異世界入り
今回やっと異世界入りしますが、異世界要素はに触れるのは次回になります
――て
――きて
――おきて
――起きてよ
耳元で聞いたことのある幼い声が聞こえる
「んぁ。おはようルカ」
枕もとで不機嫌そうな顔をしてる女の子はルカ。俺をここに連れてきた張本人であり神様だ
「昨日言い忘れてたことがあるんだ。僕とずっと遊んでくれたでしょ。そのお礼にこれをあげるよ」
ルカが小さな石を渡してくる
「これは?丸い石にしか見えないんだが」
「まぁ、今は石にしか見えないけど、転生した先でこの石が武器に変わるはずだよ。武器は、命を守るのにたぶん役に立つはず。君の意識したものが武器になる。形を作った武器は二度と形を変えることはなく、君の元を離れることもない」
「どうして俺にこんなものをくれるんだ。今までも何人か送ってきたんだろ。そいつらにもみんな武器を?」
「違うよ。確かに今までも何人か人を送ったけど武器は君にしか渡してないよ。僕との遊びにずっと付き合ってくれたお礼だよ。」
一瞬ルカの顔が曇った気がした
「そろそろ飛ばしてもいいかな?早く行きたいでしょ」
「あぁ、そうだな。早いこと頼み。あ、そうだルカ。いろいろとサンキュな感謝してる」
「......」
最後にルカがなんと言っていたのか聞き取れなかった。
一瞬で目も前が真っ白になり、意識が飛んだ。
目が覚めたとき俺は平原のど真ん中、手元には拳銃と予備弾倉1つとマグポーチらしき小さな鞄
それに銀貨が2枚落ちていた。
ルカが言ってた武器ってこれか。銀貨はこの世界の通貨だろう。
拳銃を手に取ってみる。この形はHK USPピストルだろう。弾薬は45口径だろう。9ミリ弾にしては大きすぎる。でも45口径にしても真っ黒の弾薬なんて存在するのだろうか...
中途半端な銃の知識が頭の中をめぐる
とりあえず、武器を装備し銀貨はポケットへ入れた。
そしてふと、ルカとの勝負で獲得したスキルに付いて思い出した。
「そういえばスキルなんてあったな。どうやって調べるのか分からんが、こういう場合はどうすればいいんだろうか」
とりあえず頭の中でスキルと念じてみる。
すると、何やら文字の羅列が頭に浮かぶ。
どうやら間違っていなかったようなのでスキルの詳細を開いていく。
各種属性魔法は文字通りの意味らしい。
剣術...剣の扱いが向上
銃術...銃の扱いが向上
体術...スタミナの消費が減少。スタミナの回復量区が向上
料理...料理の腕前が向上する
メニュー...各種メニューを開く。メニューの内容を変更する
詠唱...魔法の詠唱速度が上昇。
商人の心得...取引で自分が有利になる
マッピング...マップを開く。
鷹の目...マップを見ることができ、アイテムや武器防具、人物の情報を視認することができる
錬金の極意...錬金術が扱えるようになる
危険予測...身の危険が迫ると反応する
状況判断...いかなる状況でも落ち着いた行動が可能
鑑定眼...武器防具、アイテムの情報を視認する
盗賊...盗賊の道を志す者
拷問...対象から情報を素早く聞き出せる。
???...???
大体予想してた通りだが、鷹の目は鑑定眼の上位互換だな。???の説明が???ついになんのこっちゃ分からんくなってきたな
だが、スキルはメニュー以外全部、色が半透明で表示されている。
念じればメニュースキルが解放されたってことは、おそらくほかのスキルも何かしらのキーとなる行動を起こせば解放されるんだろう。
そんな予測を立てながら、悠馬は行動を開始した
スキルをたくさん獲得してますが、インフレを抑え俺TUEEEEにならないようにしたいと思っています。
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