魔銃 (ルクシオン)の力
今回で本日の投稿文は最後となります
投稿時刻を守れず申し訳ありませんでした
お祭りの後も、カイウスはアーシャとダンジョンへ行ったり、買い物へ行ったり、料理を作ったり、いろいろなことをして楽しんだ。
そんな日の夜のことだった。
「あの、少しお話よろしいですか」
アーシャが控えめに俺の部屋へやってくる
「ご主人様は、あの...いえ、何でもありません」
アーシャが何かを言おうとするが言いよどむ。
「何かは分からんが、今日は眠いんだ、明日はルナもリサもいないから、明日の夜おいで」
そういって、アーシャを部屋に戻し、俺も眠りについた。
「言えなかった...ご主人様に、逃げてって、危ないって言えなかった。私のせいでご主人様が....」
部屋に戻ったアーシャは布団の中で泣いていた。
次の日
「ルナ、リサ、今日は一日研究で忙しいから、これで遊んでおいで、宿は適当に取っちゃっていいからね、明日の夜まで帰ってこないように。いいね」
そういって二人を屋敷から逃がすと、俺は自分の部屋に向かった
その日の夜、ベッドに横になる。
キィーという扉の開く音が聞こえる。
誰かが足音を消して近寄ってくる
俺の近くへ来る
チャキッと刃物がシースから抜かれる音が聞こえる。
「ごめんなさいご主人様」
その声とともに、俺の胸元にナイフが振り落とさ...れない
「できないよ、私にはできないよぉ。ご主人様を殺すなんてできないよぉ」
アーシャはその場に泣き崩れた
アーシャが泣き止み落ち着くまで背中を撫でてやる
「なんで俺を殺そうとしたのかは聞かない、なぜ殺さなかったんだ。俺を殺せば、お前は自由になれるんだろ?」
聞かなかった理由はすでに知っているからだ。
「最初はご主人様の武器を奪うために接近しました。最初に私に絡んできた男たちも仲間でした。最初の目的は武器を奪うことだったんです、でも、私が失敗したから、殺して奪わなきゃいけなくなって、でも、私ご主人様を殺したくなくて、本当は目的のためだったけど、いつの間にか本当に家族になった気がして、本当の目的も忘れて、ぞれでっ」
「知ってるよ、全部。アーシャの本当の名前がサーシャだってことも、主に定期的に連絡を取ってたことも、俺の武器を狙って屋敷に来たことも、最悪の場合俺を殺さなきゃいけないってことも全部ね。だからこそ、アーシャに必ず使う時が来るって言ってナイフを渡したんだ」
「じゃあ、ご主人様、全部知ってたの?知っててなんで追い出さなかったの?」
「さぁね。なんとなく俺は気分屋だからね」
「まだ私はあなたのそばにいていいの?。こんな私でも?」
「アーシャが居たいならそれでも構わないよ」
「それは困るなぁ....」
突然聞こえた声にアーシャはその場でうずくまる。
「バ、ロン様」
どうやらアーシャの所有者はこいつらしい
「サーシャ、あとでお前は、アビス送りだ。だがその前にまず、カイウスお前を殺す。お前を殺してルクシオンを手に入れるんだ」
バロンが俺に向かって走ってくるように見えた
だが、バロンは次の瞬間俺の背後に回っていた。
「その程度か、カイウス」
バロンが俺の銃に手を伸ばし、俺から銃をぶんどった
その瞬間、バロンがとても人のものとは思えぬ声をあげ倒れた
「君の意識したものが武器になる。形を作った武器は二度と形を変えることはなく、君の元を離れることもない」この世界に来る直前ルカが言っていた内容が頭をよぎる。
「決して俺の元を離れることがない...か」
気づくとバロンに奪われたはずの銃は俺の手元へと移動していた。
バロンはすでに息絶えていた。
バロンを倒したがバロンの所有するスキルを奪えてはいなかった、しかし、ログにはバロンの奴隷サーシャを所有しました
とログが表示されている。
「アーシャ、いや、サーシャ、バロンは、お前の本当の主は死んだ、これからどうするかは自分で考え自分で行動しろ、二度と躊躇うことがないようにな」
気づけばもう空が白み始めていた。
「---たいです。居たいです。サーシャもご主人様と一緒にいたいですもう一人は嫌です」
無事サーシャを解放することができたが、今度は俺の負担が増えてしまった。
まぁ、女の子一人増えたところで問題ないだろう。
そう心に言いきかせながら屋敷へと戻った
次回はみんなとともに迷宮探索です




