フィリアの思い
今回もエルフの国です
暫く、エルフの国に居る予定です
「なるほど、俺はハイエルフ様に一目惚れされたっけわけだ」
「まぁ、簡単に言えばそうなります」
「ありがとう良く分かった」
「フィリア、聞こえてる?フィリア?」
「え、あ、ハイなんでしょう」
完全に気があっちに飛んで行ったフィリアを呼び戻す
「話は分かった、このに住まわせてもらうことにするよ」
「本当ですか!。嬉しいです、ありがとうございます」
フィリアに手を握られブンブンと上下に振られる
「んで、俺の家と土地はどこ?」
「はい?」
「だから、俺の家と土地だよ、さっき話に合ったろ。家が無いと住めないだろ」
「何をおっしゃられているのですか、家はこの世界樹、土地はこの国すべてでございます」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺の声が世界樹に響き渡る
大体この木が世界樹だってことは理解できる、エルフの国にあるでっかい木は世界樹と相場が決まってる。土地と言うから、国の小さな区画と家をくれるものだと思っていたが、どうやら国丸ごとのようだ。
「そんな横暴許されないだろ、国民などうするんだ、それに他のハイエルフの意見ははどうした」
「エルフにはすでに許可を得ております、国が存続できれば何でもよいとのことですし、残るハイエルフ5人は殿方と一緒に居るほうが大切、もはや国なんてどうでもいいとのことです」
それでいいのかハイエルフ
「そもそも、貴方様と私は結ばれる運命なのです、国のトップである私と婚約ということは必然的にこの国が貴方様の国になるということです」
「まずは自己紹介だな。俺はカイウス、まぁ、冒険者だ」
「私はルナと言います」
「リサだよ」
「サーシャです」
「アリシアだ」
皆が自己紹介していく
「改めまして、この国の統治をしています、ハイエルフのフィリアです」
「なぁ、フィリア、ここに錬金術の設備はあるか?」
「錬金術でしたら地下にあります。ただ、長らく使っていないので、掃除が必要かと」
「掃除なら俺がするから問題ない」
「ダメですカイウス様、カイウス様に掃除などと言う労働はさせられません。サフィ」
「はい。です」
「1日で錬金術の設備を使用可能になさい」
「かしこまりました。です」
サフィはそういうとダッシュで地下へと向かった
「では、カイウス様、こちらでおくつろぎください」
フィリアが俺の腕を取り、隣の部屋に行こうとする
「ちょっと待った」
「ちょっと待ってください」
「待たれよフィリア殿」
3人が一斉にフィリアを止めにかかる。
「皆さんいかがなさいました?。私はこれから未来の旦那様と食事のつもりなのですが」
「勝手は許さない、ご主人様はリサ達の」
「そうですよフィリアさん、いくらハイエルフであってもご主人様は渡しません」
ルナとリサが激しく抗議する。後ろでサーシャとアリシアもうなずいている
「別に私はあなた方からカイウス様を取ろうだなんて微塵も思っていませんよ」
「へぇ?」
一同あっけにとられたような声を出す
「私はただ、カイウス様のお側に居たいだけなのです、ハイエルフは奴隷になることができない種族、それゆえに妻という形でしたカイウス様とつながる手段がない。だからこそ婚約をと思っているのです。
カイウス様を大切に思う気持ちは、一緒に居る期間が短くとも同じであると考えています」
「でも、お嫁さんになるのは、ずるいと思う」
「そうです、それでも、お嫁さんになるだなんて....」
「なら、後からでも婚約を申し込めばいいのでは?必ずしも一人の夫に一人の嫁と定められているわけではありませんし、国王なんかはたくさんの妻を取るのが定例です」
皆の顔から考えている内容は分かる
どうせ(その考えはなかった)だろう
苦労の種がまた一つ増えたような気がした
次回投稿は7月22日夕方を予定しております




