睨んできたが、国のためににもフィリアは残る必要がある。
最終的にフィリアは泣きだしてしまう、部屋に閉じこもってしまった。
フィリアは芯が強くしっかりとした子だが、意外なところで弱さが出てくる。
その日の夜はフィリアを抱くように眠り夜を明かした。
次の日には少し元気になっていたが、目の下は、まだ少し腫れている。
あまり長くいるとフィリアが余計辛くなるので、可能な限り準備期間を短くした。
国を出る際にフィリアが虹色に輝く指輪と、小さな石板をくれた
「これは転移の指輪と、行先の配置版です。この板を帰還したい場所に置くと、指輪に念じた際その板が設置されており尚且つ安全な場所にスポーンする。
フィリアの部屋にも1枚あるらしく、手がすいたらでいいの出会いに来てほしいと言っていた。
「フィリア、大丈夫。俺は簡単には死なないから」
フィリアをそう説得した俺はオルガへの道を進んでいく
次回、久しぶりに野宿です




