ヴァン=サヴィーニャ
昨日は帰宅後すぐに布団にもぐり眠ってしまい投稿ができませんでいた。
本当に申し訳ありません
マリクの襲撃から2週間ほどが経った
ルビトーの迷宮は21層まで探索を完了したが今だに、迷宮の最深層へたどり着く気配はない
俺は、定期的にアリスタの屋敷へとび、ポーションの改良を行っている
最近、果物の風味のポーションができたのだが、異物が混入すると効果が薄まるらしく、特級魔力結晶を多めに入れることで品質を維持している。
果物の中でも、アピアの風味が人気で最近はアピア風味のみを量産している
アピアの実は、熟すと真っ赤な色になり、最初はメロンのように甘い、しかしながら後味ですっきりとした酸味が来る味だ。
酸味も甘みもどちらもしつこ過ぎず、とても良い。しかしながら、加熱すると酸味が強くなるため、料理の素材としてはあまり好まれていない。
最近になり、サーシャも模擬戦に参加するようになった。
みんな武器の扱いがうまくなり、俺も気を抜くとすぐに一本取られてしまう。
特にリサは、上達が早くドッジエスケープか剣術スキルに頼らないと攻撃に対処するのが遅れてしまうほどだ。
サーシャが増えたことで模擬戦は朝食前と夕食後に1回ずつ行うこととなった。
サーシャとの模擬戦を終え休憩しているとルナがやってくる
「ご主人様、お客様が来ています」
「俺に客人?。誰だ」
「ヴァン=サヴィーニャと言う方らしいです」
「サヴィーニャ。やれやれ最近よく聞く家名だな、今度はどこにケチをつけに来たんだ」
「いえ、今日はご主人様に面会を求めるだけだそうですが」
「まぁいい、通せ」
「了解いたしました」
俺は汗を流してから、応接間へ行く
まぁ、相手は貴族だが、俺が呼んだわけではないし、迷惑こうむったのは俺だから待たせるくらい良いだろう。
アリシアがどうしても、と言ってきかなかったのでアリシアも一緒だ。
しっかりとラーガで武装しているが、この屋敷で剣を抜くのはやめてほしいものだ
「お待たせして申し訳ない」
思ってもいないことだが、言うと言わないで印象は違う
「初めまして、カイウス殿、私はサヴィーニャ家現当主ヴァン=サヴィーニャと申します」
「初めましてヴァン殿、私はカイウス、冒険者です」
「本日は謝罪にお伺いさせていただきました」
「謝罪ですか」
「はい、先日の我が愚息マリク=サヴィーニャの行いについてでございます。申し訳ございませんでした」
ヴァンという男が深々と頭を下げる。
「それで、本人は来ないのか。こういう問題は本人が木て頭を下げる。それが常識というものだろう」
「ヴァン殿、私からも一つ言わせていただくが、先ほど貴殿はサヴィーニャ家現当主と名乗ったが、町で話を聞く限り数年前に家督を息子であるマリクへ譲ったらしいではないか、だからこそ、先ほど爵位を述べなかったのであろう。それに、サヴィーニャ家は父子ともに家名に物言わせる手癖の悪い家柄と聞いたが。あれしきのことで謝罪するような気族ではなかろう」
確かに、ヴァンは自己紹介の時爵位を言うことはなかった。
当主云々は各お家のことなので何とでも言えるが、爵位を偽造するのはたとえ口頭であったとしても重罪だ。爵位があるにもかかわらず爵位を言わないというのも、罪ではないが、マナーとしてよろしくない。
「どうやら鋭い奴隷をお持ちのようだ。その通り、あれしきのことで謝罪などするわけがない、私は貴族で貴様は平民なのだからな」
「目的はなんだ」
「目的?そんなの決まっているさ、貴様の連れている奴隷だよ。あれほどの上玉は、滅多と居ない。貴様を殺し我がものとするのだ」
ヴァンが腰に下げた剣を抜いた瞬間、黒い影がヴァンを外へと連れ去る
「ご主人様、勝手に入室する無礼お許しください」
「ご主人様ごめんなさい、でもこいつが剣を抜こうとしたから」
ルナとリサはどうやら、一部始終を扉越しに聞いていたらしい。
「邪魔をするな、私は欲しいものはどんなことをしてでも手に入れるのだ」
ヴァンが俺に向かって剣を振り下ろす。
ドッジエスケープで逃げようとした瞬間
ガキィンと、鉄がぶつかる音が聞こえる
「我が主に剣を向けようとするなど、許されることではないな」
「チィ、どいつもこいつも面倒な連中だな」
アリシアとヴァンが剣を境ににらみ合っている
「ヴァン=サヴィーニャ、貴様ここで何をしている」
サーシャとエルマー子爵が走ってやってきた
「カイウス殿、我が領地での貴族の行いを領主に変わって謝罪しよう、申し訳ない」
エルマー子爵が悪いわけではないが、部下の責任は上司が取るのがこの世界でも当たり前なのだろう
エルマー子爵が来たことで分が悪いと判断したのかヴァンが剣を納める
「後日、ルビトーの領主である、ラム侯爵がこちらに出向き、直接謝罪と対応を話されるだろう」
エルマー伯爵はそういうとヴァンを連れ帰っていった。
次回、ルビトーの領主が登場します




